2007-12-24

やっぱりラミレスも..ジャイアンツへ。

木曜の夜、家に帰ってスポーツニュースを見てこの記事を見つける。
ラミレスがジャイアンツと契約することは分かっていたことだが、現実に契約したと聞いてどっと脱力してしまった。

しかし、スワローズが契約しなかったからこうなったのだから、それは自然の成り行きだ。

それにしても、リーグ最下位のチームから(セリーグ最多勝利の)エースピッチャーと(リーグ最多安打の)4番バッターを引き抜いて来年の優勝を狙おうというのだから、おかしな話だ。
最下位チームの牙を2本抜いて来季の優勝を狙おうというのだ。

ヤクルトを自由契約となったアレックス・ラミレス外野手(33)の巨人入団が確実になったことが19日、分かった。2年契約で出来高を含めると総額11億円前後になるとみられ、週明けにも正式発表される。前横浜の守護神マーク・クルーン投手(34)、前ヤクルトの最多勝右腕セス・グライシンガー投手(32)に続く“他球団外国人選手”の獲得。日本一奪回へ向け、12球団最強の外野陣が完成した。
人気と実力を兼ね備えた右の大砲が新たな活躍の場に選んだのは巨人だった。米大リーグ関係者によると、ラミレスと巨人は2年契約、年俸総額約11億円で合意に達したという。
「メジャーの可能性も捨てていなかったが、(ウインターミーティングの後は)日本国内では巨人と交渉を続けてきた」と関係者。ラミレスは今季で3年契約の切れたヤクルトから現状維持の3億円プラス出来高の1年契約で再契約を打診されたが、金額の上積みと複数年契約を要求して交渉は決裂。11月15日に退団が決定し、同30日に自由契約選手として公示された。
巨人は、カブス入団が決まった福留の獲得断念を9日に決めると、代わる大物外野手としてラミレス獲得に力を注いだ。ソフトバンク、オリックスなどが撤退した中、ラミレスの希望する複数年契約と金額を提示して契約を目指していた。《サンスポコム》

ジャイアンツのチーム作りはどうも感心しないな。
ジャイアンツ生え抜きの主砲高橋由伸、ファイターズの元主砲小笠原、韓国の主砲李、スワローズの主砲ラミレスが打線にずらりと並ぶ打線だ。


01年から7年間ヤクルトでプレーしたラミレスは、本塁打王1度、打点王2度、最多安打2度と実績は十分。今季はシーズン204安打のセ・リーグ新記録も樹立した。巨人は高橋由、小笠原、李承ヨプ、阿部と主軸に左の強打者が並ぶが、パワーと技を兼ね備えたラミレスの加入で、左打者と右打者が交互に並ぶジグザグ打線が完成。リーグ最強攻撃陣の得点力はさらに増す。
守備では左翼を任されることが確実で、今季左翼を務めた谷が中堅に回ることになりそうだ。2億6000万円の谷、右翼で3億5000万円の高橋由と合わせて、年俸合計12億円前後の“最強”外野陣が形成される。
球団関係者は「故障もなく、シーズンを通じて安定したプレーを続けるのが魅力」と評価しており、原監督が求める「強い選手」にも合致する。また、本塁打を打ったときに見せるパフォーマンスなど明るいキャラクターは、人気面での貢献も期待できる。ラミレスの加入で6年ぶりの日本一奪回へ準備はほぼ整った。《サンスポコム》

すごい、とか、豪華、とか思うけれど、野球というゲームの面白みを引き出す魅力に欠ける気がする。
かつて、栄光の巨人軍と人気を博していた頃、生え抜きの選手たちが大活躍し、そして僕らはジャイアンツに愛着を覚えた。
「左打者と右打者が交互に並ぶジグザグ打線が完成した」と報じられていたが生え抜きの主砲と、元ライバル球団の主砲と、韓国野球の主砲のジグザグ打線になっちゃっている。
まあ、それはそれでいいのかな。
所詮他球団の作った打線である。

スワローズに残留できなかったことはとっても残念だが、ジャイアンツでのアレックス ラミレスの活躍を期待する。
ペタジーニのように数年で寂しく日本を去ることのないように祈るばかりだ。

2007-12-18

ミッチェル レポート

さて、先日の産經新聞を読んでいて、
メジャーリーグの薬物汚染の実態解明を薦めているジョージ・ミッチェル元上院議員のまとめた報告書に薬物使用の疑いのある選手のひとりにヤンキースのロジャー・クレメンスの名前がある

と報じてあり、驚いた。

名前の挙がっていたホセ・カンセコ曰く、ヤンキースのアレックス・ロドリゲスのながないのはおかしい、だとか。
あるいは、レッドソックスの選手の名前が少ない、だとか、エトセトラ...。

この報告書の精度に最近いろいろとケチが付けられているが、波紋は大きく影響を及ぼしている。


タイガースのジェフ・ウィリアムズ投手や、
スワローズのアダム・リグス内野手にまで影響が及んでいたのだからビックリした。

アダム・リグス内野手が米大リーグの薬物汚染を調査した報告書で疑惑を指摘されたことに関し、ヤクルトの鈴木正球団社長は14日、「まだ(代理人と)確認が取れていない。急ぎ(事実関係を)確認して調査させる」と述べた。
 報告書ではメッツの元職員から購入した薬物の支払いに使った小切手の日付がヤクルト入団後の2005年11月とされている。関係者によると、リグスは日本プロ野球組織(NPB)が行った昨年2度の抜き打ち検査で、使用は認められなかった。鈴木社長は「寝耳に水の話。事実でないことを願う」と話した。 


とはいえ、

 [ニューヨーク 15日 ロイター] 米大リーグ(MLB)ヤンキースのアンディ・ペティット投手が15日、2002年にヒト成長ホルモン(HGH)を2回摂取したことを認め、謝罪した。
ペティットはヤンキースのウェブサイト上で「自分がしたことが間違いだったのであれば、謝罪する。その2日間の責任を受け入れる」との声明を発表した。
ペティットは痛めていたひじの回復を早めるためにHGHを使用したという。当時、HGHはMLBの禁止薬物には指定されていなかった。
同選手は13日に公表されたMLBの薬物汚染の実態をまとめた報告書「ミッチェル・レポート」で実名を挙げられた選手の1人だった。

このヤンキースのアンディ・ペティット投手の記事を読むと、名前の挙がった選手を一概に責めるわけにもいかないのだということが分かる。

『肘の故障の回復を早める効果がある』
しかも『そのヒト成長ホルモンは当時は禁止薬物に指定されていなかった』

この場合は仕方なかったのではないか。

薬物を使用した時期や意図や目的をちゃんと調べて発表し、処分を明確にしないと、選手がかわいそうだ。

2007-12-17

燕に景気のいい話はまだ...ないのか?

最近のスワローズ関連の気になるニュースから。

時事通信によると、

スワローズに今季途中から在籍し、中継ぎとして活躍したブライアン・シコースキーが、
契約金を含め7000万円の1年契約でロッテ マリーンズと契約した。

また一人、スワローズからいなくなってしまった。
古田、高津、ラミレス、石井一久に続いて...シコースキーもいなくなってしまった。
スワローズにもそろそろ補強のニュースが入ってもいいんじゃないかと思っていたら、また他球団への移籍のニュースだ。

若い選手たちに有望なものはたくさんいるとは思う。
しかし即戦力でとなるとなかなかそうはいない。
やってみないと分からないから。

スワローズに来てくれたらと思っていた入来祐作はベイスターズと契約してしまったしなあ...。
スタッフの布陣は整ってきたけれど、肝心の選手のほうはどうするつもりなのだろう。
他球団の補強のニュースばかりで、ファンとしてはなんだか焦らされているみたいで心苦しい。

高田監督は監督を引き受けた時に「引き止めないわけがない」と言っていた選手が、こぞっていなくなっているのが現状だ。
若い選手を鍛えて強いスワローズを作っていくビジョンがあるのだろう。
そうやって今の強いファイターズを作っていった実績がある。
でも彼の久しぶりの監督としての力量は、ある意味“未知数”だ。
だから、ファンとしての不安は日々募るばかりだ(シャレを言っている余裕はある)。
そもそもビックネームがゴソッといなくなって不安を感じないわけがない。


それでも、ピッチャーに関しては、
五十嵐亮太の復帰が見込めるし、石川雅規や川島亮が復活も見込める。
そして増淵竜義や松岡健一らが独り立ちし、館山昌平も先発に固定、と考えると投手陣の戦力は意外と事欠いてはいないか...。
今年のドラフトで獲得した慶応の加藤幹典や仙台育英の佐藤由規もうまくいけば先発でイケるかもしれない。
あるいは彼らの中から中継ぎやクローザーをと考えると人数はそろっているか。

なんだかこうしてみると、不調だった選手が復活することなどを前提に考えると意外と投手は充実している。
あとは荒木大輔ピッチングコーチの腕の見せ所か。

バッター陣では、大いに成長してベストナインにも選ばれた田中浩康をはじめ、飯原誉士、川本良平らが今年の新戦力となった。

書いていたらなんだか気持ちが前向きになってきてしまった。
そんなに補強も必要ないのかもしれないなあとも思えてきた。

でも、せめてラミレスの穴を埋める主砲が欲しいな。

スワローズのスカウト陣の手腕は買っているから期待はしています!

2007-12-14

バイバイ、ジョニー!

ロッテ マリーンズの“ジョニー”こと黒木知宏が引退を表明した。


 ロッテから戦力外通告を受けた黒木知宏投手が、34歳の誕生日前日の12日、都内で現役引退を表明した。現役続行にこだわり、野球浪人や海外挑戦なども検討していたが「(どこからもオファーのない)現状として、1番ベストな形が引退だった」と、目を潤ませた。《NUNBER WEBより》


マリーンズの低迷期をエースとして支えた黒木、34歳での引退は早すぎる気がする。
2001年に右肩を痛めてからは、何度も怪我に泣かされた。

僕は特に黒木のことにあまり関心を持っていなかったが、鮮明に印象に残っているシーンがある。

初めて1勝を挙げたときの勝利者インタビューで、お立ち台に立った時のこと。
インタビューの最後に、「僕のことをジョニーと呼んでください!」と、
球場のファンに向かって大声で叫んだシーンだ。

そう叫んだあと、確実にマリーンズのエースへと成長していったのだ。

とにかくこのことが一番印象に残っている。

寂しくなるなあ...
13年間、ご苦労様でした。

2007-12-12

野茂@シミュレーテッドゲーム

野茂英雄の公式ホームページによると10日、左足の違和感で故障者リスト入りしていた野茂がシミュレーテッドゲームなるものに登板した、とのこと。

【シミュレーテッドゲーム】
故障明けの投手などを対象によく行われる仮想ゲーム。実際の試合を想定して行うものの、バックに守備はおらず安打とアウトの判定は見ている投手コーチやブルペンキャッチャーが行う。打者も数人が交代で打席に立ち、3アウトを取った時点でイニングが終了。休憩を挟み、規定の球数やイニングが終了するまでこれが繰り返される。〈OFFICIAL WEB OF HIDEO NOMOより〉


12月4日にレオネスのマイナーリーグで登板し4回を投げ、打者16人に対し1安打2四球3三振の無失点。49球を投げた。
10日のシミュレーテッドゲームでは、

前回のマイナーリーグの試合からは中5日での登板でしたが、肘も故障していた左足も全く問題なく、予定通りの6回まで全67球を投げました。
カルロス・ヘルナンデス監督、フリオ・フランコ投手コーチら首脳陣が見守る中での投球でしたが、ヒット性の当たりは3〜4本といったところでしょうか。今日の野茂選手の出来にはとても満足した様子でした。フランココーチは「フォークは素晴らしかったし、真っすぐも走っていた」とコメント。〈OFFICIAL WEB OF HIDEO NOMOより〉


4日のマイナーでの登板時の写真を見る限りでは、身体も絞れているようだし、監督やピッチングコーチのコメントでは体調や状態は上向きのようだ。

肝心のチームは、目下リーグ8チーム中首位と9ゲーム差の最下位。
7位のアグイラスと0.5差。

レギュラーシーズンの終了まであと三週間あまり。
プレイオフ進出枠は上位5チームなのだそうだ。
今のところ5位のブラボスとは2.5差だ。
まだまだ可能性は充分ある。

レオネスはピッチャー陣の調子がどうも思わしくないようだ。
野茂の復帰が期待されてるんじゃないかな。

18日のホームでの試合で先発復帰との情報もある。

ということは、一週間後!
楽しみ、楽しみ!

2007-12-11

グライシンガー、ジャイアンツへ

2年契約で6億円、いや、7億円でも、というタイガースのラブコールを蹴って
ジャイアンツと2年契約で5億円で契約した元スワローズのグライシンガー。(金額は推定)

「ジャイアンツが日本一となるよう全力を尽くしたい。今から原監督とコーチ陣のもとでプレーするのが楽しみ」とコメントした。

報道によると在京球団が希望だったようで、お金で勝負したタイガースはお気の毒としか言いようがない。
マネーゲームとなっている、とか言う報道は空振りだったか。


スワローズは1年総額2億円+1年オプションの条件を提示。スワローズの国際担当課長が自ら米国入りし交渉にあたったが、合意できず、ということだった。
複数年契約を過去の経験から嫌がって手放してしまったスワローズ。


NUMBER WEBの11月30日の記事によると、
『2003年まで在籍したホッジスのケースだ。01年シーズン途中で入団したホッジスは02年に17勝をマークした。翌03年には開幕投手も務めたが右肩やひじの故障などで5勝に終わり、オフに解雇。「2年目は他球団に研究もされるし、1年目の反動から故障が出るケースが多い。だから複数年はリスクが大きい」』

果たして今回のグライシンガーに対するスワローズの判断は吉と出るのか?
チームが負けを積み重ねていく中、一人気を吐いて勝ち星を積み重ねていったグライシンガー。
その精神力とあのまじめな性格を持った彼と、ホッジスを同じと判断するのはどうだったのかな?
グライシンガーを見つけ出してきたスカウトのため息が聞こえてきそうだ。

ジャイアンツは今季のベイスターズの守護神、マーク・クルーン投手とも契約を果たしている。
着々と各球団の大物と契約を結ぶジャイアンツ。

それに対して、スワローズは補強の報道が今のところ全くない。

ファンとしてはヤキモキし始めている。

なんだか悔しいなあ、よりによってジャイアンツかあ...

2007-12-10

ニコンD300 その2

初めてD300を触った次の日の午前、店頭にてD300を触るがやはりまだ感触に慣れることができず。
その日の夜、再び触った時にはシャッター半押ししてのフォーカシングは、やっと、難なくできるようになった。

シャッターのストロークが短くて半押しがしにくい、と言う件については慣れの問題だ。
何度かシャッターボタンを押していると慣れてくる。
カメラのシャッターボタンのストロークなどとはそういうものだ。
だけれど、それだけストロークが短かったということだ。


ストロークが短いんだ、という前提でシャッターに触れれば、戸惑うことはないかもしれない。
僕の場合は他のニコンやキャノンやミノルタ=ソニーの感覚を持ったままでいきなりD300のシャッター半押しをした。
それで慣れるのに時間を要したのだと思う。


はじめてD300を触って動かしたときに初めての感想は以上の通りだ。


D300が発売になり、はや2週間が過ぎた。
デジタルカメラの一眼レフコーナーは、D300発売以来ちょっとした賑わいを見せている。
売り場を見ていると、
D300をはじめとして、ソニーのα700やオリンパスのE-3をじっくり触っているマニアックな人々。
オリンパスE-410,510やニコンD40,40Xを触っている人々。
キャノンのKISS-Xや40Dを触る人の割合は大分下がった感じだ。


さて、デジタル一眼レフカメラコーナーにD300を触りにくる人々と話をしていても、
シャッターのストロークが短くてフォーカスをしづらいということは、ほとんど聞かれない。
あれあれ、僕だけが感じたことなのかなァと思ったりもした。
しかし売り場でD300を触っている人々を端で見ていると、
ほとんどの人が、毎秒8コマの高速連写のシャッター音やその感触に驚き、シビれ、すごい!と心の中で感激しながら
それだけで終わっている。
シャッターを押しながら、シャカシャカシャカシャカ...と小気味よく切れるシャッターを確認して、
それだけで満足して、終わる人ばかりだ。
「いいね、すごいね!」と。

それはそれでいいのだけれど、
オートフォーカスの一眼レフの命は、そんなことよりフォーカススピードではないのかなあ。

僕は実は最初、シャッターの半押しをすることで、まずオートフォーカスの合焦速度を確認したかったのだ。
合焦速度を確認し、EOS40Dやα700と比較してみたかったからだ。
ということで、シャッターを半押ししたらバシャバシャとシャッターが切れてしまった(高速連写の設定になっていた)。
ピント合わせどころではなかった。
もちろんその時、「この毎秒8コマ連写はすごい!と思ったし、その小気味いいシャッターの感触に好感を持った。
でも、そんなことはどうでも良かった。

高速連写なんて、実際使う段になったら使わないであろうから。

例えば8000分の1秒や4000分の1秒のシャッターだって、すごいとは思う。
搭載されていれば、それはそれでメカとしては余裕があるし、自慢にもなるから満足感も満たせる。
けれど実際には使うことはない。
初めて4000分の1秒を搭載したニコンFM2を買った高校生の時に、2000分の1秒あれば充分だということは実感している。
4000分の1秒なんて、それを使う状況を作らなければなかなか使うことはない。

決して安い買い物をするわけではないのだから、実用面で比べてみればいいのに、と思う。
お店の売り場には、ライバル機種が並んでいて比較することができるのだし。


ということで、
話がなかなか進まないが、TO BE CONTINUE▶▶▶