2007-07-30

ついてないスワローズ

ドラゴンズ2−1スワローズ

2失点ながら好投していた館山昌平がちょっぴりかわいそうなゲームだった。
1回表に1アウト1、3塁からウッズのセカンドゴロの間に1失点。
その裏にラミレスのタイムリー2塁打で同点に追いつく。
2回表にプロ初スタメンの堂上剛にバックスクリーンへ1号ソロホームランを打たれ、1点勝ち越される。
3回表は3者凡退に。
4回表は簡単に2アウトにしたあと井上に4ボールを与え、暴投で2塁に進まれるが前の打席で一発を浴びた堂上をフルカウントからフォークボールで三振に取り追加点を許さない。
ここまで館山は73球を投げ、被安打2(内本塁打1)奪三振5、与四球2、2失点。
この辺りで雨脚が強くなりいつ試合が中断してもおかしくない状態になってくる。
4回裏、スワローズは2アウト満塁。
打順は館山で、代打に真中を送る。
追加点のチャンスに古田監督は「館山は悪くなかった。(いつコールドゲームになるかと言う感じだったので館山のところにピンチヒッターを送って)勝負をかけた」
残念ながら得点を得られず、5回表からピッチャーは花田。1回2/3を被安打1、奪三振2、与四球1、無失点。
6回表、2アウトから3番手石川が1/3を無安打無失点。
で、6回表を終わったところで降雨コールドゲームとなった。
館山は自身最多の7敗目。

館山は好投していたのに2死満塁でのチャンス代打を送られ交代。
古田監督はコールドゲームとなることを踏んで早めに勝負をかけた。
これは納得できることだし、仕方ないことだったと思う。
しかし、その甲斐なく無失点に終わってしまう。
館山の後を投げた花田、石川は共に無失点に抑えた。
それだけに、せめて6回裏の攻撃ができていたら違い結果があったかもしれないなあ、などと期待してしまうのだ。
でも、6回表が終わった時点で降雨コールドとなった。
小さなツキの無さが積み重なって負けてしまった感じでなんとも残念でした。

スワローズは17日の中日戦2戦目から2連敗、再開の広島戦に3連敗。
7月前半に積み上げた勝ち星をほとんど吐き出す勢いで後半は負け試合が続いた。
オールスターゲーム明けの後半戦が始まって6戦して1勝しかしていない。
明日からは気を入れ替えて、とりあえずは勝率5割を目指してほしい。

ちょいと気になるのはピッチャーの石川雅規が28日に1軍復帰したこと。
その日の6番手で最終回に登板し、1回を被安打1奪三振2、与四球2。無失点。
ただ29球も投げてかなり苦戦しながらの復帰戦だった。
それでも無失点で切り抜けた。
昨日も3番手で1/3回を投げ、打者一人だけであったが無失点で切り抜けた。
デビュー以来5年連続で2桁勝利を続けてきた彼が今年はスランプに苦しみまだ1勝しかしていない。
6月20日以来2軍で調整し5試合に登板して2勝1敗、防御率2.38の成績を残しての1軍復帰だ。
復帰して2試合を見る限りでは、復調の兆しがあるのかどうかはまだ量ることができない。
今週のタイガース3連戦、巨人3連戦で投げたときに見極めができるのだと思う。
スワローズは勝率をなかなか4割後半に上げられない。
石川が復活することは勝率4割5分の壁を突破する一因と成り得ることだと思う。
だから今週は密かに彼の投球に注目してみたいと思う。

2007-07-28

遅ればせながら、名古屋場所は...。

約一週間留守にしていて久し振りに書き込みをするのだが、浦島太郎のような気分である。
大相撲は終わってしまった。
プロ野球のオールスターゲームは終わり、ペナントレースは後半戦に突入している。
参議院議員選挙は今度の日曜だが、僕は先週の内にもう既に先週不在者投票を済ませてしまった。
つまりこれは大抵の人よりも先に投票してある。エヘンエヘン。
しかし、このブログとしては...
大詰めを迎えるところで大相撲のコメントが尻切れトンボになってしまった。
プロ野球も前半戦が終わる寸前で途切れてしまった。
...なんだか世間において行かれてしまったような気分だ。

詰まるところ、どんな風に久しぶりのブログを書こうかちょっと戸惑っている。

名古屋場所。
朝青龍が優勝。
琴光喜は千秋楽に稀勢の里に敗れ、また白鵬が朝青龍に敗れたことにより優勝を逃した。
しかしながら念願の大関を手中にした。
白鵬は序盤から連覇を達成する勢いで白星を重ねてきたが10日目から上位と当たるようになると息が切れてきて11勝4敗。

白鵬は25連勝して、10日目に琴光喜に土を付けられた。
相撲中継で解説をしていた北の富士は『今場所の白鵬は今場所は彼本来の相撲をしないね』と解説の度に繰り返し述べていた。
確かに白鵬の相撲の取り口を見ているとガッツリ組んで攻めることが見受けられず、
『本来の取り口である左上手を取った盤石な相撲が見られない』
なるほど、そういわれて見ているとそうだなあ、と思っていたら琴光喜に負けた。
11日目の安馬戦は安馬の腰砕けで簡単に勝ち。
12日目の魁皇戦は、ビデオで見る限り白鵬は負けていた。
ところが物言いで取り直しとなり、この取り組みで魁皇は足に怪我をしてしまい取り直しは試合にならず白鵬が勝った。
13日目以降は琴欧州、千代大海、朝青龍にバタバタバタと黒星を喫する。
11日目以降の関脇以上との取り組みで、『左上手を取れない』事によるボロが出てしまったような感じなのだろう。
勝ち進んでいる間は自信に満ちた表情で落ち着いた相撲を取っているように見えていたが、やはり横綱になってからのプレッシャーや精神的な疲労などが相撲をちょっとずつ狂わしていたのかもしれない。
序盤から『本来の取り口が見られない』と白鵬に苦言を呈していた北の富士は流石としか言いようがない。


一方、朝青龍は初日に安美錦に不覚をとってから従来の強引さを伴った切れ味のいい取り口が影を潜め、じっくり組んで自分の体勢を作ってから勝負を決めると言う慎重且つ丁寧にという相撲を続けた。
先場所の連敗をどこかで引きずっていたのかもしれない。
初日に小結の安美錦に負けたことで、そんな自分に気付いて従来の勝ちの形にこだわらず勝つことにこだわる相撲に切り替えた朝青龍の勝ち得の執念が為した業なのだろう。
白鵬が終盤になって落ちて行き、全勝で対戦した琴光喜に土を付けたことでようやく自分お相撲を取り戻してきたのだろう、14日目の豊真将、千秋楽の白鵬との対戦ではやっと朝青龍らしい瞬発力のある勝ち方が蘇ってきた感があった。
丁寧に相撲を取ることで集中力を取り戻しつつ終盤に向けて本来の相撲を取り戻して行ったことで、最後は優勝を摑んだ。


琴光喜は大関取りがかかっている事もあり、序盤から千秋楽まで終始一貫慎重に丁寧に相撲を取り続けた。
正面から正々堂々とぶつかって安定した形で勝ちを重ねて行った。
11日目に朝青龍には敗れてしまったが、翌12日目には大関の千代大海をやぶる。
これで上位陣との対戦が終わり、13日目以降は豊真将、栃乃洋、千秋楽は稀勢の里と下位の取り組みが続いた。
千秋楽の稀勢の里戦で不覚をとって土を付けられ、朝青龍が白鵬に勝ってしまったのであと一歩のところで優勝は逃してしまう。


新横綱となっても先場所と同じように落ち着いて取っているように見えたが実は自分の相撲を見失っていた白鵬。
最後まで自分の相撲を取り戻せなかった。
先場所からの連敗をどこかに引きずって調子の上がらない朝青龍と、大関を逃したくない琴光喜。
この二人は、終始丁寧に慎重に相撲を取って勝ち星を重ねて行った。

最後に笑ったのは、丁寧な慎重な相撲スタイルを貫き通した二人だった。
琴光喜は千秋楽に土がついたし優勝も逃したので笑顔はなかったが、念願の大関に昇進できて25日には満面の笑みだった。

朝青龍が腰の疲労骨折で夏巡業の休場届を出しながら母国モンゴルでサッカーに興じるなんて言う報道があった。
今後どういうことになって行くのかちょっと心配だ。

まあそんなことはさておき、来場所は是非『全勝同士の横綱が千秋楽にぶつかり合う』なんて相撲が見たいですねぇ!

2007-07-18

石井一久はなかなか勝てないね。

昨日はドラゴンズのピッチャー、朝倉と岩瀬の好投にやられた。
スワローズ先発の石井一久も4回までに9奪三振を奪う好投。
しかし抑える回は気持ちよくピシャリといくのだが、ヒットや4ボールを連続して与えてしまうちょっと気の抜ける回がたまにある。
ヒョイッとキャッチャーの構えとは違うところに投げてしまいリズムを崩してしまう。
ピッチャーが相手ピッチャーに投げ負けるときは、得てしてこういう投球をしてしまう確率論になることが多いと思う。
昨日の石井一久はまさにそれでドラゴンズの朝倉に投げ負けたのだ。
4回までに9個も三振を奪いながら。

スワローズ2−3ドラゴンズ

これで対ドラゴンズ3連戦は1勝1敗。
2勝1敗ペースでと考えればとりあえずいいペース。
今日はどうなるのだろうか。
ドラゴンズ戦はどうも予想がしづらい。

2007-07-17

岩瀬を崩せたことが収穫。

スワローズ7−5ドラゴンズ

16日にピッチャーの松岡健一と入れ替わって1軍登録されたピッチャーの川島亮。
1軍登録したその日のドラゴンズ戦の先発にそのまま起用された。
川島は結構怪我に泣かされているピッチャーで、今年もオープン戦で右肩を痛めて2軍でずっと調整していた。
2軍ではイースタン8試合に登板し2勝1敗。防御率2.78。

ベイスターズ戦の3試合の内2試合が台風のおかげで流れ、勝てそうで勝てなかった2連敗の流れを断ち切れるか、という重要な試合。
好調なベイスターズとの対戦が2つ流れたのはある意味ラッキーだったと思う。
しかしながら、このドラゴンズ3連戦も試合巧者との対戦だけに油断ならない。
3連戦の初戦を勝つことは、7連勝の流れはまだ切れていないのだという自信回復に大いにつながると思う。

スワローズの攻めの効率の悪さが目立った試合だった。
あと一つヒットなり外野フライが出ればもっと楽な試合運びができたし、川島に勝ちも着いたはずだ。
スワローズは今ひとつ調子の上がらないドラゴンズの先発ピッチャー山井を攻めあぐねていた。
1回表は0アウト満塁にしながら1点。2回表も1アウト満塁にしながら0点、3回は2アウト1、2塁にしながら1点という具合。
4回表はピッチャーが山井から久本に替わるが、2アウト満塁にしながら0点。
5回表は3者連続三振であっけなく終わる。
6回表は2アウトで田中浩康が2アウトからレフトにシングルヒットするのみ。0点
7回は1アウトでランナーを3塁まで進めるも0点。
8回は3者凡退。
8回までにヒット9本、4ボール4個。満塁が3回もありながらこれで2点しか取っていない。
8回までは走者が2塁、3塁まで行きながら点が取れない。
9回に7本のヒットでやっと効率よく5点を取る。


2−3で最終回にドラゴンズがクローザーの岩瀬を出してきた時にはもうこれで終わりかと思った。
岩瀬は安定しているしコントロールも良くてなかなか点を取れるピッチャーじゃないから。
でもこの岩瀬を打って一気に5点を入れて勝ったことは、大きな自信に成ったんじゃないか。
最後の詰めの甘い攻めが課題ではあったが、今日の試合は岩瀬を攻略できたこと尽きると思う。

首位ジャイアンツから3位ベイスターズまでが2.5ゲーム差。
上位3チームが僅差で面白い展開になってきた。
3位と4位は5ゲーム差あってちょっと離されている。
もう一踏ん張りしてくれないと。
最下位でぐずぐずしていたツケは大きい。

結局打線にあと一発がなかったせいで(と言ってもいいと思う)川島には勝ちはつかなかった。
9回裏に登板した木田が2失点し、2アウト1塁となったところで登板した高井雄平がラストバッターを三球三振に打ち取り初セーブ。
8回裏を無失点に抑えた吉川が勝利投手になった。2勝目。

2007-07-14

107球Vs137球、その結末。

スワローズ0−1ベイスターズ

先発はベイスターズが三浦大輔、スワローズが館山昌平。
両投手が最後まで投げ抜く、息詰まる投手戦だった。

三浦は8回に城石の2塁打などで2アウト満塁のピンチを切り抜ける。
館山は2回から4回までファーボールやヒットでランナーを背負うが、変化球を多投して巧みにこれを切り抜ける。

で、延長戦に突入。

10回裏、館山は先頭打者の古木に4ボールを与えてしまう。
2番手鶴岡は3番と失敗で1アウト。
3番手の代打、鈴木尚典を1塁ゴロにしとめ2アウト。
で、つぎの打者、それまで4打数0安打に抑えていた仁志にカウント2−2から三遊間にタイムリーヒットを打たれてサヨナラ。

三浦は10回を投げ、2安打、8奪三振、四球3、無失点。139球。
館山は9回2/3を投げ、6安打、5奪三振、四球1、1失点。107球。

三浦は137球を投げきり完封勝利。彼は7/7に107球完封勝利、6/23にも129球完投勝利とこのところ絶好調だった。
たいしたものだ。
対する館山は10回弱を107球投げる。最後の最後でサヨナラヒットを打たれてしまった。
彼は前の試合に好投してから何か摑めたのだろう、それが今日の力投につながった。
最後はいけなかったけれど堂々たるピッチングだった。

すばらしい投手戦だった。
記録を見ると三浦は防御率2.71でセリーグ4位。
館山の防御率はそれに続く2.75でセリーグ5位だ。
お互い点の取りにくいピッチャーを当てての試合で、成る可くしてなった投手戦だった。
数字で見ても館山はハマのエース三浦に引けを取っていない。
それだけにスワローズのサヨナラ負けは残念だし、館山がかわいそうだった。

一昨日のグライシンガー、昨日の館山と、ピッチャーが絶好調の状態であと1点に泣いている。
スワローズはピッチャーが踏ん張り、打線がそれにあと一つ答えられず連敗している。
勝てる試合を2つ連続で落とした。
「結論から言うとヒットが出なかった。野手陣は(ピッチャーに)大きな借りができた」と、古田監督。
宮本が戦線離脱してしまったのが痛いけれど、ここで上昇気運を切らしてはならない。
とはいえ、館山はグライシンガーに並ぶ頼もしい存在になりつつある。

次回に期待するし、期待できる。
館山は6敗目を喫した。

試合後、腕を組み正座の姿勢でグランドに座り込んで唇を噛み締めていた館山の姿が印象的だった。

2007-07-13

連勝ストップ、連敗ストップ。

スワローズの8連勝がかかる日、先発のグライシンガーは8回を117球投げた。

4回にカープの東出に2塁打を浴び、栗原にもセンター前へ二塁打。これで1点。
一人置いてアレックスにレフト前にヒットを打たれさらに1失点。
2点取られた4回をのぞくと、粘りのピッチングで好投した。
スワローズも8回にカープの3番手の広池投手から青木宣親が、4番手の林投手から田中浩康が二者連続ソロホームランを放ち2対2の同点。
ところが9回表にスワローズ2番手の高井がカープの代打広瀬にレフトスタンドにソロホームランを打たれ、3対2。
スワローズは最終回を3者凡退に打ち取られて連勝ストップ。
カープは連敗ストップ。

負けてしまったけれど、グライシンガーの調子が悪いわけではなかった。
8回を被安打4、奪三振3、無四球の2失点。117球。
好投したのに勝ちにつなげられず残念だが、仕方ない。
負けがついたわけではないし、ね。
今までのチーム状態から、そもそもいきなり7連勝もしたのだから上出来だ。
それにタの試合を見てみると、

タイガース4−3ジャイアンツ
ドラゴンズ3−6ベイスターズ

首位のジャイアンツは、なんと6連敗!
これは僕のもくろみ通りで、タイガースよ、よくやった!と言いたい。
そして、2位のドラゴンズをベイスターズが負かした。
スワローズは負けたけど、タイガースとベイスターズが上位2チームを負かしてくれたから気分はそんなに悪くない。

さて、前半が終わるまであと6試合。
スワローズは週末に向けてベイスターズ3連戦、一日置いてドラゴンズ3連戦だ。
今月スワローズは8勝2敗と予想外の絶好調!
ということで、なんとか2勝1敗ペースのノルマで何とか乗り切ってもらいたい。

今のところスワローズは...
対ベイスターズは3勝3敗。
対ドラゴンズは4勝7敗。
ドラゴンズには3つ負け越しているけれど、今月初めの2連戦では連勝しているので苦手意識はそれほどないのではないか。
でもベイスターズの大矢監督、ドラゴンズの落合監督とクセ者監督相手となるので厳しい戦いが続きそう。
でも見ている方は、これが楽しみでもある。
オールスター直前には、セリーグに大きな順位変動がありそうな予感!もちろんスワローズも含めて。

スワローズは宮本が左太もも裏を痛めて登録抹消されたということでちょっと心配だ。

ますますスリリングで目の離せない1週間になりそうで、ワクワクする!

琴奬菊がいい感じ。

琴奬菊が好調だ。
立ち合いがスムーズでサッと相手の懐に入って行く。
無駄がなくすごく安定していて、今場所はとてもいいように思う。
この日は今場所1勝3敗の高見盛だったが、サッと懐に入ってそのまま寄り切って勝ってしまった。
高見盛は何もできないまま土俵を割ってしまった。
小柄でがっしりした感じの琴奬菊だが、今場所はさらに身体が大きく見える。
今日勝って、3勝2敗。
今場所は2つ負けているが、相撲にならなかったのは初日の魁皇戦だけだ。
高見盛は、悪くはないと思うのだが今場所は勝てない。
しかも今日は横綱白鵬と対戦だ。
「験直しに飲みに出かけたら暴れそうな気がするから、部屋で本でも読んで気分転換する」んだそうだ。

琴光喜も好調だ。
相撲巧者の時天空と対戦
立ち合いでどーんとぶつかり合い、サッと解き天空の背中に回り、これで万全の体勢となり送り出し。
落ち着いているし、冷静だ。
初日から連日、丁寧に相撲を取っている。
必ず万全の体勢を作ってから、勝負を決めるというパターンを守っている。
5戦全勝。

朝赤龍ー白鵬戦はこの日の目玉だった。
2勝2敗で、横綱に初挑戦。
朝青龍とは同部屋のため対戦が今までなかったので、「横綱戦」自体に初挑戦なのだ。
中継ではアナウンサーと解説の舞の海が「モンゴルの先輩としての意地もある」
「新横綱に最初に土を付けるのはオレだ、という気持ちで戦うと思う」
両者激しくばーんとぶつかって、そのままバンバンと突っ張って朝赤龍に相撲を取らせないまま押し出してしまった。
白鵬は5戦全勝。先場所から21連勝!
ちなみに朝青龍は35連勝というのがある。

朝青龍は今日もやはり慎重、丁寧な立ち合い。
無理をしないで自分の体勢を作り、最後は豪風のアタマを押さえつけてぐいっと右手で下に押さえつけながら左手で豪風の腰を押して転がした。
朝青龍は4勝1敗。

今日も、琴光喜、朝青龍は慎重で丁寧に自分の相撲を取っていた。
でも、やっぱり朝青龍には今までの豪快な相撲を取ってほしいな、何度も言うけれども。
元気がないみたいで寂しい感じがするから。

野茂の記事。

今朝の産經新聞のスポーツ欄に野茂英雄の記事がやや大きく出ている。

「復活へ、野茂、黙々とリハビリ」

最近どこのメディアものもの記事を出さないので、ちょっと不満に感じていたところがある。
どこで何をしているのか、リハビリは順調なのか。どこまで投げられるようになったのか。
ほとんど記事もないし、本人のブログも書き込みが去年の12月以降更新されていない。
今年5月に書き込みはあるにはあったが、CMの告知のみだった。
野茂ファンは、情報にすごく飢えている。

記事が出たということは、復帰が現実になったのか!と期待してしまった。

記事を読むと、現在はロサンジェルスでリハビリ中で、いずれメジャーに復帰するだろうという内容。
なんだ、それくらいのことはネット情報などでとっくに知っているよ、という内容。
大きめの野茂の写真が掲載されているが、これも現在の野茂の写真でなく昨年1月に川崎のジャイアンツ球場で自主トレ中のものだ。

気の抜けた記事でがっかりだ。
あのような記事は僕だって書ける。ネットで情報を集めてももう少し突っ込んでかけると思う。
せめて写真ぐらいは、現在野茂の写真を載せてほしかった。
ホットニュースでもないし、掲載写真も1年半前の古いものだなんて、ニュースと言えるのだろうか。
なんか、朝から気が抜けちゃったよ、産經新聞!

2007-07-12

最近読み返している本は。

最近本を探すのに苦労する。
面白そうな本に巡り会わない。
だからこのところ、自宅の本棚を見渡してかつて読んだ本を読み返すようなことも多い。

1年、2年に1回ぐらいのペースで読み返し続けている本がある。
心にパワーが無くなって元気がないような時に読み返すのだ。
冒険小説。
ウィルバー・スミスが妙に気に入っている。
「虎の眼」
「無法の裁き」
「熱砂の三人」
「飢えた海」
かつて文春文庫から出版されたこの4冊は特に気に入っている。
もうやや黄ばみかけているし、鞄に放り込んで何日も持ち歩いたりでどの本もかなりくたびれてきているが何度読んでも面白い。
今はどこの本やにも置いていないみたいなので、この4冊は大事にしている。
いい冒険小説は、立ち止まった自分の背中をそっと押してくれる気がする。

今読み返しているのは村上春樹の「世界の終わり、ハードボイルドワンダーランド」
去年の年末に、「海辺のカフカ」を読み返し、春に「ねじ巻き鳥クロニクル」を本棚から引っ張りだして読み返した。
その流れで何となく、今は「世界の終わり〜」を読んでいる。
初めて読んだときは文庫本だったのだが、去年ハードカバーの新装版が出ていたのを本屋で見つけて買ってあった。
村上春樹は、読んでいるとその文体が僕の中で心の鎮静剤みたいになっていくような感じがするのだ。
ポップアートを見ているような感覚。そして親近感の中に知的な透明な冷たさがあってそれが何とも心地よい。
そんな感じかな。うまく表現できないけれど。
結構グロテスクなところもあるけどね。
そう、村上春樹はポップで知的で結構グロだ。
でも彼の本を読むのは何か心騒いでいるような時、心を落ち着けるために読むことが多いかな。

本の間から古いレシートやチケットなどが出てくると、ああこの頃読んでいたんだっけ、なんてちょっと思い出に浸ったりしてね。
本を読み返すのは、結構感慨深かったり、切なかったりもする。

乱打戦。そして燕7連勝、鯉7連敗。

昨日、10時過ぎに帰宅してプロ野球のネット速報をみた。
NUMBER SPORTS WEBの試合速報。
アニメーション画面で試合をライブで観戦できる。
ダイジェスト画面で試合の流れを確認したり、打撃情報や投手情報などいろいろ確認できて重宝している。

タイガースがジャイアンツに勝っていた。
タイガース、やるねえ!と感心する。
ジャイアンツ5連敗か、ムフフ。
タイガースが勝ったということは、スワローズも勝ってないと4位の座がちょっと遠のくナ...

さてさて、肝心なスワローズはどうかな...?
えっ、まだ終わってないじゃん!
10回表で10対10の同点。
なんと言う乱れた試合なんだ。
う〜ん、
スワローズのピッチャーは木田か...。

と、ここで試合展開を確認する。
先発は...松岡。しょっぱなから打たれて3点取られてしまったんだな。
でもその裏で4点返している。
でも、3回4回で1点ずつ入れられて、3回2/3でピッチャー交代になっている。
松岡は失点5がそのまま自責点になっている。
この時点で5対4で逆転されてしまっている。
スワローズの先発の中では経験も少ない若いピッチャーだから、こういう事態も想定内でないことはない。
んだけれど、やられちゃったわけね...。

5回に2点、6回に1点とスワローズが得点して5対7。なんとか逆転して試合をうまくリード。
ところがスワローズは7回に3番手ピッチャーの遠藤が3失点、8回に4番手シコースキーが2失点でまたまた逆転されている。
これで10対7。カープに終盤5点取られて絶体絶命。
ところが9回裏に、ラミレスがカープ上野から2ランホームラン。
これで10対9。
カープはピッチャー上野を諦め、横山にスイッチ。
そしてラミレスの次の打順のガイエルがソロホームランを放ち、これで10対10の同点。
なるほどなるほど、試合の流れはこういうことになっているわけね...

と、こんな具合にネットの試合速報アニメーション画面のダイジェストを見入ってしまったのだった。
そして...
10回、11回とスワローズのピッチャー木田。ランナーを2塁、あるいは3塁まで進めさせながらも無難にカープ打線をシャットアウト。
抑えていると入っても常にランナーを背負いながらの木田にはちょっとハラハラ。
このところ連投しているし疲れもたまってきているんじゃないかと思うと、ちょっと不安な気持ちになる。
カープに1点入ってもスワローズは後攻だからサヨナラにはならないけれど、しんどくなる。
リアル映像でなくテレビゲームのようにアニメーションで試合を追って行く画面を見ているので、試合の微妙な流れ、雰囲気が全く分からない。
例えば、木田が3塁にランナーを背負って投げている時にどんな表情をしているのか、動揺しているのか自信を失わずに投げているのか、そういうことが分からない。
だから不安な気持ちがよりあおられる。
と、ここでセパ交流戦以来打撃好調の田中浩康が2塁打を打った!
バッターはラミレス。
チャンスじゃ〜ん!
と(春風亭昇太風に)思っていたら、ラミレス、ホームラン!

...勝っちゃった。

信じられない。

7連勝。

...。


虎のシッポはまだ目の前から離れない。


カープは7連敗なんだそうだ。
ちょっと気の毒。

2007-07-11

追う燕、逃げる虎、落ちる巨人。

カープ1−5スワローズ
タイガース2−1ジャイアンツ

スワローズは投手陣が立ち直ってきて、安定感が出てきた。
先発の藤井も前回に引き続き1点に抑え、続く吉川ー高井ー遠藤ー木田と中継ぎ、抑えの面々はこのところかつてのように崩れず、点を取られなくなった。
スワローズはラミレスの3ランでの3点を守りきりこれで6連勝。

タイガースはここのところ調子の悪いジャイアンツと対戦。
タイガースは4位ではあるが、ここ数試合は5位のスワローズがピタリと下についているので負けられない。
そしてAクラスを目指して頑張っているわけだが、負ければ好調のスワローズに4位の座を奪われてしまう。
連敗中とは言え首位をキープし続けるジャイアンツとは、気持ちの入れ方が違う。
連日JFKがフル回転で登板しているところにその必死さが伺える。
スワローズから見るとそういうふうにも見えるのだ。
だから、なかなかタイガースに追いつけない。
でも、そんのおかげで(ということもないのかな?)中日にも2勝1敗で勝ち越したし、ジャイアンツ3連戦の初戦も勝った。
そしてジャイアンツはスワローズに3連敗を喫し、タイガースにも初戦で敗れこれで4連敗だ。
スワローズとタイガースでジャイアンツを6連敗させるなんて、できると面白い。
スワローズはノルマを果たしているから、タイガースの今日明日の頑張りにかかっている。
7月に入って上位2チームをコテンパンにしている4位タイガースと5位スワローズ。
お互いが次に対戦するまで、上位チームに勝ちまくってジャイアンツとドラゴンズの独走態勢を崩して行きたいものだね。
(タイガースファンの方々には不遜なことを言っちゃったかな)

追う燕、逃げる虎、落ちる巨人。
上位落としにはいい形だ。(スワローズ目線だとね)

名古屋場所3日目。

三日目。
高見盛は豊真将とあたり、押し出しで負けた。
彼はこれで1勝2敗だが、動きは決して悪くない。
コンスタントに勝ったり負けたりで結果勝ち越しをしそうな感じだ。
これは豊真将にも言えると思う。
今の所この二人は特に良くもないが悪くもない。
今の力のレベルを充分出せるコンディションにあるようだ。ただ、それ以上の活躍は望めそうにないかな。

琴奬菊が豊ノ島を破って2勝目。
昨日対戦して負かした安馬への取り口と同じように見えた。
豊ノ島の両腕をガッチリ抱え込み動けないようにし、そのまま押し出した。
初日の魁皇にはあっさり負けてしまったが、その後の安馬、豊ノ島に対する相撲を見る限りすこぶる動きが良い。

琴光喜と朝青龍は今日も丁寧に慎重に相撲を取って勝ち星を増やした。

琴光喜は今場所もしぶとく動きのいい朝赤龍と対戦。
この朝赤龍を左四つで前に出て、これでは勝負できないと判断するとヒョイッと身体をひねってあっさり朝青龍を土俵に転がしてしまった。内無双という決まり手で勝った。
一つ一つ即座に冷静に判断をして動いている。すごく丁寧で慎重だ。だから安定感がある。

朝青龍は先場所好調だった出島と対戦。
強引に勝ちに持って行く豪快さが影を潜め、丁寧に組んで、体勢を整えて押し出しの勝ち。
相手の動きをきちんと封じた上で、念には念を入れて万全の形にして、土俵の外に、という形だ。
かつての千代の富士のようにガッと組んでスッとまわしを摑みサッと転がしてしまう豪快で勢いのある取り口が今場所は見られない。
なんだか朝青龍らしさがなくてちょっと寂しい感じだ。
早く元気を取り戻して暴れ回ってほしいものだ。
腕の具合が悪い、ということだが、違うところで歯車が合わず慎重になっている風に見える。

白鵬は、いつもと変わらないスマートな相撲を続けている。

2007-07-10

松坂3発⤵、松井1発⤴!

松坂大輔はデトロイトでのタイガース戦に先発。
5回を投げ10安打6失点。ホームランを3本打たれた。
何となく球威がなく、打者に取っては飛ばしやすいような投げ方になっていたような気がする。
体調管理などコンディション作りは大変だろうけれど、松坂はいうならば横綱野球をしなければならないのだ。
今日みたいなゲームはしてはならない。
松坂のあとを投げたティムリンとロペスは被安打0でタイガース打線を抑えているんだから...。

松井秀喜はエンジェルス戦で特大の11号ホームランを放った。
しばらく鳴りを潜めていたがここ5試合で3ホームラン。
松井のホームランは弾道が早く力強く客席に飛んで行くのが魅力だ。
今年は開幕直後に左太ももの肉離れで離脱するなど、怪我でなかなか調子を出せなかった。
やっと今月に入って松井らしい元気な打球が復活してきた。
とにかく後半戦は前半の遅れを取り戻し、豪快なホームランやヒットを量産してほしい。
イチローや岡島、松坂、斉藤、桑田と今年は多くの日本人プレイヤーが活躍している。
松井秀喜が目立たないのは何とも寂しい限りだ。もっと目立っていいはずの選手なんだから。
オールスターゲームのホームランダービーを今日やっているが、それに参加できるぐらいになってほしいんだけどナ。

名古屋場所2日目。

今場所の活躍が楽しみだった把瑠都が休場となってしまった。
昨日の変な倒れ方はやはり怪我を伴っていたものだったようだ。左膝の靭帯損傷とのこと。
豊真将らとこれからの幕内を盛り上ていく存在なだけに、残念。

この日動きの良かったのはまず、春日王、普天王、栃煌山か。
栃煌山は豊真将をうまく土俵際までひいてきて左腕一本ですくい投げ。豊真将はこういう相撲を取られるといつも素直の転がされてしまう。攻め方が素直すぎるのだろう。

高見盛、朝赤龍も動きが良かった。白鵬は言うまでもない。
高見盛は雅山と対戦。雅山に組まれて押されたところをまわし一枚を離さなかった左腕で出し投げた。
高見盛らしい巧みな相撲だった。得意満面で顔を上げて花道を引き上げて行く姿。
しぶとい相撲を取る朝赤龍は魁皇の右脇にうまく入り込みそのまま寄り切った。
先場所の二桁勝利は自信になっているかとのインタビューに笑顔で「はい、なってます!」

安馬は昨日抜群の動きを見せて1勝を挙げていた。
その安馬は1敗の琴奬菊と対戦。
安馬が有利に攻めるかと思いきや、琴奬菊がサッと右で組み、まわしを与えすそのまま一気に寄り切って勝ってしまった。

琴光喜と朝青龍はともに慎重に丁寧に相撲を取った。
二人とも今場所はそれぞれの思いでこれから勝ち星を重ねて行くのだ。
琴光喜は今度こそ大関の座を逃したくないし、朝青龍は昨日不覚をとったとは言え優勝を逃したくない。
琴光喜は豪風と対戦。
丁寧に豪風を組み止め、身体をサッと沈めたかと思ったところでまわしを摑んだ左手で上手出し投げ。
そう簡単に星を落とさんぞっという気持ちが攻め方に出ていた。
朝青龍は若の里と対戦。
丁寧に若の里を抱え込み、万全の体制になってから丁寧に寄り切った。

まだまだ今場所の流れは見えてこない。誰が出てきて、誰が沈んで行くのやら...。

2007-07-09

ジャイアンツを下し、燕は5連勝。

スワローズ14−7ジャイアンツ

石井一久が前日活躍した川本とバッテリーを組み、7回1/3を投げ、何とか6勝目を獲得。
93球、被安打8、奪三振5、無四球で5失点(自責点3)。
高橋由伸にいきなり先頭打者ホームランを浴びたときは、今日はどうなるのかと思った。
しかし、ジャイアンツの高橋尚成は飯原からソロホームランと3ラン、ラミレスに2ランを打たれるなど乱調で、続く野間口、西村も乱調。
スワローズも結構打たれたのだがジャイアンツの投手陣の自滅で何とか逃げ切り勝ちと言ったところか。
石井一久は前回の投球の方が良かったが、今日は味方打線に助けられた格好だ。
調子が良いのに負けるし、打たれても勝ってしまう。
ここ2戦における石井一久の勝ち負けにはなんだか複雑な思いがする。

来週は広島3連戦、横浜3連戦だ。
不調の広島には負けるわけにはいかない。
そして後半の横浜3連戦が今後を占う試合となる。
三浦が7日に107球で完投勝利を挙げているし、工藤も調子を上げつつある。
大矢監督の巧みな采配で勢いのあるベイスターズは侮れない。
スワローズはオールスターゲームまでにどこまで這い上がれるのだろうか。

とにもかくにも、ジャイアンツに3連勝、今週は5連勝で6勝1敗。
上出来の1週間だった。
高津の怪我で投手陣に危機感が出てきたことと、2軍から上がってきた面々がこぞって勝利に絡んでいるというのがやはり大きかったのではなかったかと思う。
あとは、交流戦が終わって通常の試合が再開するまでの5日間に田中浩や宮出、米野、飯原、福川、高井ら1軍選手らが2軍の試合に出て調整するなど、このあたりが7月の好調さにうまくつながったんじゃあなかろうか。

来週の6試合をどう乗り切ってゆくのか、不安と期待が入り交じる。

名古屋場所、初日。

新横綱の白鵬の本場所での初めて土俵入り。
華やかな雰囲気で満員御礼の盛況となった名古屋場所の初日。
思ったほど印象に残る取り組みはなかった。

鶴竜ー普天王
相撲巧者の鶴竜が普天王を破ったのは今場所での活躍を予感させる。押し出しで鶴竜の勝ち。

土佐ノ海ー芭瑠都
怪我で十両に落ちていた芭瑠都が久しぶりに幕内に上がってきた。
中継でアナウンサーが「この人は負けて倒される時にいつも怪我をしそうな倒れ方をする』と語っていたが、今回もそんな倒れ方で背中に土俵の土をつけた。浴びせ倒しで土佐ノ海の勝ち。

琴光喜ー若の里
劣勢だった琴光喜の右腕にしがみつく若の里をそれこそ右腕一本で土俵の外に押し出して大関取りへの意地を見せた。
場所前に左足を痛めていて同相撲を取るのか気になっていたが、劣勢を覆せるということはそれだけからだにキレがあってよく動けるということだろう。寄り倒しで琴光喜の勝ち。

あとはなんと言っても朝青龍ー安美錦。
先場所もうまく相撲を取られて負けたのだが、いきなり初日に当たるというので白鵬ー時天空戦よりも気になった取り組み。
横綱らしからぬ立ち合い、らしからぬ形で安美錦の出足をまともに受けると上手で振り回されて右足が土俵の外にスッと出てしまった。
朝刊によると両肘の痛みが慢性化していて今もあまり良くない状態なのだとか。
それがために稽古不足となり、『身体のキレがない』のだと、そういうことのようだ。
上手投げで安美錦の勝ち。

朝青龍が破れたのにはちょっとびっくりしたが、それ以外ではまだまだ好不調の探り合いといった様相。
どういう流れになる場所なのか、しばらく静観。

2007-07-08

スワローズ連勝のパワーはここから。

スワローズ9−0ジャイアンツ

昨日の先発は館山昌平だった。館山であることを忘れていた。
松坂のように下あごにヒゲを蓄えた背番号25番。
たまたまテレビ中継を見ることができたのだが、打者を一人ずつ丁寧に丁寧に討ち取って行くピッチングであった。
そうだよ、館山だよ!石井一久が先発(昨日僕はブログにそう書いてしまった)なんて言ったら罰が当たるよ!と言われそうなぐらい存在感のある丁寧なピッチングだった。
館山はこれで3勝目。8回を投げ被安打2、奪三振6。与四球5で無失点。
見ている側からしても試合を通して打たれる気がしなかった。
実に見応えのあるピッチングであった。

そして、ここのところ毎日ホームランを打って貢献度の高い福川がキャッチャーでなかったのでちょっと驚いた。
好調の福川がなぜ出ないのかと思ったら、昨日の試合で自打球を左膝下に当てたため大事を取って休ませたとのこと。
キャッチャーマスクをかぶっていたのは見慣れない背番号、28番。
昨日1軍に昇格したばかりの川本良平だった。
身体を丸めるように小さく構え、またその構えが柔らかい感じで、ピッチャーに取ってはとても投げやすそうなキャッチャーだなと思った。
ジャイアンツの阿部が無骨な感じでドッシリ構えているのととは対照的だった。
だから攻守が入れ替わるたびにキャッチャーの挙動を見て比べるのが面白かった。
内角主体の強気なリードでジャイアンツ打線を2安打に抑えた。
打撃では、初打席はジャイアンツの先発投手GGと対し空振り三振。2打席目はライトフライ。
3打席目は5回表。4連打で2点追加し、2アウト1、2塁の場面。
2番手ピッチャーの深田から3ランホームランを打つ。
打った瞬間は3塁側スタンドへの大きいファールかと思った。
レフトポールを巻いてジャイアンツファンのひしめくレフトスタンドにボールが吸い込まれていったのを確認した時にはびっくりした。

ジャイアンツを完封した試合でマスクをかぶり、そしてプロ初安打を打ったらそれが試合を決定づけた3ランホームラン。
3試合連続ホームラン中であり、しかも正捕手の座を手にしかけている福川の小さな休みを突いて起用されてこれだけの大活躍。
何とも頼もしいニューヒーローの突然の出現!
いいね、いいね、いいねぇ!

8回まで投げた館山のあと、9回を投げたのはルーキーの西崎聡。
1回をわずか10球で三者凡退に。
彼が最終回を0点に抑えたのも大きい。

西崎は7月3日に藤井秀悟、松岡健一とともに1軍に上がってきたばかりのピッチャーだ。
藤井は4日に勝利投手に、松岡は5日に勝利投手に、そして西崎は昨日のジャイアンツ戦完封の締めを飾った。
3日に1軍に上がった藤井、松岡、西崎。7日に1軍に上がった川本。
下から上がってきた者たちがこぞって活躍してことごとく勝利に結びついている。
彼らはスワローズが急に強くなった原動力となっている。
決してまぐれで勝っているのではないことが伺える。
2軍がまさに1軍を支えている...。
これは何とも頼もしきことだ。


さてさてこれでタイガース戦を2勝1敗、ジャイアンツ戦を2勝。
そして今季初の4連勝。
すごくいい流れだ。
借金も久しぶりに一桁の9に戻したし、4位のタイガースと1ゲーム差だ。
虎のしっぽがすぐそこだ。
ここまでこられたのも、まずは投手陣のがんばりが大きい。
館山もこの試合で自信が付き、このピッチングが次回以降もできればとてつもない力となる。
あとは先日勝ちを逃した石井一久に頑張ってもらいたいね。
もうここまで来たら欲を出して今日も勝ちたい。
スワローズファンとしてはなんともスリリングで面白い展開になってきた。
今日も試合が楽しみである。

2007-07-07

グライシンガ−10勝目。

スワローズ5−4ジャイアンツ

6月度月間MVP受賞のグライシンガーが先発。
七回を投げて3失点。
そのあとを吉川、木田が1回ずつ投げ、木田にセーブポイントがついた。
中継ぎ、抑えの頑張りが目立つ。
高津の怪我のお陰でいい意味で緊張と責任感が生まれたのかもしれない。

キャッチャーの福川がここのところ毎試合ホームランを打ってピッチャー陣を助けている。
古田の後継者としては彼が一歩抜きん出たというところか。
もう一人のキャッチャー、米野君にも頑張ってほしいな。

青木宣親がジャイアンツの金刃に内角を厳しく攻められていた。
顔面すれすれや、腰にデッドボールまで。
さすがの青木もヘルメットを投げつけて怒り、金刃に詰め寄りあわや乱闘というシーンもあった。
きっと今日も明日も内角攻めが続くのだろう。
青木がどう切り抜けて行くのか見て行くのも面白そうだ。

さあ、ジャイアンツ戦3連戦で1つ勝った。
今日の先発は石井一久だろう。
先日好投しながらも勝てなかった悔しさをぶつけて、今日こそ勝ってほしい。
今度こそグライシンガーに続いてほしい。

日米大学野球@DURHAM

日本2−7アメリカ

日米大学選手権が4日、アメリカのノースキャロライナ州ダラムで行われた。
注目のハンカチ王子、斉藤の登板はなかった。
たまたま試合開始直前の中継をテレビでちらっと見た。
一応試合結果は上記の通り。
マスコミの皆さんは斉藤、斉藤の1点ばりで、アメリカのマスコミでの斉藤の評判はどうかとか、そんなことにしか関心はないようだ。
斉藤の登板がないと新聞での扱いも小さい。

僕などはその1分あまりのその中継で、日本選抜チームがうらやましくて仕方なかった。
彼らの中でそのことに気付いていた選手はいるのだろうか。

ケビン・コスナー主演のBULL-DURHAM(さよならゲーム)でケビン・コスナー扮するキャッチャーのクラッシュ・デイビスが属していたのがマイナーリーグのダラム・ブルズ。
その本拠地の球場で日米大学野球の試合をやっているのだ。
僕はテレビ画面に映る球場にしか興味がなかった。
映画は1988年作品だったが、球場が立派になってるなあ、外野席が変わったなあ、なんてそんなことばかりに興味が行ってしまった。
もっとも、映画の撮影で使った球場がブルズの球場かどうかは定かではないのだが。

僕はこのB級映画が大好きで、何度レーザーディスクで見たことか。
20代の頃など、深夜にビールを飲みながらよく見たものだ。
メジャーに一瞬出場した経験を誇りにマイナーで頑張るベテラン捕手でベテランスラッガーのクラッシュ・デイビスを巡るベースボールドラマだ。
僕にとってはいつかは尋ねてみたい球場だったのだ。
そんな思い入れ深いドラマの舞台の、しかもマウンドに立てるなんて...。
僕にとっては夢のような話だ。(単純に個人的な興奮でしかないのだけど)
選手の皆さん、せめてこの映画を見てから、球場に入ってほしいな(ほしかったな)。
野球をやって上を目指す男たちの夢を描いた、ラストなどちょっとハードボイルドな、B級的すばらしい作品だから。

こんなことで興奮している僕は変だろうか?

2007-07-06

1軍復帰の二人が勝利投手に。

4日:スワローズ4−3タイガース
5日:スワローズ4−1タイガース

4日は藤井秀悟が4勝目をマーク。6回を投げ85球、奪三振5、被安打7、無四球、失点3。
昨日5日は松岡健一が2勝目をマーク。6回を投げ84球、奪三振5、被安打3、無四球、失点1。

この二人は7月3日にそろって1軍に復帰したばかりなのだ。
藤井は6月19日に、松岡は5月10日に1軍登録抹消となっていた。
この二人がそれぞれ勝利投手となったのは、投手力がウィークポイントとなっている今年のスワローズにとっては朗報だ。

中継ぎの高井と木田が踏ん張ってうまく機能していることも大きい。
3日に石井一久で延長戦を落としたのは痛かったが、悪い流れではなかったからまあ良しとしよう。
とりあえず2勝1敗で乗り切った。
今日からのジャイアンツ戦3連戦はどうなるのだろう。
最低でも2勝1敗できると、この上向き傾向が本物となるだろうし、阪神の4位の座も奪えるかもしれない。
ジャイアンツに勝ち越せればチームもファンも先の期待が膨らむ。
頑張ってほしい。

E.YAZAWA

音楽番組はいろいろあるけれど、最近の僕はNHKのSONGSと題した音楽番組をよく見る。
別に何かこだわりがあるわけではない。
ただ毎週の番組録画予約に入れているので何となく毎週見ている。
30分で約5曲、CMがないので続けざまに聞けるのも良い。

先日と先週は矢沢永吉が登場していた。
僕は熱烈な矢沢ファンではないが、レコードやCDは何枚か持っている。
そのなかでもよく聞くのはCDのアルバム<BALLAD>。
車で遠出をする時は必ずこのCDを持って行く。
特に5月からの季節、晴れている日のドライブでボリュームを上げて聞くのが好きだ。
気持ちのいい道に出ると、なんとなくこのCDを引っぱりでして聞きながら走ることが多い。
気持ちいいんだよなあ〜。
最近はipodだけれど。

矢沢永吉のアルバムは数多くあるけれど、あるときたまたま買ったこのCDをたまたま車に乗りながら聞いてハマってしまった。
だから、矢沢永吉と聞くと<BALLAD>がふうっと頭に浮かんでくる。
そして気持ちよい休日にドライブに行きたくなるのだ。

先週のSONGSでの一曲目でYES MY LOVEが流れた時、<BALLAD>を聞きながらドライブしに行きたくなってしまった。

2007-07-05

松坂、本領発揮の10勝目!

レッドソックス4−1デビルレイズ

昨日の松坂は、お見事でした。
もう完全にメジャーで活躍できる状態になったようだ。
3、4試合まであった不安定さは完全に影を潜めた。
昨日の試合では終始ストレートが良くなくスライダーを軸に変化球を多投した。
初対決の岩村が「あれだけ変化球が多いとはね...」というほど。
9奪三振もストレートで仕留めた三振はなかった。
もう1ヶ月早くこの状態に持って行っていれば野茂のようにオールスターゲーム先発も夢ではなかっただろうけれど、これは仕方ない事だ。
そのかわり、先日も書いた通りこの調子を持続して奪三振王と最多勝利の獲得を目指してほしい。
甲子園を制した夏男だけに、暑い季節に強い男だから、これからのピッチンングが本当に楽しみだ。
三振もコンスタントに8個9個取っているし、怪我をしなければあと余裕で10勝しそうな雰囲気だ。
4月5月の勝ち星は打線が爆発して点を取ってくれてもらった勝利が多いからあまり強い印象は持てなかった。
これからは松坂の腕で勝ち星を重ねてアメリカ人に1億ドルの右腕の実力を見せつけてほしい。

オールスターゲームの前にもう1度登板の機会があるとのこと。
11勝で折り返せるな。
こうなってくると、メジャーは登板間隔が短いからうれしい。
次が待ち遠しい!

2007-07-04

負けたけど、投手陣奮闘。

スワローズ1−2タイガース

ケーブルテレビで放送をやっていて、6回から観戦した。
球場の雰囲気もよく、観客の声援から熱戦の雰囲気がテレビ画面からもよく伝わった。
それもそのはず、石井一久とエステバン・ジャンの投手戦だった。
蒸し暑い球場の熱い雰囲気に、思わず缶ビールを飲みたくなってしまった。


石井の好投に勝ちへの執念をびしびし感じた。
8回から1イニング、高井が投げる。
石井が好投していただけにちょっと不安があった。
その8回の2アウトでランナーが2塁。バッター金本の場面が面白かった。
倉敷のマスカット球場。放送は元阪神監督の安藤さんと元阪神の亀山で、阪神よりの解説だった。
7回まで投げた石井一久から8回に高井に替わったのを見て安藤さん曰く『石井一久に比べてコントロールの精度が良くないから阪神にはチャンスかもしれないですねえ』
う〜ん、確かにそうかも...なんて思っていたら先頭打者の鳥谷にレフトにヒットを打たれた。
赤星の犠牲バントで1アウト2塁。
続く3番バッターのシーツ。
彼は昨日はチャンスに打順が回ってきてはことごとくチャンスを潰していた。
高井にショートゴロに打ち取られて肩を落としてベンチに下がって行く。
解説の安藤氏、『今日はチャンスにシーツの打順が巡ってくる。だけど打てなくて、かなり落ち込んでますねえ』
『コントロールのいい石井一久から高井に替わって阪神にチャンスかと思ったけれど、高井は中日戦で好投して2勝目を挙げてからピッチングがよくなりましたねえ、意外でしたねえ。』
高井は7月1日の秋田での中日戦で2番手で6、7回をパーフェクトピッチングで2勝目を挙げていた。

で、2アウト2塁で4番金本を迎える。
『金本と勝負か、そのあとの今岡と勝負か。まあ金本とは勝負しないでしょう』
僕もそう思っていた。
1点を争う投手戦で2アウトながらランナー2塁。1打逆転のピンチだ。
初球は外角低めにボール。
そして2球目、内角高めにストライク。
『あれ、高井は金本と勝負するんですかねえ!金本も「(次の今岡とじゃなくて)オレと勝負するのか」って顔してますよ!』
確かに、金本の顔が引き締まった。
3球目。内角中段、ストライクゾーンいっぱいに渾身のストレート。
高井はサウスポー。投球後、投げた勢いで軸足とは反対の左足の膝がポーンと高く跳ね上がり、渾身の力で投げた事が伺える。
まるで松坂の全力投球の時のようだ。
「4球目。内角やや高めにストレートのボール。これも全力投球。
高井も必死で勝負しているのがヒシヒシと分かる。
そして5球目。
外角低めにスライダーを投げて空振り三振に打ち取る。
オレと勝負するのか」という金本に全力で臨んだこの投球が今日は一番見応えがあった。

高井のあとの木田も渋い投球で阪神打線をかわしていったのだが、11回、遠藤が打たれた。
結局延長11回、タイガースにサヨナラ負けを喫してしまった。

1点を争う投手戦でいい試合だった。
でも、石井一久で負けたのは勿体なかった。
しかしながら、2勝1敗ペースでいいのだ。開き直るしかない。
今日と明日、きっちり勝てばいい。

中継ぎの高井がキラリと光ってきたのは、いい傾向だ。

2007-07-03

高津、骨折。

スワローズは今日から対タイガース3連戦。
最近連勝していて、今季最下位を暖め続けてきたスワローズとの対戦で貯金を増やせると意気込んでいるに違いないタイガースとの3連戦。
そしてそのあと首位を独走しているジャイアンツとの3連戦。

こんなときに...高津が左足親指を骨折するなんて!
それも宿舎の浴室で足を滑らせてなんて...

ダメな時はとことん不運が続くんだねえ...

今後はシコースキー、遠藤、木田らを日替わりでクローザーとして起用して行くつもりのようだ。
勝ち星を挙げられず危機感を持っているピッチャーが多いんだろうけれど、その危機感にさらに援護が手薄になる危機感を上塗りしなくちゃ行けない。
先発ピッチャーが気合いを入れ直してとりあえずオールスターゲームまで、一回でも多く効率よく投げる事ができるか。
今上位に浮上しないと後半戦は気が抜けたものになってしまう。
石井一久は2日、阪神戦で必勝を誓ったと報道されていた。
高津の骨折にはさぞかしびっくりだったろう。

この不運に負けないで、まずは今週6連戦を乗り切ってほしい。
スワローズもやっと最下位を脱し中日に連勝して気分も良かったろうに、なんだかツキがない。
試練が続く。

井川と松坂。

ニューヨーク ヤンキースの井川。
先日の対アスレチック戦で先発して、今期自己最長の6回1/3を投げた。
3本のホームランを打たれ4失点で2敗目を喫した。

この日は、3回2アウトまでランナーを出さなかった。
が、突然ケンドールとスチュワートに連続でホームランを打たれ、さらに連続で4球と突然崩れた。
ここで交代されなかったのは、この日は直球に球威があり、『攻めていたし、気合いが入っていた(キャッチャーのポサダ談)』からだろう。
4回5回は再び危なげない投球。6回にスライダーを投げて2ランホームランを打たれた。
これで降板した。

好投していたのに、ある回で突然崩れる。そして次の回には再び危なげなく投げて行く。
井川はそういう爆弾を抱えながらの投球が続く。
レッドソックスの松坂と同じ現象だ。
松坂はそれでもなんとかメジャーにとどまり投げ続けた。
そしてやっと前回、前々回の登板で突然崩れる事を克服しつつある。
特に前回はイチローに打たれ勝てなかったが、すばらしいピッチングだった。
マイナーに落とされなかったのは独走首位をキープし続けるチームの余裕と相手を上回る好調な味方打線の援護のおかげもあったろう。
一方の井川はマイナーリーグに落とされてじっくり調整し直し、再びメジャーに這い上がってきた。
でも不安定なピッチングは続き、綱渡り状態は続いている。
監督の信頼も今ひとつでローテーションに入れるかどうかの瀬戸際だ。

井川が松坂のように何かきっかけを摑み安定したエースのピッチングを復活するには何が必要なんだろう。

松坂は自分のピッチングを取り戻すためにいろいろ試行錯誤していた。
日本でしていたような調整方法に戻したり、走り込みが足りないからとラン二ングをしたりといったことが報道されていた。
井川も、調整方法を日本でしていた時と同じに戻すのだと報道されていたのを、マイナーに落とされた頃新聞で読んだ。
松坂の調子が上がってきたのにはいろいろな要因があるのだろうが、僕は元西武監督の東尾修がボストンを尋ねてから変わったような気がしてならない。
周知の通り東尾氏は松坂をプロ入りの頃から一番身近で指導し見守ってきた人だ。
『攻めの姿勢が見られない』と指摘されたという小さな記事しか読んでいない。
が、その他いろいろと親身なアドバイスがあったであろう事は想像に難くない。

井川にも、実はそんな人からのアドバイスが必要なのではないか。
彼が復活のきっかけを摑むために必要なアドバイスを与えてくれる、彼の事を熟知している厳しい目を持ったアドバイスが。

彼がヤンキースでの先発としてのポジションを確保、維持するのにもう失敗はできないし時間をロスする事もできない。
松坂と相対するようにメジャーリーグ入りした井川。
奇しくも松坂と同じようなことで苦しんでいる井川。
松坂のように何とかきっかけを摑んでほしい。

僕としてもヤンキース戦を2倍楽しめるしね。(松井は最近華々しさに欠けるね)

2007-07-02

ドラゴンズに2連勝しちゃった!

スワローズ7−6ドラゴンズ

スワローズが逆転勝ちでドラゴンズに2連勝した。
カープがジャイアンツに負けたので、久しぶりに5位に浮上もした。

打線が粘りを見せてくれている。
相変わらず投手陣ははふらふら状態で試合をリードしていてもいつ逆転されるかヒヤヒヤさせられっぱなしだ。
だから勝率4割のラインをうろうろしてばかりの今季は文字通り勝ったかと思えば同じだけ負けるということの連続。
順位が5位となったと言っても、カープが落ちてきただけのこと。
勝率4割から、せめて4割5分あたりをうろうろするくらいになってくれないかなあ。
僕の願いは謙虚でしょ?
このまま踏ん張って火曜からのタイガース戦を3連戦を2勝1敗、続くジャイアンツ戦も2勝1敗と頑張ってくれないかなあ。
今年は今のところタイガースには1勝7敗、ジャイアンツに4勝5敗だ。
タイガースに1勝しかしてないなんて、改めてびっくり。
タイガースもここのところ連勝中で勢いがあるので、なんとか踏ん張ってほしい。
古田監督の投手起用に期待するしかない。

ヤクルトの株主総会で、スワローズの低迷にかなり厳しい注文がついたと報道されていた。
スワローズは野村監督に体力あるチームに改造されてから悪くても勝率5割前後の力を保ち続けていた。
その記事を見た時には株主にもそこまで言ってくれる御仁がいたのかと、なんだか胸の内のモヤモヤを代弁してもらったみたいでちょっぴりすっきりした気分がしたりして。
戦力を整えられなかったことは責められるべきことだ。

でもなんか、こんなことを言っている自分が悲しいのう、せっかく2位のドラゴンズに2連勝したって言うのに...!

2007-07-01

孤軍奮闘のグライシンガー。

スワローズ7ー3ドラゴンズ

捕手福川の2打席連続アーチもありドラゴンズに勝つ。
グライシンガーは9勝目。6月は負けなしであるし、今月のMVP候補じゃないか?

今日はたまたま3回表の時点でネット速報で4−0でスワローズリードと知った。
今年のスワローズは序盤にこれだけ点を取っていても情けないことに逆転負けというケースが多い。
なんかタメ息まじりに『今のところ勝っているのか〜、終盤でどうなることやら...』
スワローズファンでありながらも何とも情けない限り...
念のため先発ピッチャーを確認すると勝ち頭、唯一安心できるグライシンガーだ!
相手は川上憲伸、というのがちょっと心配だったが、憲伸から4点取っていてグライシンガーなら何とかなるかも、と思い直し出かけた。

スポーツクラブで身体をいじめて汗を流し、サウナと風呂でさっぱりし、小雨の中を自転車で家路に着く。
今年のスワローズファンの悲しき心理で気になる結果を見たくない。
期待を裏切られること数知れないからだ。ああ、悲し...。
ネットを見ずにスポーツニュースの時間まで我慢する。

グライシンガー先発であの4点をひっくり返されて負けてたらホントに今年はダメだな...なんて思いながら、結果を見て一安心。
さすが、グライシンガー!福川、ホームラン2本あっぱれ!

それにしても、今年の投手陣の不甲斐なさよ!
普通なら石井一久があと3勝、石川があと7勝、ぐらいはしているよなあ、と考えるとなんか力が抜けてくる。
こればかりは仕方ないことだけれど。
愚痴は書いていて嫌になるねぇ、でもなんか書きたくなってしまうんだぁ!

孤軍奮闘のグライシンガーに、せめて月間MVPでもあげたいなあ...!