2007-12-24

やっぱりラミレスも..ジャイアンツへ。

木曜の夜、家に帰ってスポーツニュースを見てこの記事を見つける。
ラミレスがジャイアンツと契約することは分かっていたことだが、現実に契約したと聞いてどっと脱力してしまった。

しかし、スワローズが契約しなかったからこうなったのだから、それは自然の成り行きだ。

それにしても、リーグ最下位のチームから(セリーグ最多勝利の)エースピッチャーと(リーグ最多安打の)4番バッターを引き抜いて来年の優勝を狙おうというのだから、おかしな話だ。
最下位チームの牙を2本抜いて来季の優勝を狙おうというのだ。

ヤクルトを自由契約となったアレックス・ラミレス外野手(33)の巨人入団が確実になったことが19日、分かった。2年契約で出来高を含めると総額11億円前後になるとみられ、週明けにも正式発表される。前横浜の守護神マーク・クルーン投手(34)、前ヤクルトの最多勝右腕セス・グライシンガー投手(32)に続く“他球団外国人選手”の獲得。日本一奪回へ向け、12球団最強の外野陣が完成した。
人気と実力を兼ね備えた右の大砲が新たな活躍の場に選んだのは巨人だった。米大リーグ関係者によると、ラミレスと巨人は2年契約、年俸総額約11億円で合意に達したという。
「メジャーの可能性も捨てていなかったが、(ウインターミーティングの後は)日本国内では巨人と交渉を続けてきた」と関係者。ラミレスは今季で3年契約の切れたヤクルトから現状維持の3億円プラス出来高の1年契約で再契約を打診されたが、金額の上積みと複数年契約を要求して交渉は決裂。11月15日に退団が決定し、同30日に自由契約選手として公示された。
巨人は、カブス入団が決まった福留の獲得断念を9日に決めると、代わる大物外野手としてラミレス獲得に力を注いだ。ソフトバンク、オリックスなどが撤退した中、ラミレスの希望する複数年契約と金額を提示して契約を目指していた。《サンスポコム》

ジャイアンツのチーム作りはどうも感心しないな。
ジャイアンツ生え抜きの主砲高橋由伸、ファイターズの元主砲小笠原、韓国の主砲李、スワローズの主砲ラミレスが打線にずらりと並ぶ打線だ。


01年から7年間ヤクルトでプレーしたラミレスは、本塁打王1度、打点王2度、最多安打2度と実績は十分。今季はシーズン204安打のセ・リーグ新記録も樹立した。巨人は高橋由、小笠原、李承ヨプ、阿部と主軸に左の強打者が並ぶが、パワーと技を兼ね備えたラミレスの加入で、左打者と右打者が交互に並ぶジグザグ打線が完成。リーグ最強攻撃陣の得点力はさらに増す。
守備では左翼を任されることが確実で、今季左翼を務めた谷が中堅に回ることになりそうだ。2億6000万円の谷、右翼で3億5000万円の高橋由と合わせて、年俸合計12億円前後の“最強”外野陣が形成される。
球団関係者は「故障もなく、シーズンを通じて安定したプレーを続けるのが魅力」と評価しており、原監督が求める「強い選手」にも合致する。また、本塁打を打ったときに見せるパフォーマンスなど明るいキャラクターは、人気面での貢献も期待できる。ラミレスの加入で6年ぶりの日本一奪回へ準備はほぼ整った。《サンスポコム》

すごい、とか、豪華、とか思うけれど、野球というゲームの面白みを引き出す魅力に欠ける気がする。
かつて、栄光の巨人軍と人気を博していた頃、生え抜きの選手たちが大活躍し、そして僕らはジャイアンツに愛着を覚えた。
「左打者と右打者が交互に並ぶジグザグ打線が完成した」と報じられていたが生え抜きの主砲と、元ライバル球団の主砲と、韓国野球の主砲のジグザグ打線になっちゃっている。
まあ、それはそれでいいのかな。
所詮他球団の作った打線である。

スワローズに残留できなかったことはとっても残念だが、ジャイアンツでのアレックス ラミレスの活躍を期待する。
ペタジーニのように数年で寂しく日本を去ることのないように祈るばかりだ。

2007-12-18

ミッチェル レポート

さて、先日の産經新聞を読んでいて、
メジャーリーグの薬物汚染の実態解明を薦めているジョージ・ミッチェル元上院議員のまとめた報告書に薬物使用の疑いのある選手のひとりにヤンキースのロジャー・クレメンスの名前がある

と報じてあり、驚いた。

名前の挙がっていたホセ・カンセコ曰く、ヤンキースのアレックス・ロドリゲスのながないのはおかしい、だとか。
あるいは、レッドソックスの選手の名前が少ない、だとか、エトセトラ...。

この報告書の精度に最近いろいろとケチが付けられているが、波紋は大きく影響を及ぼしている。


タイガースのジェフ・ウィリアムズ投手や、
スワローズのアダム・リグス内野手にまで影響が及んでいたのだからビックリした。

アダム・リグス内野手が米大リーグの薬物汚染を調査した報告書で疑惑を指摘されたことに関し、ヤクルトの鈴木正球団社長は14日、「まだ(代理人と)確認が取れていない。急ぎ(事実関係を)確認して調査させる」と述べた。
 報告書ではメッツの元職員から購入した薬物の支払いに使った小切手の日付がヤクルト入団後の2005年11月とされている。関係者によると、リグスは日本プロ野球組織(NPB)が行った昨年2度の抜き打ち検査で、使用は認められなかった。鈴木社長は「寝耳に水の話。事実でないことを願う」と話した。 


とはいえ、

 [ニューヨーク 15日 ロイター] 米大リーグ(MLB)ヤンキースのアンディ・ペティット投手が15日、2002年にヒト成長ホルモン(HGH)を2回摂取したことを認め、謝罪した。
ペティットはヤンキースのウェブサイト上で「自分がしたことが間違いだったのであれば、謝罪する。その2日間の責任を受け入れる」との声明を発表した。
ペティットは痛めていたひじの回復を早めるためにHGHを使用したという。当時、HGHはMLBの禁止薬物には指定されていなかった。
同選手は13日に公表されたMLBの薬物汚染の実態をまとめた報告書「ミッチェル・レポート」で実名を挙げられた選手の1人だった。

このヤンキースのアンディ・ペティット投手の記事を読むと、名前の挙がった選手を一概に責めるわけにもいかないのだということが分かる。

『肘の故障の回復を早める効果がある』
しかも『そのヒト成長ホルモンは当時は禁止薬物に指定されていなかった』

この場合は仕方なかったのではないか。

薬物を使用した時期や意図や目的をちゃんと調べて発表し、処分を明確にしないと、選手がかわいそうだ。

2007-12-17

燕に景気のいい話はまだ...ないのか?

最近のスワローズ関連の気になるニュースから。

時事通信によると、

スワローズに今季途中から在籍し、中継ぎとして活躍したブライアン・シコースキーが、
契約金を含め7000万円の1年契約でロッテ マリーンズと契約した。

また一人、スワローズからいなくなってしまった。
古田、高津、ラミレス、石井一久に続いて...シコースキーもいなくなってしまった。
スワローズにもそろそろ補強のニュースが入ってもいいんじゃないかと思っていたら、また他球団への移籍のニュースだ。

若い選手たちに有望なものはたくさんいるとは思う。
しかし即戦力でとなるとなかなかそうはいない。
やってみないと分からないから。

スワローズに来てくれたらと思っていた入来祐作はベイスターズと契約してしまったしなあ...。
スタッフの布陣は整ってきたけれど、肝心の選手のほうはどうするつもりなのだろう。
他球団の補強のニュースばかりで、ファンとしてはなんだか焦らされているみたいで心苦しい。

高田監督は監督を引き受けた時に「引き止めないわけがない」と言っていた選手が、こぞっていなくなっているのが現状だ。
若い選手を鍛えて強いスワローズを作っていくビジョンがあるのだろう。
そうやって今の強いファイターズを作っていった実績がある。
でも彼の久しぶりの監督としての力量は、ある意味“未知数”だ。
だから、ファンとしての不安は日々募るばかりだ(シャレを言っている余裕はある)。
そもそもビックネームがゴソッといなくなって不安を感じないわけがない。


それでも、ピッチャーに関しては、
五十嵐亮太の復帰が見込めるし、石川雅規や川島亮が復活も見込める。
そして増淵竜義や松岡健一らが独り立ちし、館山昌平も先発に固定、と考えると投手陣の戦力は意外と事欠いてはいないか...。
今年のドラフトで獲得した慶応の加藤幹典や仙台育英の佐藤由規もうまくいけば先発でイケるかもしれない。
あるいは彼らの中から中継ぎやクローザーをと考えると人数はそろっているか。

なんだかこうしてみると、不調だった選手が復活することなどを前提に考えると意外と投手は充実している。
あとは荒木大輔ピッチングコーチの腕の見せ所か。

バッター陣では、大いに成長してベストナインにも選ばれた田中浩康をはじめ、飯原誉士、川本良平らが今年の新戦力となった。

書いていたらなんだか気持ちが前向きになってきてしまった。
そんなに補強も必要ないのかもしれないなあとも思えてきた。

でも、せめてラミレスの穴を埋める主砲が欲しいな。

スワローズのスカウト陣の手腕は買っているから期待はしています!

2007-12-14

バイバイ、ジョニー!

ロッテ マリーンズの“ジョニー”こと黒木知宏が引退を表明した。


 ロッテから戦力外通告を受けた黒木知宏投手が、34歳の誕生日前日の12日、都内で現役引退を表明した。現役続行にこだわり、野球浪人や海外挑戦なども検討していたが「(どこからもオファーのない)現状として、1番ベストな形が引退だった」と、目を潤ませた。《NUNBER WEBより》


マリーンズの低迷期をエースとして支えた黒木、34歳での引退は早すぎる気がする。
2001年に右肩を痛めてからは、何度も怪我に泣かされた。

僕は特に黒木のことにあまり関心を持っていなかったが、鮮明に印象に残っているシーンがある。

初めて1勝を挙げたときの勝利者インタビューで、お立ち台に立った時のこと。
インタビューの最後に、「僕のことをジョニーと呼んでください!」と、
球場のファンに向かって大声で叫んだシーンだ。

そう叫んだあと、確実にマリーンズのエースへと成長していったのだ。

とにかくこのことが一番印象に残っている。

寂しくなるなあ...
13年間、ご苦労様でした。

2007-12-12

野茂@シミュレーテッドゲーム

野茂英雄の公式ホームページによると10日、左足の違和感で故障者リスト入りしていた野茂がシミュレーテッドゲームなるものに登板した、とのこと。

【シミュレーテッドゲーム】
故障明けの投手などを対象によく行われる仮想ゲーム。実際の試合を想定して行うものの、バックに守備はおらず安打とアウトの判定は見ている投手コーチやブルペンキャッチャーが行う。打者も数人が交代で打席に立ち、3アウトを取った時点でイニングが終了。休憩を挟み、規定の球数やイニングが終了するまでこれが繰り返される。〈OFFICIAL WEB OF HIDEO NOMOより〉


12月4日にレオネスのマイナーリーグで登板し4回を投げ、打者16人に対し1安打2四球3三振の無失点。49球を投げた。
10日のシミュレーテッドゲームでは、

前回のマイナーリーグの試合からは中5日での登板でしたが、肘も故障していた左足も全く問題なく、予定通りの6回まで全67球を投げました。
カルロス・ヘルナンデス監督、フリオ・フランコ投手コーチら首脳陣が見守る中での投球でしたが、ヒット性の当たりは3〜4本といったところでしょうか。今日の野茂選手の出来にはとても満足した様子でした。フランココーチは「フォークは素晴らしかったし、真っすぐも走っていた」とコメント。〈OFFICIAL WEB OF HIDEO NOMOより〉


4日のマイナーでの登板時の写真を見る限りでは、身体も絞れているようだし、監督やピッチングコーチのコメントでは体調や状態は上向きのようだ。

肝心のチームは、目下リーグ8チーム中首位と9ゲーム差の最下位。
7位のアグイラスと0.5差。

レギュラーシーズンの終了まであと三週間あまり。
プレイオフ進出枠は上位5チームなのだそうだ。
今のところ5位のブラボスとは2.5差だ。
まだまだ可能性は充分ある。

レオネスはピッチャー陣の調子がどうも思わしくないようだ。
野茂の復帰が期待されてるんじゃないかな。

18日のホームでの試合で先発復帰との情報もある。

ということは、一週間後!
楽しみ、楽しみ!

2007-12-11

グライシンガー、ジャイアンツへ

2年契約で6億円、いや、7億円でも、というタイガースのラブコールを蹴って
ジャイアンツと2年契約で5億円で契約した元スワローズのグライシンガー。(金額は推定)

「ジャイアンツが日本一となるよう全力を尽くしたい。今から原監督とコーチ陣のもとでプレーするのが楽しみ」とコメントした。

報道によると在京球団が希望だったようで、お金で勝負したタイガースはお気の毒としか言いようがない。
マネーゲームとなっている、とか言う報道は空振りだったか。


スワローズは1年総額2億円+1年オプションの条件を提示。スワローズの国際担当課長が自ら米国入りし交渉にあたったが、合意できず、ということだった。
複数年契約を過去の経験から嫌がって手放してしまったスワローズ。


NUMBER WEBの11月30日の記事によると、
『2003年まで在籍したホッジスのケースだ。01年シーズン途中で入団したホッジスは02年に17勝をマークした。翌03年には開幕投手も務めたが右肩やひじの故障などで5勝に終わり、オフに解雇。「2年目は他球団に研究もされるし、1年目の反動から故障が出るケースが多い。だから複数年はリスクが大きい」』

果たして今回のグライシンガーに対するスワローズの判断は吉と出るのか?
チームが負けを積み重ねていく中、一人気を吐いて勝ち星を積み重ねていったグライシンガー。
その精神力とあのまじめな性格を持った彼と、ホッジスを同じと判断するのはどうだったのかな?
グライシンガーを見つけ出してきたスカウトのため息が聞こえてきそうだ。

ジャイアンツは今季のベイスターズの守護神、マーク・クルーン投手とも契約を果たしている。
着々と各球団の大物と契約を結ぶジャイアンツ。

それに対して、スワローズは補強の報道が今のところ全くない。

ファンとしてはヤキモキし始めている。

なんだか悔しいなあ、よりによってジャイアンツかあ...

2007-12-10

ニコンD300 その2

初めてD300を触った次の日の午前、店頭にてD300を触るがやはりまだ感触に慣れることができず。
その日の夜、再び触った時にはシャッター半押ししてのフォーカシングは、やっと、難なくできるようになった。

シャッターのストロークが短くて半押しがしにくい、と言う件については慣れの問題だ。
何度かシャッターボタンを押していると慣れてくる。
カメラのシャッターボタンのストロークなどとはそういうものだ。
だけれど、それだけストロークが短かったということだ。


ストロークが短いんだ、という前提でシャッターに触れれば、戸惑うことはないかもしれない。
僕の場合は他のニコンやキャノンやミノルタ=ソニーの感覚を持ったままでいきなりD300のシャッター半押しをした。
それで慣れるのに時間を要したのだと思う。


はじめてD300を触って動かしたときに初めての感想は以上の通りだ。


D300が発売になり、はや2週間が過ぎた。
デジタルカメラの一眼レフコーナーは、D300発売以来ちょっとした賑わいを見せている。
売り場を見ていると、
D300をはじめとして、ソニーのα700やオリンパスのE-3をじっくり触っているマニアックな人々。
オリンパスE-410,510やニコンD40,40Xを触っている人々。
キャノンのKISS-Xや40Dを触る人の割合は大分下がった感じだ。


さて、デジタル一眼レフカメラコーナーにD300を触りにくる人々と話をしていても、
シャッターのストロークが短くてフォーカスをしづらいということは、ほとんど聞かれない。
あれあれ、僕だけが感じたことなのかなァと思ったりもした。
しかし売り場でD300を触っている人々を端で見ていると、
ほとんどの人が、毎秒8コマの高速連写のシャッター音やその感触に驚き、シビれ、すごい!と心の中で感激しながら
それだけで終わっている。
シャッターを押しながら、シャカシャカシャカシャカ...と小気味よく切れるシャッターを確認して、
それだけで満足して、終わる人ばかりだ。
「いいね、すごいね!」と。

それはそれでいいのだけれど、
オートフォーカスの一眼レフの命は、そんなことよりフォーカススピードではないのかなあ。

僕は実は最初、シャッターの半押しをすることで、まずオートフォーカスの合焦速度を確認したかったのだ。
合焦速度を確認し、EOS40Dやα700と比較してみたかったからだ。
ということで、シャッターを半押ししたらバシャバシャとシャッターが切れてしまった(高速連写の設定になっていた)。
ピント合わせどころではなかった。
もちろんその時、「この毎秒8コマ連写はすごい!と思ったし、その小気味いいシャッターの感触に好感を持った。
でも、そんなことはどうでも良かった。

高速連写なんて、実際使う段になったら使わないであろうから。

例えば8000分の1秒や4000分の1秒のシャッターだって、すごいとは思う。
搭載されていれば、それはそれでメカとしては余裕があるし、自慢にもなるから満足感も満たせる。
けれど実際には使うことはない。
初めて4000分の1秒を搭載したニコンFM2を買った高校生の時に、2000分の1秒あれば充分だということは実感している。
4000分の1秒なんて、それを使う状況を作らなければなかなか使うことはない。

決して安い買い物をするわけではないのだから、実用面で比べてみればいいのに、と思う。
お店の売り場には、ライバル機種が並んでいて比較することができるのだし。


ということで、
話がなかなか進まないが、TO BE CONTINUE▶▶▶

2007-11-29

スワローズの補強はどうなっているの?

アレックス・ラミレスや石井一久が抜け、今まさにセス・グライシンガーもスワローズを去ろうとしている。
昨日今日のスポーツ紙などではタイガースが獲得に動くと騒ぎ立てている。

投手崩壊のなかで一人気を吐いてチームに貢献してきたグライシンガー。
彼もいなくなるのは、厳しいなあ。

高田監督はラミレスやグライシンガーを引き止めないわけがない、というようなことをコメントしていたと記憶するが
新聞などの報道を見る限り、そんなに強い意志が働いていた様子も見受けられない。

もっとも、スワローズ関連の記事なんてスポーツ報道の中ではそんなに重要視されていない。
だから我々一般ファンには本当の引き止めの攻防などの様子はなかなかうかがい知れない、
悲しいことにね。


主力選手たちが一人、二人と去っていくなか、着々と進んでいるのがコーチ陣の陣容。
先日も二軍ピッチングコーチとして八木沢荘六氏、
二軍打撃コーチとして淡口憲治を登用、契約を結んだと発表した。

スワローズにはまだ1軍クラスには達しないが有望な選手が多く在籍すると思う。
若い選手の育成に力を入れていくのだと言う高田監督の強い意志が伺える。

とはいえ、主力選手の去っていく記事ばかり目立つ昨今。
ファンとしては、不安だ。
水面下ではいろいろとやっているのであろうが、早く安心させてほしい。

2007-11-23

ニコンD300

22日、池袋のビックカメラ本店のカメラコーナーで新発売のニコンD300を触ってきた。

時間がなかったのでほんの2、3分程度触っただけであったが、久しぶりに触ってみたいと思っていたニコンだったので、その感想をば。
ちなみに、僕は一眼レフはF3をいまだに愛用していて、デジタル一眼はまだ欲しいと思ったことはない。

ちょうど午後7時をちょっと過ぎた時間で、仕事帰りのサラリーマンやOLでデジカメコーナーは結構混雑していた。
お目当てのD300。
展示機が数台出ているのにちょっと驚いた。
既に展示機をいじっている人が二人いたので触れないかと思ったのだが、その横にもう1台触れるものがあった。

電源スイッチを入れる。
ファインダーを覗きながらシャッターを半押しして、フォーカシングしてみる。
半押ししたつもりが、バシャバシャッとシャッターが落ちる。
高速連写モードになっている。
連写モードはそのままに、もう一度フォーカススピードを確かめるために者ターを半押ししてみる。
またバシャバシャッとシャッターが立て続けに落ちる。

あれあれ!
意外とシャッターが重く、ストロークも短い感触。
シャッターの半押しがしづらい。

これが僕の、第一印象だった。

何回かシャッターを半押ししてみたが、どうも半押しの感覚が摑めない。
もう一度ファインダーを覗く。
奥行きのある一眼レフデジカメ展示コーナーの一番端からごちゃごちゃとした展示台に並ぶ他の一眼レフにファインダーを向ける。
ファインダーの下に出るグリーンのAF合焦マークが微妙に点滅している。

51点測距が微妙なピント合わせに戸惑っているかの様。

近いところ、遠いところ、と、カメラを降りながらシャッターを半押ししてみる。
やはり、シャッターのストロークが短く、重い感触が気になるかな。
半押ししづらい印象が残る。

これはどうにかなるものなのだろうか?

さて、D300を手に持った感じは、D200とそんなに変わらない印象だった。
もっとも、D200にほとんど興味がなかったのでそんなに触っておらず、遠い昔の感覚で比較しているような感じでの感想だが。

キャノンのEOS40Dを触ったときは、30Dと比べて肉厚感がありシャッターの落ちるときの感触も安っぽくなく、好感触に思った。
ニコンのD300もD200に比べてみたときに、EOS40Dと30Dとで感じた違いのようなものを期待していたのだが、それは裏切られた感じだ。

それがいいとか悪いとかを言いたいのではない。

ただ、EOS40Dを触った時に感じた旧機よりも良くなった感触をD300でも感じられるかと期待していたことには裏切られたかな。
D200の野暮ったさを(これは僕が個人的に感じていたものでが)払拭してくれる洗練さを感じられなかったのはちょっぴり残念であった。

でも、シャッターを切った跡のアフタービューが面を見て驚いた。
液晶モニターの92万ドットはバカにできない。
ものすごくきれいだ。
EOS40Dは23万ドットだが、これを見たときは特に何とも思わなかった。
いやいや、キメが細かく色も気味が悪いほどクッキリ出ている。
これは評価できると思った。
撮ったものを確認するのに、今までなんていい加減な液晶モニターを使ってきたのだろうと思ってしまうほど、いい。
SONYのα700も確か92万ドットだったと思うが、こんなに鮮明だったかな?


以上がササッと触っていじってきた、ニコンD300の感想だ。


ライブビューの操作が分からなかったので、これは体験できなかった。
それがちょっと残念だった。

買うかどうかはまだ分からない。
しかし92万ドットの液晶モニターを見てしまうと、いいなと思っていたEOS40Dが、少しかすんできちゃったかなあ...

そんなところです、とりあえずは。

2007-11-21

野茂、故障者リスト入り

野茂英雄公式サイトによると、

『17日(土)の練習中に左足に違和感を覚え、翌18日付で故障者リスト入りしました。投球再開までは2週間程かかる見込み』

とのこと。


前回の登板では好調の兆しがあった。
そして次の登板に期待していた。
それだけに、残念としか言いようがない。
投球再開まで2週間というのも痛いなあ。


スポーツ選手は身体を酷使するから怪我をするのは仕方ないとは思う。
野茂は1年半の間、トレーニングはしていたとはいえ実践からは離れていた。
実践を続けていない分、身体を酷使しているとは言えないと思う。

野茂ほどのスポーツマンだからプロのトレーナーなどもついているだろう。
身体のケアについても人一倍気を使っているんじゃないかと思う。
怪我で1年半もマウンドに立てなかったのだから。
なんでここぞと言う時に、怪我をした箇所ではない左足に違和感なんか覚えるのだろう。
...これは素人の素朴な疑問です。

イチローは打席に入る前などでも、ストレッチをしている。
身体の柔軟性を維持する姿勢がここそこで見られる。
だから主立った怪我をしないのだと思う。

野茂はそういうことにあまり重点を置いていないような気がする。
特にここ数年のメジャーでのキャンプイン前の太った腹まわりを見ると、オフシーズンの間どう過ごしていたのかと思ったものだ。
(多分太りやすい体質なんだと思う)

これは、僕のファンとしての勝手な憶測、想像だ。
新聞や雑誌で見た記事や写真を見て勝手に覚えた感想だ。

もし野茂がこれを読んだら何を言ってやがると、人の苦労も知らず言いたいことを言っていやがると笑うかもしれない。

でも40歳近くなると、今までの身体のコンディション維持法は通じなくなる。
怪我も、なんで!というほど回復が遅くなる。
今までつかなかったところに脂肪がついたりする。
しかも、その脂肪を取るのも若い時以上に苦労する。
これは43歳の僕の実感でもある。
だから、野茂英雄の苦労も、大変だろうなあ、苦労してるんだろうなあ、と僕なりに想像している。

野茂がカラカスできっかけを摑み、来春メジャーのマウンドに立つ姿を楽しみにしている。
だからこそ、詰まらぬ怪我をして立ち止まることの無いよう、頑張ってほしいのだ。

だから、簡単に違和感を覚えるような身体であってほしくないのだ。
しっかり、怪我をしない身体を作ってから、メジャーを目指してほしい。
1年半も待って、やっと復帰を目指せるまでになったのだから。

2007-11-16

さらばアレックス・ラミレス

アレックス・ラミレスがスワローズ退団へ。

2007年、144試合フル出場!
29本塁打。
打率は.343で、青木の.346に届かず2位。
右打者で初めてシーズン200安打を記録。204安打を放つ。
史上初の3ヶ月連続月間MVP。
1000安打。
200本塁打。
外国人選手の連続試合出場記録485試合は最長。
などなど...

『今シーズンは90パーセントは満足できた。残りの10パーセントは、チームが勝つことができず、最下位という結果になってしまったということ。もっと上に行ける力があったのに力を発揮できずこの順位になったのが、(満足できない)10パーセントだと思う。』
と、今シーズンを終える時にこんなコメントを残していた。

2001年のシーズンから7年間、一番脂の乗った時に金銭的なことが原因でスワローズから離れてしまう。

仕方のないことだけれど、残念なことだ。
スワローズは、金持ちではないからね。
ましてや、シーズンのほとんどを最下位に甘んじた今シーズンは興行的にも収入は落ちてしまっているのだろうからね。


しかしながら...
シーズンのほとんどを最下位に甘んじたスワローズから、
グライシンガーのシーズン最多勝投手
ラミレスのシーズン最多安打、打点王、右打者最多安打記録
青木の首位打者、最高出塁率
と、
タイトル、記録が溢れ出ている。


国会じゃないけど、ねじれた、シーズンだった。


...ラミレスが他球団のユニフォームを着る姿なんて見たく...ないな...


同じアレックスでも、ヤンキースのアレックス・ロドリゲスはFAとなり移籍かとささやかれながらも2億7500万ドル(約303億円)で10年契約で残留だとか。


そんなことはどうでもよい。


ああ...つくづく...残念、残念、残念無念。

2007-11-15

野茂の5戦目の先発

14日のaguilas de zulia戦で、ベネズエラリーグでの5回目の先発に臨んだ野茂英雄。

1回、打者4人を相手に1安打1三振で無失点とのこと。
1回を投げたところで1時間半の降雨中断となりそのまま降板したのだそうだ。

チームは7対4で負け。
野茂の所属するleones del caracasは最下位。

そんなチーム事情を考えると、今回を含め2回ほど降雨中断で降板ということあったとはいえ...

ベネズエラのウィンターリーグに参加し、5試合に先発。
7回2/3を投げ被安打12、与四球12、奪三振4、失点9、自責点7。
0勝2敗、防御率8.22。

という成績を考えるとそろそろ先発ピッチャーとしての起用もなくなってくるのではないだろうか。
今日のピッチングは1回降板といえ内容は良かったようなので、首の皮1枚つながったというところであろうか。

野茂としてはとにかく試合で投げることが今は重要なのだから、今の段階では先発を外されようがあまり気にしなくてもいい。
1年半のブランクを埋めるのは容易なことではないだろうから。

良かったことは今日無失点だったことで防御率が9.45から8.22に戻すことができたこと。
残念だったことは好調に投げ始めてすぐに1時間以上の降雨中断となり、そのまま降板したこと。

いずれにせよ今日のピッチングを見る限り、
次回の登板は期待できそうなのでとりあえずホッとしている。

2007-10-27

松坂見たか!こういう気迫が欲しいんだ。

ワールドシリーズ第2戦のレッドソックス。
シリングのピッチング、岡島のピッチング、パペルポンのピッチング!

渾身の力を込めたピッチングフォームから投げられたボールが打者の手元でグンッッと伸びるあの、球、を、
見たか!

松坂君に、あの球を、投げてほしい、のだ。

失点をせずに岡島につなげるか、ハラハラするようなピッチングでなく、
完投、完封するのだという気迫あるピッチングを、してくれないか、と、期待しているのだ。

中4日でのローテーションの疲労がピークなんだろうと、解説者が行っていたけれど、
それはそうなのであろうけれど、

でもそんなの関係ねえ。

そういうことです。

頑張って、頂戴。

2007-10-22

野茂が、再び、投げた日。

10月20日、野茂英雄が2006年3月以来、約1年半ぶりにマウンドに立った。

ベネズエラのウィンターリーグ。
caracas Leonesで背番号34。

BPJのサイトによると...

『野茂が先発登板の日、球場は満員に近い状態だった。
野茂がブルペンでウォームアップを始めるとスタジアム全体の視線が彼に注がれました。
観客はカメラを向け、
Leonesのコーチ陣どころか選手までもがほぼ全員グランドに集まり、ブルペンをジッと見守っていました。
中には、その場で投げ方を真似し始める選手も...
トルネードの初陣はベネズエラで大歓迎を受けました。』

Leonesのホームページを見ると野茂がフォークボールの握りで投げている写真が載っている。

なんだか久しぶりの勇姿に、ジーンとしてしまった。
ベネズエラの方達にも注目されての登板に、胸が熱くなったりして...


試合は1回を投げたところで雨で中断。
中断時間が長過ぎて肩が冷えてしまい、大事をとってそのまま降板したとのこと。


『肘の痛みが出ずに投げられたのが良かった』とのコメント。
リハビリ期間中は良くなったり悪くなったりの繰り返しで痛みが続いていた...とのことだ。


とにかく、2006年6月に手術を受けて以来、野茂を追いかけるマスコミもほとんどなかった。
情報がないしブログも中断状態で、ファンとして長い間寂しい思いをしていた分、ここ数日の動向は本当にサプライズだ。


この頃、鬱々とした日々が続いていたのだが、少し元気をもらえた気がする。


何はともあれ、
満を持しての活動再開、大いに期待しています。

松坂はリベンジできるのか?

松坂大輔に大舞台が巡ってきた。
1勝3敗から、もしかしたらとは思っていたが、3勝3敗まで盛り返してきたレッドソックス。
ワールドシリーズ進出がかかった大一番の第7戦に先発登板する。
まさに松坂のキャッチフレーズとも言える“リベンジ”を決められるかどうか、の一戦だ。

とはいえ、ポストシーズンは2試合連続で4回2/3でKOされている。
簡単に“リベンジ”できる状況ではないことだけは確かだ。

松坂を見る周りの目も、ここに来て冷ややかだ。
「松坂を第7戦に送ることに抵抗はないか」
フランコナ監督は報道陣から辛辣な質問されたりしている。

松坂に失望しかけているファンや、報道陣、
今季の決して満足することのできなかった成績、
そしてポストシーズンの成績
これらに対してリベンジするチャンスを、神様が与えてくれているとしか思えない。

このチャンスを、どう、乗り越えていくのか。
ちょっとハラハラする、第7戦。


勝つか負けるかで、評価は全く変わってくる。


頑張れ“リベンジ”男、松坂!

2007-10-05

ルーキー増淵、気合の初勝利

ベイスターズ1−3スワローズ @神宮球場

3ヶ月連続月間MVPのアレックス・ラミレスが青木宣親に先んじて200安打を達成した。
あと5試合を残しているので、青木の持つセリーグ記録の202安打と、イチローの持つ日本記録の210安打も充分更新できる。
滅多にないチャンスだから、記録を更新してほしい。
ついでながらあと14本で200安打の青木も、久しぶりに大台に乗せてほしいし、あわよくば自己記録を更新してほしいものだ。

そしてアーロン・ガイエルも、ラミレスが200安打を決めたあとの打順でライトスタンドに33号2ランを放った。
これでセリーグ本塁打トップのジャイアンツの高橋由伸、ベイスターズの村田修一、ドラゴンズのタイロン・ウッズに2本差。
来日直後の試合で外野フライを万歳の格好で後ろに落とし、「このガイジン、ダイジョウブ?」と心配したりしたのにね...。

そして、西武から2003年に移籍してカムバック賞など獲得して活躍した鈴木健が最後のバッターボックスを15球粘ってセンター前にヒットを放ち、現役最後を飾った。

と、このようにこの日は打撃陣の華々しい活躍に話題をさらわれた。

しかし、ルーキーのピッチャー増淵竜義がプロ初勝利を飾った日でもあったのだ。
前日の高校生ドラフトで5球団が競合した仙台育英学園高校の155キロピッチャーの佐藤由規の交渉権。
それを古田監督が引き当てたのがいい刺激になったのだろう、シーズンの最後の最後で頑張り、結果を出した。
今シーズン残り6試合となったこの日は5度目の先発だった。
去年のドラフトで自分のくじを引き当てた古田監督に最後の最後に初勝利という形で恩返しができた格好だ。
最速149キロを出しながら7回0/3を投げ、95球、被安打6、奪三振4、与四球1、無失点は上出来だ。
高卒ルーキーでの勝利は、スワローズでは2003年の高井雄平以来とのこと。
先輩として、とりあえずはエヘンと威張れるわけだ。

古田監督のくじ運が、ルーキーに気合いを入れた、のかも、ね。

スワローズの試合はまだまだ...熱い。

パリーグはファイターズが、セリーグはジャイアンツが優勝。
スワローズは消化試合をこなしている。

今日はベイスターズに勝って借金21、5位。
カープと最下位争いをしているけれど、おそらく5位に落ち着きそうな感じだ。

5位であろうが、最下位であろうが、久しぶりの体たらくである。
古田監督も責任を感じざるを得ない体たらくである。
しかし、
そんなチーム状態なのに...
世の中はクライマックスシリーズに目がいっているというのに...
スワローズの試合はある意味...緊迫感があるのだ。

キ・ロ・ク、だ。
今シーズン古田監督を悩ませたピッチャー陣。
1軍と2軍の入れ替えが激しい1年だった。
そんな中で孤軍奮闘したのがセス・グライシンガー。

彼は帰国のため、4日に出場選手登録を抹消されている。
が、16勝で今シーズンの最多勝利投手は確定だ。
最優秀防御率は僅差でジャイアンツの高橋尚成だった。
グライシンガーに取っての最後の試合は打線が沈黙して勝てなかった。
しかし、シーズン通して最下位争いをしていたチームにあって孤軍奮闘、あっぱれだ。

まあ、でも、これはもう戦いが済んで確定したコトだ。


打撃陣の方ではまだまだホットにチャレンジ中なのだ!

まず、打率争い。
アレックス・ラミレスと青木宣親の首位打者争い。
強の試合が終わった時点で.348と.343だ。
同じチームだけに、ほぼ同じ打席数が回ってくるであろうし、相手ピッチャーも贔屓のしようもないから純粋に競い合いを楽しめる。

そしてこの二人は安打数でも争っている。
ラミレスは昨日、4日に200本安打を達成した。
プロ野球史上3人目。右打者では初。
青木もあと14本で200本安打達成だ。
あと5試合ということではまだまだ達成可能圏内にいる。
そしてラミレスは青木が持つセリーグ記録の202安打と、イチローの持つ日本記録の210安打を更新できるかがかかっている。
二人とも、残り5試合でどこまで安打を増やせるのか、ワクワクしますなぁ〜。

最下位争いの低迷チームの1番打者と3番打者とが、200安打とその日本記録、そして首位打者を争うなんて聞いたことない。
チームが違うわけじゃないから、敬遠などされたり、休場したりなどと言うファンいとってはつまらない駆け引きなどもない。
正々堂々の切磋琢磨が見られるから、すごく面白いし、記録の更新が本当に楽しみだ。

そしてもう一つ。
本塁打王争い。
昨日の試合が終わった時点で、
高橋由伸(ジャイアンツ) 35本 残0試合
村田(ベイスターズ)   35本 残5試合
ウッズ(ドラゴンズ)   33本 残2試合
阿部(ジャイアンツ)   33本 残0試合
ガイエル(スワローズ)  33本 残5試合

あ〜らあら、ガイエルがいいポジションにいるじゃないか!
地味にではあるが、結構いいところで打ってはいたのだが、タイトルを狙えるところまで打ってくれるとはね。
来日した時には想像できなかったナ。

ジャイアンツはもう試合がない。
ドラゴンズのウッズはあと2試合。
最大のライバルはベイスターズの村田か。
これも最後まで目が離せないねぇ。
試合ないジャイアンツファンもちょっと気になるかも。
ああ、村田が1本打った時点でどうでも良くなるか。

ガイエル!頑張ってタイトルを獲って気持ちよくシーズンを終えてくれ!


と、いうことだ。
最下位争いチームと思えない、タイトル争いと記録更新が満載の残り5試合をスワローズは抱えているのだ。

なんだか、今のスワローズは日本の政界と似ている様に思えてきた。
衆参で与野党逆転のねじれ国会。
志半ばで去った安倍首相。
一方、
最下位争いのチームなのにタイトル争いと記録更新満載のチーム。このねじれた矛盾。
そして志半ばでチームを去る古田監督。

2007-09-28

石川雅規、やっと本格的に復活!

9月13日、
<ジャイアンツ0−5スワローズ>
石川雅規が今季初完投、初完封をした。
3勝目。
9回を102球、被安打4、奪三振3、無四球、無失点。
もう一度言う。
完投、完封、だ。
やっと先発ピッチャーとしての石川雅規本来の姿を見せてくれた。
完封勝利はプロ初とのこと。
今シーズンは先発してもなかなか勝てず、ファームで何度も調整をした。
特に8月は中継ぎに徹し、時にはワンポイントだったり時には1回だったりと、我慢のピッチングが続いた。
2002年に入団以来去年まで、12勝、12勝、11勝、10勝、10勝と2桁勝利を続けてきた石川。
プロ入り以来これだけ活躍してきた彼が初めてぶつかったスランプという壁。
なんで勝てないのか、訳も分からず暗中模索の日々だったはず。
先発ピッチャーが中継ぎとして投げ続けるというのは、最初は不甲斐なく降格された屈辱感に悩まされたのではないか。
じっくりスランプを克服していくのだという強い信念を持つまではなかなかそんな自分に納得いかなかったのではないか。
先発しながら調子を取り戻していきたいと、そうしていくのが先発ピッチャーの調整法なんだ、
先発ピッチャーとしてのポジションだけは外さないでくれ、
そう思うのは当たり前のことだと思うし、その焦りが投げ急ぎのような形になった。
そして打たれてしまった。
7月まではそんな感じだった。
7月半ば頃から、2番手3番手としてワンポイント、もしくは1イニングを中継ぎとしての登板が続いた。
古田監督としても、打たれて点を取られない投球、勝負勘を取り戻させたかったのだろう。
石川自身も、いつしか1イニングを点を取られることなく投げ抜き次のピッチャーにつなぐことに徹して投げることに専念するようになっていた。
そして猛暑の続いた8月いっぱいを中継ぎとしてはほとんど完璧にその役割を果たすまでに調子を取り戻していった。
この日の完投勝ちは、スランプで勝てない中でプロ初完封というオマケまでついた。
2ヶ月近く黙々とプライドを捨てて中継ぎとして投げながら調整し続けたご褒美みたいだな。
本当に復活したかどうかは次の投球でも勝てるかどうかにかかっていると言ってよい。

次の登板は19日、中日戦だった。
試合前に古田敦也選手兼監督が今季限りの現役引退と監督辞意を表明した。
石川雅規には酷な言い方かもしれないが、今年のヤクルト低迷の最大の原因は石川が勝てないことにあったと僕は思う。
普通に考えれば10勝は計算できるピッチャーなのに、やっと3勝したばかりなのだ。
スランプに陥ってしまうことは仕方のないことだと思う。
そしてスランプの度合いがひどいと克服するのも大変なことだ。
復活を占う試合となるこの試合の始まる直前に、古田の引退と退団の記者会見が行われるなんて...
なんと言う皮肉な巡り合わせであろうか...
さて肝心の試合。
石川は1回表、先頭打者を4ボールで1アウト一塁から中村紀洋にヒットを打たれて一、二塁とされる。
しかし続くウッズと森野を内野ゴロを打たせてピンチを切り抜ける。
スワローズはその裏に青木のヒットとラミレスのタイムリー2塁打で1点先制。
1アウト二塁からガイエルが2ランホームランでさらに2点と、3点リード。
石川は毎回先頭打者にヒットを浴びる。
3回表にはピッチャーの朝倉と井端、荒木に3連続ヒットを浴びて1失点。
4回表には1アウト三塁から英智にセンター前にヒットを打たれてさらに1失点。
これで、ドラゴンズ2対3スワローズ。
4回裏にはキャッチャーの川本良平の7号ソロと田中浩康の三壘打などで2対5。
しかし5回裏に石川は1アウト三塁からウッズに内野ゴロを打たれ3累ランナーがホームを踏み3対5。
石川はこの回まで投げ78球。被安打10、与四球1、3失点。
2点のリードで勝ち投手の権利を得ての降板だったが3番手の花田が2失点、6番手シコースキーが中村紀洋に18号ソロを打たれ逆転負け。
<ドラゴンズ6−5スワローズ>
負け投手はシコースキー。
リリーフ陣が打たれて石川の4勝目はお預けとなった。
被安打10は打たれ過ぎだったが、失点を3に抑えて先発投手の最低責任回数を投げきったことは大きかったと思う。
13日に3勝目を手にするまではこれができなかったのだから。
被安打10は、今までなら自滅していたところだ。
7月から2ヶ月かけて忍耐強く中継ぎで使い続け、ここまで調子を取り戻させることができたことは古田監督としては感慨深きことであったのではないか。
試合に負けたのはとても残念だったけれども。

そして25日。
石川雅規は中6日で広島でのカープ戦に先発した。

今季スワローズと熾烈な5位争いをする広島カープ。
カープの先発ピッチャー青木と6回まで0−0の投手戦を繰り広げた。
迎えた7回表、スワローズはガイエルが32号ソロ、さらに8回表にラミレスが26号ソロを放ち2点リード。
石川はそのままカープ打線を抑えて8回裏を乗り切り9回裏、カープ打線を10球で簡単に三者凡退に。
<スワローズ2−0カープ>
なんと今季2度目の完投、完封勝利!
9回を投げきり98球。被安打4、奪三振7、無四球、無失点。
そして、今季4勝目を挙げた。

石川雅規曰く、
「今年はチームに迷惑かけたし、監督に少しでも成長した姿を見せたかったので死に物狂いでやりました。優勝もできずクライマックスシリーズにも出られないのにファンが球場に足を運んでくれる。精一杯プレーを見せ、監督にも恩返しをしたいと思う。」

「残りも全力で頑張る」

古田監督は、
「何が起きたんだろうね。スピードはなかったけれど大胆にインコースを攻めていたね。」


石川が勝てないことは今シーズンのスワローズにとって大変大きな誤算であった。
しかし、ここに来てこんなに急激に、しかも力強く復活してくるとも思わなかった。
優勝もできないしクライマックスシリーズにも出られないけれど、彼の復活は我々にとってとても心強いことだ。

限りなく4位に近い成績で古田監督を送り出してあげておくれ、石川君!

2007-09-11

結局...ドラゴンズに3連敗かぁ

週末は出かけていて、土日の試合の感想など書けなかったのでまとめて書く。

9月8日(土)
スワローズ2−5ドラゴンズ @ナゴヤドーム
ピッチャーの川島亮が久々にいいピッチングを披露した試合だった。
特に3回から6回まではドラゴンズ打線を丁寧なピッチングでパーフェクトに抑えた。
2点リードで迎えた7回裏にこの日2本目のヒットを中村紀洋に打たれる。
続く李炳圭が内野安打。
さらに見方のエラーがらみでノーアウト1、3塁に。
代打立浪にタイムリーを打たれて1失点。
続く英智、谷繁を打ち取り1点リードを守った。
8回表に回って北田淳で代打を送られて降板した。

川島は7回を投げ被安打3、奪三振4、与四球1の1失点。

しかし、残念なことに8回に登板したリリーフ陣が崩れた。
2番手の花田真人は1/3を投げて被安打2、2失点。
3番手の石川雅規は1/3を投げ奪三振1の無安打無失点。
4番手の館山昌平は1/3を投げ被安打2、奪三振1与四球2で2失点。

先発した川島亮は今季一番の出来だったのではないか。

であるから、後続のピッチャー陣が崩れて負けてしまったのはとても残念だった。
調子の上がらないシーズンはやっといいピッチングができたときでもこんなモノなのかもしれない。
でも、「自信になる投球ができた」とのコメント。
これが大事。
次の登板が楽しみだし、次には勝って本格化してほしい。
残り試合は少ないけれど、来年につながるであろうから。

キャッチャーの川本良平が守備妨害を取られたプレーで右肩を痛め、替わって出た福川将和がクロスプレーで首を痛めるというアクシデントがちょっと心配だ。


9月9日(日)
スワローズ1−4ドラゴンズ @ナゴヤドーム

この日はなんと言っても現在勝率と防御率でセリーグ2冠のセス・グライシンガーが1回裏に6連続安打を浴びて4点を先制されたことに尽きる試合だった。

まず、先頭打者の井端に2塁打。
2番荒木にライト前ヒットでノーアウト1、3塁。
3番中村紀洋に初球をセンター前に打たれて1失点、ランナーは1、2塁に。
4番ウッズにセンターオーバーの2塁打でさらに1失点、ランナーは2、3塁に。
5番森野にレフト前ヒットを打たれてまた1失点、ランナーは1、3塁に。
6番李炳圭にセンター前ヒットを打たれてさらに1失点、ランナーは1、2塁に。
連続安打の悪夢はここまで。
7番の英智を3塁犠打、8番谷繁を三振、9番中田を1塁ゴロで3アウト。

2回、3回は調子を取り戻し3者凡退に。
4回は英智にヒットを打たれるが、続く谷繁、中田、井端を三振、ファーストフライ、ショートゴロの仕留める。
5回表の打順で代打を送られて降板した。

4回を投げて被安打7、奪三振4、無四球の4失点。71球だった。
今季最短投球回数だった。

「ナゴヤドームでは毎回打たれている気がする前回も打たれているしね。
(球場との相性は)どうか分からないが、自分でも何が悪かったのかよくわからない。」

「もう終わったことなので次ぎに頑張る」

そうそう、こういう日は気持ちの切り替えだけしっかりすれば良いのだ。

5回以降はシコースキーが2回、鎌田が1回、木田が1回を投げ、無失点に抑えた。


打線は5回表にドラゴンズの2つのエラーと4ボールで1アウト満塁からの青木宣親の犠牲フライでの1点のみ。
ドラゴンズ先発の中田に8回まで4安打で1点。
最終回は2番手の岩瀬に3者凡退に打ち取られた。
岩瀬はこれで通算150セーブを達成した。


スワローズはこの3連戦を3連敗。借金22は今季最多。最下位に転落してしまった。

2007-09-07

今日はあきれて何も言いたくない。

スワローズ1−6ドラゴンズ

ドラゴンズの先発は朝倉健太。
今季は23試合に登板、11勝6敗、防御率2.83。

スワローズの先発は伊藤秀範。
今季は3試合に登板、0勝0敗、投球回数4回、防御率4.50。
伊藤秀範は今年、四国アイランドリーグの香川オリーブガイナーズから入団したルーキーだ。
2005年にアイランドリーグで最多勝利投手となった実績を持つ伊藤は去年のドラフト会議の2次ドラフトで指名されて育成選手としてプロへの切符を手にしたルーキーだ。
開幕1軍を果たしたが彼は、8月23日に1軍に再登録。2試合、3イニングを投げて無安打無失点と好投をしてのプロ初先発だった。


1回裏、1アウトから荒木に初球をセンター前にヒットを打たれると続く中村紀洋屁の2球目が暴投となりランナーは2塁へ。
その中村にレフト前にヒットを許し1、3塁のピンチで好調のウッズを迎える。
フルカウントからライト前にヒットを打たれ先制点を取られる。
なおも1アウト1、2塁で次の森野は三振にするも続く李炳圭にライト前にタイムリーを打たれて2点目を奪われる。

続く2回裏は先頭打者の谷繁にレフト前ヒットを打たれ、1アウトを獲ったあと井端にもレフト前にヒットを打たれて1アウト1、3塁。
続く荒木にセンター前ヒットを打ったれて1点追加。
続く中村紀洋にフルカウントからの8球目をレフトスタンドに運ばれ、これが17号3ランでさらに3点追加。
つまりドラゴンズ6−0スワローズ。

伊藤は続くバッターを打ち取るが続く3回表の打順で代打を送られて降板。
2回54球を投げ、被安打8、奪三振4、6失点で初先発でほろ苦い1敗を喫した。

後続のピッチャーは、
2番手、石川は2回を投げ被安打2、無失点。
3番手、シコースキーは1回を奪三振2の3者凡退。
4番手、鎌田は2回を投げ被安打1、奪三振1の無失点。
5番手、佐藤は2/3を投げ被安打1の無失点。
6番手、吉川は1/3を投げ無安打無失点。
伊藤のあとはドラゴンズ打線を完璧に抑えている。

一方のドラゴンズは朝倉健太が最後まで投げ抜き、スワローズ打線に10安打を打たれながらも完封、完投。堂々の12勝目。

古田敦也監督は、「あれだけ甘いところへ行ったら打たれる。これを力の差と言ってしまうかどうか。ここ2回ぐらいはうまくいっていたし。松岡もピリッとしないから若くてファームで良かった選手を谷間で使っていこうということなんだけどね...」

何を言っているんだい?

首位争いをしているチームが勝ち頭のエースを先発させているのに...。
いくらローテーションの谷間といえ、1軍で投球回数4回の実績しかなく、防御率も4.50のルーキーを、ファームで調子が良かったからと使ってくるかねえ...。
何とも失礼な、相手をバカにした先発起用だ。
一つでも多く勝ってほしいとお金を払って応援に来ているお客さんにもガッカリな起用だった。
いくら最下位争いのチームでも、お金をとってお客に試合を見せているんだろ!と言いたい。


自滅してゲームを壊してしまったルーキーはかわいそうだし、古田に対しては何をやっているんだとあきれるばかりの試合だった。

2007-09-05

石井一久は今年12勝できる?

スワローズ5−3カープ

今日は石井一久が好投した。
昨日の勝ちの流れをつないで勝ったことはいいことだ。

初回にカープのアレックスにソロホームランを浴びる。
これで0−1。
スワローズは3回裏に田中浩のタイムリーとラミレスのサードゴロ併殺崩れの間に3塁ランナーがホームを踏んで2−1と逆転。

逆転してもらった石井一久は3回から5回をパーフェクトピッチング。

5回裏には宮出隆自が9号2ランをレフトスタンドへ叩き込み4−1。
6回表に併殺崩れの間に1点を失い4−2。
その裏にキャッチャーの川本良平が4号ソロホームランを放ち5−2。


石井一久は7回1/3を投げ被安打4、奪三振8、与四球2、2失点で7勝目をマークした。


石井一久は試合後、「僕は12勝はできる力はある」とうそぶいたとか。


そりゃそうでしょ!
この時期に石井一久ほどのピッチャーがこの時期に7勝しかしていない方がおかしい。
今日勝って12勝目であってもおかしくないくらいだ。

もし石井一久があと5つ余計に勝って12勝していて、石川雅規が8つ余計に勝っていて10勝していたとしたら...
つまり、13個余計に勝っていたとしたら...
今48勝67敗だから61勝54敗か...
現在の順位なら、2位の63勝52敗4分けのタイガースと3位の63勝53敗2分けのドラゴンズのレベルだ。
ああ、ああ...こんなこと想像してみたところで虚しいばかり。

しかし、ピリっとしない石井一久とスランプからなかなか立ち直れない石川雅規の活躍がないのがチーム低迷の一因でもある。

そこのところを改めて認識してほしい。


だから、言ったからには12勝してシーズンを終えておくれよ、石井一久!

頑張れ!...期待している。

2007-09-04

14勝、防御率2.50、2冠のセス。

スワローズ1−0カープ

セス・グライシンガーが9回を111球、被安打3、無四球無失点で14勝目を挙げた。
期待のルーキー捕手、川本良平と初めてバッテリーを組んでの試合だった。

監督の古田敦也の「ずっと負けていたし、変わったことをしないとと思った」ということでの起用だったようだ。
2回裏に宮出が放った8号ソロの1点を、完投と完封で守りきっての14個目の勝ち星。
お見事!としか言いようがない。
今日はレッドソックスの松坂大輔も14勝目を挙げたが、その松坂も羨むであろう堂々たる内容での勝ち方だった。

グライシンガーは川本に対し、
「低めを意識させてくれるように、いい的になった。」
川本は、
「助けられてばかりでした。リズムがいいし、コントロールがちょっと高かったけれどコースが良かった。」
とグライシンガーを評していた。
初めて組んだにしてはなかなか息が合っていたことが伺える。
そして初めて組んで完封をしてのけたのだから相性はいいのだろう。
とはいえ、
「自分も彼のスタイルを学んで行かなければ行けないし、どんどん息が合ってくると思う」
と、グライシンガー。
こういう姿勢が好成績につながっているのだろうな。

今年はグライシンガーに何度悪い流れを断ち切ってもらっていることか。
チームとしては今日のテンポのいいすばらしい勝ち方を次の試合に活かし、借金を一つでも多く減らしてほしい。

14勝は現在セリーグ勝率1位。
防御率2.50も、とうとうジャイアンツの高橋尚成を抜きセリーグ1位。
すばらしいことだ。
改めて言うが、勝ち方がとても良かった!
チームが最下位というのが水を差すけれど...

とにかく最後まで諦めず、一つでも多く勝っていっておくれよ!

2007-09-03

ブログ再開。

修理に出していたmacbookをなかなか取りに行けなかった。
久しぶりに休みの今日、銀座のアップルに行ってきた。
やっと手元に戻ってきました。


20日あまり間が空くと、野球を中心に書いていたわけだが、状況がだいぶ変わってきてどこから書いたらいいのかちょっと戸惑てしまう。

とはいえ...
肝心のスワローズは8月8日の借金17、5位の状態から、現在は5連敗中で借金21で最下位。
この20日あまりの間にズルズルと調子を落としていっているのだ。

松坂大輔も、8月4日のマリナーズ戦で13勝目を上げて以来白星から遠ざかり3連敗中。
日本時間の4日午前、つまり明日ブルージェイズ戦で14勝目を狙う。


この20日あまりの、僕が大きく取り上げてきた面々の成績は挙(こぞっ)てぱっとしないなあ。


イチローだけは正に雲の上の人、黙々と着実に実績を積み上げていっている。
今シーズンの200本安打まであと2本。
達成すれば7年連続だ。


ブログを書けなかった間は書いている時に比べて一歩も二歩も下がって彼らを見ていた。
また、距離を少し縮めて彼らを見て行きたいと改めて思う次第。

そうそう、9日の日曜から、何かとお騒がせの大相撲でも9月場所が始まる。
朝青龍が出場しなくてとても残念な場所であるけれど、場所が始まるまでに僕のブログも調子を整えて行きたいと思う。

暑い夏もそろそろ終わり、野球も終盤戦を迎えつつある。

少し視野を広げて書いていきたいともと思っている。

兎に角、ブログを久しぶりに書き始める。
ちょっぴり新鮮な気分。

2007-08-09

宮本14打席ぶりヒット。

ベイスターズ3−5スワローズ

8月4日のジャイアンツ戦第一打席以来13打席ヒットのなかった宮本。
ベイスターズが佐伯のソロホームランで1−0とリードしていた4回裏、チャンスに打順が回ってくる。
ガイエルの4ボール、リグスのヒットでノーアウト2、3塁。
セカンド後方にポトリと落ちるヒットで走者一掃のタイムリーヒットを打った。
14打席ぶりのヒット。
このあと、5回裏にアレックス ラミレスが15号ソロ。
7回裏に青木宣親が18号ソロ。
8回裏に7回からサードを守っていた城石憲之が2号ソロを打ち、5対3で逃げ切り勝ち。
連敗は5でストップ。

ソロホームラン3本で逃げ切り勝ちということは、ベイスターズのピッチャー陣に助けてもらった格好か。
でも、今は勝ち方をどうこう言うよりとにかく勝つということが肝要。
細かいことは言うまい。
最初の逆転が打線のつながったいい点の取り方だったから、良しとしよう。
今日も頑張ってくださいね!

ピッチャーの方に目を転ずると、この日に1軍復帰した川島亮が先発。
2回表に佐伯にソロホームランを浴びるが、その後は7回までベイスターズ打線を散発4安打に抑える好投。
7回2/3を投げ被安打5、奪三振4、与四球1の1失点で2勝目。

最後の4番手に登板した花田が1/3を三振に打ち取りプロ初セーブ!

個人的に注視している石川雅規が川島のあとの2番手でワンポイントの登板。
無安打無失点だった。
先日も書いたが、石川は7月28日の1軍復帰以来、中継ぎで無失点を続けている。
打者を打ち取る感覚が完全に戻ってきたと言っていいのではないか?
そんな石川が中継ぎにいるのは今のスワローズにとっては頼もしいことだ。

2007-08-07

あれよあれよ、借金18!

愛用のmacbookを修理に出したので、今週はなかなかブログの更新ができないと思います。
買ったのは今年の1月で、はや修理。
中身が壊れたのではなく、外部破損。
落としたりぶつけたりで破損したのではない。
これについては後日書いていきたいと思っている。

今日はネットカフェに立ち寄って書き込みをしている次第。


さて、スワローズの負けが込んできている。
古田監督は神宮で「辞めろ!」なんて野次を飛ばされたらしい。

今日のベイスターズ戦。
たった今、3-2で負けてしまった。
先発はグライシンガー。
打線の援護がなくて勝てないことが多いので本当に気の毒。


更新できなかった分も含め、振り返ってみると...

8月4日(土)
ジャイアンツ8-6スワローズ

館山が6回表、見方のエラーがらみで2アウト2,3塁の場面で清水に3ランをうたれる。
そのあと小笠原に2ランを打たれてノックアウト負け。

じっくり丁寧に投げる館山が好きでこのところ先発日を楽しみにしている。
しかし、どうも不運な負け方で連敗中だ。

8月5日(日)
ジャイアンツ9-2スワローズ
この日は石井一久がジャイアンツ打線に滅多打ちにされた。
初回にノーアウト1塁から矢野に2ラン。
3回表に2アウト2塁から二岡に2ラン。
これで4対0。
5回裏にラミレスのタイムリーで1点返して4対1。
二岡とイスンヨプに1発を浴びて6対1。

石井一久は結局6回を被安打6(HR6)、奪三振7、無四球、失点6で8敗目(6勝)。
石井一久が試合を作れなかったことに尽きる。
しっかりしてくれぃ!

これでジャイアンツ3連戦は3連敗。
7月の3連勝をしっかりリベンジされた。


そして、今日。
ベイスターズ3-2スワローズ
先発のグライシンガーは7回を投げ被安打7(HR2)、奪三振6、無四球、失点3で4敗目(11勝)。
スワローズ打線は7安打ながら得点は2点。
ここが問題だな!

これで5連敗。
借金18、か...。


今朝の日刊スポーツは1面トップで「監督も今季限り?古田兼任監督、白紙」
自力3位消滅、なんて夢も希望もない小見出しもあった。
今日も負けてしまったけれど、このままズルズル落ちていかないでくれよ!
これで最下位になったら、踏んだり蹴ったりだよお!


ちょっと悔しいので、気を取り直して最後に救いの明るい情報を。
先週に引き続き、不調から立ち直りつつある石川雅規ウォッチング情報を。

7月28日に1軍復帰して以来...
28日、6番手で1回を投げ被安打1、奪三振2、与四球2の無失点。
29日、3番手で1/3回を無安打無失点。
8月1日は3番手で1回を投げ3者連続三振で無安打無失点。
5日は石井一久の後3番手で1回を投げ被安打1、与四球1の無失点。
今日は3番手に登板、奪三振1を含む三者凡退。

堂々たる成績を残しているんである。
本来のピッチング感覚を取り戻したといってもいいのではないか!


ああ、石川の記録を振り返っていたら、少し気が晴れたよ!


石川はやっと調子を取り戻してきたようだねぇ!

2007-08-04

またもや1点差負け...

ジャイアンツ3−2スワローズ

藤井秀悟が7回2/3を114球、被安打3、奪三振8、与四球3、失点1と頑張った試合だった。
だから何とか勝利をと願っていたのだが、神様はまたしてもスワローズに意地悪な顔しか見せてくださらなかった。

1対2と1点リードで迎えた最終回、3番手ピッチャーとして高津が登板。
先頭打者の二岡にレフトフェンス直撃の2塁打を打たれ、続くイスンヨプの内野ゴロでランナーは進塁して1アウト3塁に。
ここで阿部慎之助にカウント0−2から右中間スタンドへ24号2ランホームランを打たれた。
スワローズは3対2で逆転負け。

ということで最終回で逆転され、またも1点差だった。
勝てる試合だっただけに、残念無念。

高津がスライダーを投げて勝負して、阿部慎之助が2ランを打った、
それだけのぉ〜ことさ〜、ふふんふん。

2007-08-03

もっと抜け目なく!ね。

スワローズ5−6タイガース

また、1点差負け、か...。

昨日の試合はこの場面に尽きると思う。

4対6、スワローズが2点の差をつけられて迎えた9回表。
スワローズは1点を追加し5対6、なおも2アウト3塁という場面。
タイガースのピッチャーは藤川。
バッターの田中浩康は2ストライク1ボールで藤川が投げたフォークボールにハーフスイングをとられた。
そしてそのボールを矢野が後逸。
振り逃げで同点という場面だったが、田中はバットを振っていないと判断したため1塁へ走り始めるのが遅れた。
3塁ランナーがホームを駆け抜けるが、キャッチャーからの送球で1塁へのスタートが遅れた田中は1塁でアウトとなりゲームセット。

古田監督はこのプレーについて「ベンチでも声を出したんだけどあの声援だし、聞こえなかったんでしょう。
ただアンパイアも手を挙げてる訳だしねえ、惜しかったけど。
まあ珍しいプレーだから...
ひとりを責められないけれど、(アンパイアの)スイングって声が聞こえなかったんでしょう...』

田中にとってはいい経験になったかもしれない。
しかし同点にできる緊張した場面だったしプロとしてはちょっと間抜けなプレーだった。
もっと抜け目なく狡猾にプレーをしてほしい。
きっと次からはそうなってくれることを願うばかりだ。

借金14、4位タイガースとは8ゲーム差。
タイガース3連戦は1勝2敗。
今日からジャイアンツ3連戦。
中継ぎ陣の調子が上がらないが、まずは今日の1勝を期待してまっせ!

2007-08-02

下柳の10失点にビックリ。

スワローズ11−3タイガース

スワローズが勝ったことよりも、相手方の下柳が10失点という方にビックリしてしまった!
だから敢えて先発ピッチャーのデータ比べを。
こういう試合はこういうシンプルな書き方の方が伝わるのではないか?

グライシンガーは8回を投げ104球、被安打5、奪三振7、与四球1、失点1。
下柳は4回2/3を投げて99球、被安打10、奪三振3、与四球3、失点10。

下柳、ご苦労さん。

グライジンガーは、お待たせの11勝目。

で、今週気にすることにしたピッチャーの石川雅規。
3番手で、最終回に登場。
1回を投げ14球、三者連続三振だ!
石川君は復活なのか?復活してくれるのかなあ...。
三者連続三振って、すごく頼もしい響きじゃないか!

GODZILLAじゃなく、ゴジラになって!

松井が7月最後の試合で20号ソロ、21号2ランと2本ホームランを放った。
7月に13本ホームランを打った。
そして、7月だけの打率が.345なのだそうだ。
ホームランだけでなくヒットも打っているのだ。
ちなみに6月までの打率は.269。

巨人時代の月間最多記録に並ぶ、のだとか。
そんな記事を見ると、あらためて7月は絶好調だったんだなあと思う。

7月7日に松井秀喜がやっと調子を出してきた、と書いた。
弾丸ライナーで鋭く外野席に突き刺さるホームランが松井秀喜の魅力なのだ。
ヤンキースで地味にヒットばかり打っている松井なんか、はっきり言って魅力半減で先月初めまではなんか寂しかった。
記録記録で騒がれるイチローや勝ったり負けたりのビッグマネー男松坂に話題をさらわれていた。
というか、同じヤンキースでも勝てない不振の井川の方が逆に話題をさらっていたんじゃないか?

つくづく、開幕直後の怪我からよくぞここまで復活してくれたと思う。

メジャーに行ってからはホームランバッターの姿が影を潜める傾向にあったが、日本のホームランキングの実力のホドをそろそろアメリカの皆さんに見せてあげてもいいのじゃないかな。
僕が見たい本当の松井秀喜の姿は、実はそういう松井秀喜なのだ。
できれば日本で打った年間自己最多記録、50本を塗り替えてほしいね、メジャーで。
ジャイアンツにいた頃はゴジラと書かれた。
アメリカに渡ってからはGodzillaと書かれている。
ゴジラと書かれていた頃の松井秀喜に戻って記録を破ってよ!

2007-08-01

4位タイガースに8ゲーム差。

スワローズ3−4タイガース

石井一久が3回裏にタイガースの赤星を見逃し三振とし、日米通算2000奪三振を達成した。
その石井は2回裏に金本を4ボールで歩かせたあと林威助、桜井にヒットを浴びて1点。
矢野にタイムリーを打たれてさらに1点。
関本にレフト前に打たれて1アウト1、3塁で杉本のぼてぼてのサードゴロの間にさらに1点取られる。
この3失点以降は3回4回と無難に打者を打ち取り、5回表のスワローズの攻撃で1アウト満塁のチャンスに代打真中のコールがかかり交代。
石井は「調子自体は悪くなかった。代打を出されたのはチームの戦略だから仕方ない。」
最速は139キロながらスライダーやカットボールを左右に散らして的を絞らせないピッチングだった。
しかし古田監督は「石井はあまり良くなかった。点の取られ方が悪かった」

石井一久はこの日、4回を55球投げて被安打5、奪三振1、与四球1、3失点。
またまた勝ち負けなし。
チャンスのためのピッチャー交代は仕方ないことだが、そこでもう1点が獲れないのだなあ...sigh...

6回以降はタイガースJFKに抑えられ、わずか1安打。


3試合連続で1点差負けだ。
今更ながら今年はこんな試合が多い。
あれよあれよという間に借金も14になってしまった。
4位のタイガースに8ゲーム差。
首位と8ゲーム差でも、気が遠くなるのに。
4位の道のりは遠いな...今年は。
7月上旬の連勝も今や虚しい。
弱気なコメントを書く自分が悲しい。
今日はどうなるんでしょうか...

2007-07-30

ついてないスワローズ

ドラゴンズ2−1スワローズ

2失点ながら好投していた館山昌平がちょっぴりかわいそうなゲームだった。
1回表に1アウト1、3塁からウッズのセカンドゴロの間に1失点。
その裏にラミレスのタイムリー2塁打で同点に追いつく。
2回表にプロ初スタメンの堂上剛にバックスクリーンへ1号ソロホームランを打たれ、1点勝ち越される。
3回表は3者凡退に。
4回表は簡単に2アウトにしたあと井上に4ボールを与え、暴投で2塁に進まれるが前の打席で一発を浴びた堂上をフルカウントからフォークボールで三振に取り追加点を許さない。
ここまで館山は73球を投げ、被安打2(内本塁打1)奪三振5、与四球2、2失点。
この辺りで雨脚が強くなりいつ試合が中断してもおかしくない状態になってくる。
4回裏、スワローズは2アウト満塁。
打順は館山で、代打に真中を送る。
追加点のチャンスに古田監督は「館山は悪くなかった。(いつコールドゲームになるかと言う感じだったので館山のところにピンチヒッターを送って)勝負をかけた」
残念ながら得点を得られず、5回表からピッチャーは花田。1回2/3を被安打1、奪三振2、与四球1、無失点。
6回表、2アウトから3番手石川が1/3を無安打無失点。
で、6回表を終わったところで降雨コールドゲームとなった。
館山は自身最多の7敗目。

館山は好投していたのに2死満塁でのチャンス代打を送られ交代。
古田監督はコールドゲームとなることを踏んで早めに勝負をかけた。
これは納得できることだし、仕方ないことだったと思う。
しかし、その甲斐なく無失点に終わってしまう。
館山の後を投げた花田、石川は共に無失点に抑えた。
それだけに、せめて6回裏の攻撃ができていたら違い結果があったかもしれないなあ、などと期待してしまうのだ。
でも、6回表が終わった時点で降雨コールドとなった。
小さなツキの無さが積み重なって負けてしまった感じでなんとも残念でした。

スワローズは17日の中日戦2戦目から2連敗、再開の広島戦に3連敗。
7月前半に積み上げた勝ち星をほとんど吐き出す勢いで後半は負け試合が続いた。
オールスターゲーム明けの後半戦が始まって6戦して1勝しかしていない。
明日からは気を入れ替えて、とりあえずは勝率5割を目指してほしい。

ちょいと気になるのはピッチャーの石川雅規が28日に1軍復帰したこと。
その日の6番手で最終回に登板し、1回を被安打1奪三振2、与四球2。無失点。
ただ29球も投げてかなり苦戦しながらの復帰戦だった。
それでも無失点で切り抜けた。
昨日も3番手で1/3回を投げ、打者一人だけであったが無失点で切り抜けた。
デビュー以来5年連続で2桁勝利を続けてきた彼が今年はスランプに苦しみまだ1勝しかしていない。
6月20日以来2軍で調整し5試合に登板して2勝1敗、防御率2.38の成績を残しての1軍復帰だ。
復帰して2試合を見る限りでは、復調の兆しがあるのかどうかはまだ量ることができない。
今週のタイガース3連戦、巨人3連戦で投げたときに見極めができるのだと思う。
スワローズは勝率をなかなか4割後半に上げられない。
石川が復活することは勝率4割5分の壁を突破する一因と成り得ることだと思う。
だから今週は密かに彼の投球に注目してみたいと思う。

2007-07-28

遅ればせながら、名古屋場所は...。

約一週間留守にしていて久し振りに書き込みをするのだが、浦島太郎のような気分である。
大相撲は終わってしまった。
プロ野球のオールスターゲームは終わり、ペナントレースは後半戦に突入している。
参議院議員選挙は今度の日曜だが、僕は先週の内にもう既に先週不在者投票を済ませてしまった。
つまりこれは大抵の人よりも先に投票してある。エヘンエヘン。
しかし、このブログとしては...
大詰めを迎えるところで大相撲のコメントが尻切れトンボになってしまった。
プロ野球も前半戦が終わる寸前で途切れてしまった。
...なんだか世間において行かれてしまったような気分だ。

詰まるところ、どんな風に久しぶりのブログを書こうかちょっと戸惑っている。

名古屋場所。
朝青龍が優勝。
琴光喜は千秋楽に稀勢の里に敗れ、また白鵬が朝青龍に敗れたことにより優勝を逃した。
しかしながら念願の大関を手中にした。
白鵬は序盤から連覇を達成する勢いで白星を重ねてきたが10日目から上位と当たるようになると息が切れてきて11勝4敗。

白鵬は25連勝して、10日目に琴光喜に土を付けられた。
相撲中継で解説をしていた北の富士は『今場所の白鵬は今場所は彼本来の相撲をしないね』と解説の度に繰り返し述べていた。
確かに白鵬の相撲の取り口を見ているとガッツリ組んで攻めることが見受けられず、
『本来の取り口である左上手を取った盤石な相撲が見られない』
なるほど、そういわれて見ているとそうだなあ、と思っていたら琴光喜に負けた。
11日目の安馬戦は安馬の腰砕けで簡単に勝ち。
12日目の魁皇戦は、ビデオで見る限り白鵬は負けていた。
ところが物言いで取り直しとなり、この取り組みで魁皇は足に怪我をしてしまい取り直しは試合にならず白鵬が勝った。
13日目以降は琴欧州、千代大海、朝青龍にバタバタバタと黒星を喫する。
11日目以降の関脇以上との取り組みで、『左上手を取れない』事によるボロが出てしまったような感じなのだろう。
勝ち進んでいる間は自信に満ちた表情で落ち着いた相撲を取っているように見えていたが、やはり横綱になってからのプレッシャーや精神的な疲労などが相撲をちょっとずつ狂わしていたのかもしれない。
序盤から『本来の取り口が見られない』と白鵬に苦言を呈していた北の富士は流石としか言いようがない。


一方、朝青龍は初日に安美錦に不覚をとってから従来の強引さを伴った切れ味のいい取り口が影を潜め、じっくり組んで自分の体勢を作ってから勝負を決めると言う慎重且つ丁寧にという相撲を続けた。
先場所の連敗をどこかで引きずっていたのかもしれない。
初日に小結の安美錦に負けたことで、そんな自分に気付いて従来の勝ちの形にこだわらず勝つことにこだわる相撲に切り替えた朝青龍の勝ち得の執念が為した業なのだろう。
白鵬が終盤になって落ちて行き、全勝で対戦した琴光喜に土を付けたことでようやく自分お相撲を取り戻してきたのだろう、14日目の豊真将、千秋楽の白鵬との対戦ではやっと朝青龍らしい瞬発力のある勝ち方が蘇ってきた感があった。
丁寧に相撲を取ることで集中力を取り戻しつつ終盤に向けて本来の相撲を取り戻して行ったことで、最後は優勝を摑んだ。


琴光喜は大関取りがかかっている事もあり、序盤から千秋楽まで終始一貫慎重に丁寧に相撲を取り続けた。
正面から正々堂々とぶつかって安定した形で勝ちを重ねて行った。
11日目に朝青龍には敗れてしまったが、翌12日目には大関の千代大海をやぶる。
これで上位陣との対戦が終わり、13日目以降は豊真将、栃乃洋、千秋楽は稀勢の里と下位の取り組みが続いた。
千秋楽の稀勢の里戦で不覚をとって土を付けられ、朝青龍が白鵬に勝ってしまったのであと一歩のところで優勝は逃してしまう。


新横綱となっても先場所と同じように落ち着いて取っているように見えたが実は自分の相撲を見失っていた白鵬。
最後まで自分の相撲を取り戻せなかった。
先場所からの連敗をどこかに引きずって調子の上がらない朝青龍と、大関を逃したくない琴光喜。
この二人は、終始丁寧に慎重に相撲を取って勝ち星を重ねて行った。

最後に笑ったのは、丁寧な慎重な相撲スタイルを貫き通した二人だった。
琴光喜は千秋楽に土がついたし優勝も逃したので笑顔はなかったが、念願の大関に昇進できて25日には満面の笑みだった。

朝青龍が腰の疲労骨折で夏巡業の休場届を出しながら母国モンゴルでサッカーに興じるなんて言う報道があった。
今後どういうことになって行くのかちょっと心配だ。

まあそんなことはさておき、来場所は是非『全勝同士の横綱が千秋楽にぶつかり合う』なんて相撲が見たいですねぇ!

2007-07-18

石井一久はなかなか勝てないね。

昨日はドラゴンズのピッチャー、朝倉と岩瀬の好投にやられた。
スワローズ先発の石井一久も4回までに9奪三振を奪う好投。
しかし抑える回は気持ちよくピシャリといくのだが、ヒットや4ボールを連続して与えてしまうちょっと気の抜ける回がたまにある。
ヒョイッとキャッチャーの構えとは違うところに投げてしまいリズムを崩してしまう。
ピッチャーが相手ピッチャーに投げ負けるときは、得てしてこういう投球をしてしまう確率論になることが多いと思う。
昨日の石井一久はまさにそれでドラゴンズの朝倉に投げ負けたのだ。
4回までに9個も三振を奪いながら。

スワローズ2−3ドラゴンズ

これで対ドラゴンズ3連戦は1勝1敗。
2勝1敗ペースでと考えればとりあえずいいペース。
今日はどうなるのだろうか。
ドラゴンズ戦はどうも予想がしづらい。

2007-07-17

岩瀬を崩せたことが収穫。

スワローズ7−5ドラゴンズ

16日にピッチャーの松岡健一と入れ替わって1軍登録されたピッチャーの川島亮。
1軍登録したその日のドラゴンズ戦の先発にそのまま起用された。
川島は結構怪我に泣かされているピッチャーで、今年もオープン戦で右肩を痛めて2軍でずっと調整していた。
2軍ではイースタン8試合に登板し2勝1敗。防御率2.78。

ベイスターズ戦の3試合の内2試合が台風のおかげで流れ、勝てそうで勝てなかった2連敗の流れを断ち切れるか、という重要な試合。
好調なベイスターズとの対戦が2つ流れたのはある意味ラッキーだったと思う。
しかしながら、このドラゴンズ3連戦も試合巧者との対戦だけに油断ならない。
3連戦の初戦を勝つことは、7連勝の流れはまだ切れていないのだという自信回復に大いにつながると思う。

スワローズの攻めの効率の悪さが目立った試合だった。
あと一つヒットなり外野フライが出ればもっと楽な試合運びができたし、川島に勝ちも着いたはずだ。
スワローズは今ひとつ調子の上がらないドラゴンズの先発ピッチャー山井を攻めあぐねていた。
1回表は0アウト満塁にしながら1点。2回表も1アウト満塁にしながら0点、3回は2アウト1、2塁にしながら1点という具合。
4回表はピッチャーが山井から久本に替わるが、2アウト満塁にしながら0点。
5回表は3者連続三振であっけなく終わる。
6回表は2アウトで田中浩康が2アウトからレフトにシングルヒットするのみ。0点
7回は1アウトでランナーを3塁まで進めるも0点。
8回は3者凡退。
8回までにヒット9本、4ボール4個。満塁が3回もありながらこれで2点しか取っていない。
8回までは走者が2塁、3塁まで行きながら点が取れない。
9回に7本のヒットでやっと効率よく5点を取る。


2−3で最終回にドラゴンズがクローザーの岩瀬を出してきた時にはもうこれで終わりかと思った。
岩瀬は安定しているしコントロールも良くてなかなか点を取れるピッチャーじゃないから。
でもこの岩瀬を打って一気に5点を入れて勝ったことは、大きな自信に成ったんじゃないか。
最後の詰めの甘い攻めが課題ではあったが、今日の試合は岩瀬を攻略できたこと尽きると思う。

首位ジャイアンツから3位ベイスターズまでが2.5ゲーム差。
上位3チームが僅差で面白い展開になってきた。
3位と4位は5ゲーム差あってちょっと離されている。
もう一踏ん張りしてくれないと。
最下位でぐずぐずしていたツケは大きい。

結局打線にあと一発がなかったせいで(と言ってもいいと思う)川島には勝ちはつかなかった。
9回裏に登板した木田が2失点し、2アウト1塁となったところで登板した高井雄平がラストバッターを三球三振に打ち取り初セーブ。
8回裏を無失点に抑えた吉川が勝利投手になった。2勝目。

2007-07-14

107球Vs137球、その結末。

スワローズ0−1ベイスターズ

先発はベイスターズが三浦大輔、スワローズが館山昌平。
両投手が最後まで投げ抜く、息詰まる投手戦だった。

三浦は8回に城石の2塁打などで2アウト満塁のピンチを切り抜ける。
館山は2回から4回までファーボールやヒットでランナーを背負うが、変化球を多投して巧みにこれを切り抜ける。

で、延長戦に突入。

10回裏、館山は先頭打者の古木に4ボールを与えてしまう。
2番手鶴岡は3番と失敗で1アウト。
3番手の代打、鈴木尚典を1塁ゴロにしとめ2アウト。
で、つぎの打者、それまで4打数0安打に抑えていた仁志にカウント2−2から三遊間にタイムリーヒットを打たれてサヨナラ。

三浦は10回を投げ、2安打、8奪三振、四球3、無失点。139球。
館山は9回2/3を投げ、6安打、5奪三振、四球1、1失点。107球。

三浦は137球を投げきり完封勝利。彼は7/7に107球完封勝利、6/23にも129球完投勝利とこのところ絶好調だった。
たいしたものだ。
対する館山は10回弱を107球投げる。最後の最後でサヨナラヒットを打たれてしまった。
彼は前の試合に好投してから何か摑めたのだろう、それが今日の力投につながった。
最後はいけなかったけれど堂々たるピッチングだった。

すばらしい投手戦だった。
記録を見ると三浦は防御率2.71でセリーグ4位。
館山の防御率はそれに続く2.75でセリーグ5位だ。
お互い点の取りにくいピッチャーを当てての試合で、成る可くしてなった投手戦だった。
数字で見ても館山はハマのエース三浦に引けを取っていない。
それだけにスワローズのサヨナラ負けは残念だし、館山がかわいそうだった。

一昨日のグライシンガー、昨日の館山と、ピッチャーが絶好調の状態であと1点に泣いている。
スワローズはピッチャーが踏ん張り、打線がそれにあと一つ答えられず連敗している。
勝てる試合を2つ連続で落とした。
「結論から言うとヒットが出なかった。野手陣は(ピッチャーに)大きな借りができた」と、古田監督。
宮本が戦線離脱してしまったのが痛いけれど、ここで上昇気運を切らしてはならない。
とはいえ、館山はグライシンガーに並ぶ頼もしい存在になりつつある。

次回に期待するし、期待できる。
館山は6敗目を喫した。

試合後、腕を組み正座の姿勢でグランドに座り込んで唇を噛み締めていた館山の姿が印象的だった。

2007-07-13

連勝ストップ、連敗ストップ。

スワローズの8連勝がかかる日、先発のグライシンガーは8回を117球投げた。

4回にカープの東出に2塁打を浴び、栗原にもセンター前へ二塁打。これで1点。
一人置いてアレックスにレフト前にヒットを打たれさらに1失点。
2点取られた4回をのぞくと、粘りのピッチングで好投した。
スワローズも8回にカープの3番手の広池投手から青木宣親が、4番手の林投手から田中浩康が二者連続ソロホームランを放ち2対2の同点。
ところが9回表にスワローズ2番手の高井がカープの代打広瀬にレフトスタンドにソロホームランを打たれ、3対2。
スワローズは最終回を3者凡退に打ち取られて連勝ストップ。
カープは連敗ストップ。

負けてしまったけれど、グライシンガーの調子が悪いわけではなかった。
8回を被安打4、奪三振3、無四球の2失点。117球。
好投したのに勝ちにつなげられず残念だが、仕方ない。
負けがついたわけではないし、ね。
今までのチーム状態から、そもそもいきなり7連勝もしたのだから上出来だ。
それにタの試合を見てみると、

タイガース4−3ジャイアンツ
ドラゴンズ3−6ベイスターズ

首位のジャイアンツは、なんと6連敗!
これは僕のもくろみ通りで、タイガースよ、よくやった!と言いたい。
そして、2位のドラゴンズをベイスターズが負かした。
スワローズは負けたけど、タイガースとベイスターズが上位2チームを負かしてくれたから気分はそんなに悪くない。

さて、前半が終わるまであと6試合。
スワローズは週末に向けてベイスターズ3連戦、一日置いてドラゴンズ3連戦だ。
今月スワローズは8勝2敗と予想外の絶好調!
ということで、なんとか2勝1敗ペースのノルマで何とか乗り切ってもらいたい。

今のところスワローズは...
対ベイスターズは3勝3敗。
対ドラゴンズは4勝7敗。
ドラゴンズには3つ負け越しているけれど、今月初めの2連戦では連勝しているので苦手意識はそれほどないのではないか。
でもベイスターズの大矢監督、ドラゴンズの落合監督とクセ者監督相手となるので厳しい戦いが続きそう。
でも見ている方は、これが楽しみでもある。
オールスター直前には、セリーグに大きな順位変動がありそうな予感!もちろんスワローズも含めて。

スワローズは宮本が左太もも裏を痛めて登録抹消されたということでちょっと心配だ。

ますますスリリングで目の離せない1週間になりそうで、ワクワクする!

琴奬菊がいい感じ。

琴奬菊が好調だ。
立ち合いがスムーズでサッと相手の懐に入って行く。
無駄がなくすごく安定していて、今場所はとてもいいように思う。
この日は今場所1勝3敗の高見盛だったが、サッと懐に入ってそのまま寄り切って勝ってしまった。
高見盛は何もできないまま土俵を割ってしまった。
小柄でがっしりした感じの琴奬菊だが、今場所はさらに身体が大きく見える。
今日勝って、3勝2敗。
今場所は2つ負けているが、相撲にならなかったのは初日の魁皇戦だけだ。
高見盛は、悪くはないと思うのだが今場所は勝てない。
しかも今日は横綱白鵬と対戦だ。
「験直しに飲みに出かけたら暴れそうな気がするから、部屋で本でも読んで気分転換する」んだそうだ。

琴光喜も好調だ。
相撲巧者の時天空と対戦
立ち合いでどーんとぶつかり合い、サッと解き天空の背中に回り、これで万全の体勢となり送り出し。
落ち着いているし、冷静だ。
初日から連日、丁寧に相撲を取っている。
必ず万全の体勢を作ってから、勝負を決めるというパターンを守っている。
5戦全勝。

朝赤龍ー白鵬戦はこの日の目玉だった。
2勝2敗で、横綱に初挑戦。
朝青龍とは同部屋のため対戦が今までなかったので、「横綱戦」自体に初挑戦なのだ。
中継ではアナウンサーと解説の舞の海が「モンゴルの先輩としての意地もある」
「新横綱に最初に土を付けるのはオレだ、という気持ちで戦うと思う」
両者激しくばーんとぶつかって、そのままバンバンと突っ張って朝赤龍に相撲を取らせないまま押し出してしまった。
白鵬は5戦全勝。先場所から21連勝!
ちなみに朝青龍は35連勝というのがある。

朝青龍は今日もやはり慎重、丁寧な立ち合い。
無理をしないで自分の体勢を作り、最後は豪風のアタマを押さえつけてぐいっと右手で下に押さえつけながら左手で豪風の腰を押して転がした。
朝青龍は4勝1敗。

今日も、琴光喜、朝青龍は慎重で丁寧に自分の相撲を取っていた。
でも、やっぱり朝青龍には今までの豪快な相撲を取ってほしいな、何度も言うけれども。
元気がないみたいで寂しい感じがするから。

野茂の記事。

今朝の産經新聞のスポーツ欄に野茂英雄の記事がやや大きく出ている。

「復活へ、野茂、黙々とリハビリ」

最近どこのメディアものもの記事を出さないので、ちょっと不満に感じていたところがある。
どこで何をしているのか、リハビリは順調なのか。どこまで投げられるようになったのか。
ほとんど記事もないし、本人のブログも書き込みが去年の12月以降更新されていない。
今年5月に書き込みはあるにはあったが、CMの告知のみだった。
野茂ファンは、情報にすごく飢えている。

記事が出たということは、復帰が現実になったのか!と期待してしまった。

記事を読むと、現在はロサンジェルスでリハビリ中で、いずれメジャーに復帰するだろうという内容。
なんだ、それくらいのことはネット情報などでとっくに知っているよ、という内容。
大きめの野茂の写真が掲載されているが、これも現在の野茂の写真でなく昨年1月に川崎のジャイアンツ球場で自主トレ中のものだ。

気の抜けた記事でがっかりだ。
あのような記事は僕だって書ける。ネットで情報を集めてももう少し突っ込んでかけると思う。
せめて写真ぐらいは、現在野茂の写真を載せてほしかった。
ホットニュースでもないし、掲載写真も1年半前の古いものだなんて、ニュースと言えるのだろうか。
なんか、朝から気が抜けちゃったよ、産經新聞!

2007-07-12

最近読み返している本は。

最近本を探すのに苦労する。
面白そうな本に巡り会わない。
だからこのところ、自宅の本棚を見渡してかつて読んだ本を読み返すようなことも多い。

1年、2年に1回ぐらいのペースで読み返し続けている本がある。
心にパワーが無くなって元気がないような時に読み返すのだ。
冒険小説。
ウィルバー・スミスが妙に気に入っている。
「虎の眼」
「無法の裁き」
「熱砂の三人」
「飢えた海」
かつて文春文庫から出版されたこの4冊は特に気に入っている。
もうやや黄ばみかけているし、鞄に放り込んで何日も持ち歩いたりでどの本もかなりくたびれてきているが何度読んでも面白い。
今はどこの本やにも置いていないみたいなので、この4冊は大事にしている。
いい冒険小説は、立ち止まった自分の背中をそっと押してくれる気がする。

今読み返しているのは村上春樹の「世界の終わり、ハードボイルドワンダーランド」
去年の年末に、「海辺のカフカ」を読み返し、春に「ねじ巻き鳥クロニクル」を本棚から引っ張りだして読み返した。
その流れで何となく、今は「世界の終わり〜」を読んでいる。
初めて読んだときは文庫本だったのだが、去年ハードカバーの新装版が出ていたのを本屋で見つけて買ってあった。
村上春樹は、読んでいるとその文体が僕の中で心の鎮静剤みたいになっていくような感じがするのだ。
ポップアートを見ているような感覚。そして親近感の中に知的な透明な冷たさがあってそれが何とも心地よい。
そんな感じかな。うまく表現できないけれど。
結構グロテスクなところもあるけどね。
そう、村上春樹はポップで知的で結構グロだ。
でも彼の本を読むのは何か心騒いでいるような時、心を落ち着けるために読むことが多いかな。

本の間から古いレシートやチケットなどが出てくると、ああこの頃読んでいたんだっけ、なんてちょっと思い出に浸ったりしてね。
本を読み返すのは、結構感慨深かったり、切なかったりもする。

乱打戦。そして燕7連勝、鯉7連敗。

昨日、10時過ぎに帰宅してプロ野球のネット速報をみた。
NUMBER SPORTS WEBの試合速報。
アニメーション画面で試合をライブで観戦できる。
ダイジェスト画面で試合の流れを確認したり、打撃情報や投手情報などいろいろ確認できて重宝している。

タイガースがジャイアンツに勝っていた。
タイガース、やるねえ!と感心する。
ジャイアンツ5連敗か、ムフフ。
タイガースが勝ったということは、スワローズも勝ってないと4位の座がちょっと遠のくナ...

さてさて、肝心なスワローズはどうかな...?
えっ、まだ終わってないじゃん!
10回表で10対10の同点。
なんと言う乱れた試合なんだ。
う〜ん、
スワローズのピッチャーは木田か...。

と、ここで試合展開を確認する。
先発は...松岡。しょっぱなから打たれて3点取られてしまったんだな。
でもその裏で4点返している。
でも、3回4回で1点ずつ入れられて、3回2/3でピッチャー交代になっている。
松岡は失点5がそのまま自責点になっている。
この時点で5対4で逆転されてしまっている。
スワローズの先発の中では経験も少ない若いピッチャーだから、こういう事態も想定内でないことはない。
んだけれど、やられちゃったわけね...。

5回に2点、6回に1点とスワローズが得点して5対7。なんとか逆転して試合をうまくリード。
ところがスワローズは7回に3番手ピッチャーの遠藤が3失点、8回に4番手シコースキーが2失点でまたまた逆転されている。
これで10対7。カープに終盤5点取られて絶体絶命。
ところが9回裏に、ラミレスがカープ上野から2ランホームラン。
これで10対9。
カープはピッチャー上野を諦め、横山にスイッチ。
そしてラミレスの次の打順のガイエルがソロホームランを放ち、これで10対10の同点。
なるほどなるほど、試合の流れはこういうことになっているわけね...

と、こんな具合にネットの試合速報アニメーション画面のダイジェストを見入ってしまったのだった。
そして...
10回、11回とスワローズのピッチャー木田。ランナーを2塁、あるいは3塁まで進めさせながらも無難にカープ打線をシャットアウト。
抑えていると入っても常にランナーを背負いながらの木田にはちょっとハラハラ。
このところ連投しているし疲れもたまってきているんじゃないかと思うと、ちょっと不安な気持ちになる。
カープに1点入ってもスワローズは後攻だからサヨナラにはならないけれど、しんどくなる。
リアル映像でなくテレビゲームのようにアニメーションで試合を追って行く画面を見ているので、試合の微妙な流れ、雰囲気が全く分からない。
例えば、木田が3塁にランナーを背負って投げている時にどんな表情をしているのか、動揺しているのか自信を失わずに投げているのか、そういうことが分からない。
だから不安な気持ちがよりあおられる。
と、ここでセパ交流戦以来打撃好調の田中浩康が2塁打を打った!
バッターはラミレス。
チャンスじゃ〜ん!
と(春風亭昇太風に)思っていたら、ラミレス、ホームラン!

...勝っちゃった。

信じられない。

7連勝。

...。


虎のシッポはまだ目の前から離れない。


カープは7連敗なんだそうだ。
ちょっと気の毒。

2007-07-11

追う燕、逃げる虎、落ちる巨人。

カープ1−5スワローズ
タイガース2−1ジャイアンツ

スワローズは投手陣が立ち直ってきて、安定感が出てきた。
先発の藤井も前回に引き続き1点に抑え、続く吉川ー高井ー遠藤ー木田と中継ぎ、抑えの面々はこのところかつてのように崩れず、点を取られなくなった。
スワローズはラミレスの3ランでの3点を守りきりこれで6連勝。

タイガースはここのところ調子の悪いジャイアンツと対戦。
タイガースは4位ではあるが、ここ数試合は5位のスワローズがピタリと下についているので負けられない。
そしてAクラスを目指して頑張っているわけだが、負ければ好調のスワローズに4位の座を奪われてしまう。
連敗中とは言え首位をキープし続けるジャイアンツとは、気持ちの入れ方が違う。
連日JFKがフル回転で登板しているところにその必死さが伺える。
スワローズから見るとそういうふうにも見えるのだ。
だから、なかなかタイガースに追いつけない。
でも、そんのおかげで(ということもないのかな?)中日にも2勝1敗で勝ち越したし、ジャイアンツ3連戦の初戦も勝った。
そしてジャイアンツはスワローズに3連敗を喫し、タイガースにも初戦で敗れこれで4連敗だ。
スワローズとタイガースでジャイアンツを6連敗させるなんて、できると面白い。
スワローズはノルマを果たしているから、タイガースの今日明日の頑張りにかかっている。
7月に入って上位2チームをコテンパンにしている4位タイガースと5位スワローズ。
お互いが次に対戦するまで、上位チームに勝ちまくってジャイアンツとドラゴンズの独走態勢を崩して行きたいものだね。
(タイガースファンの方々には不遜なことを言っちゃったかな)

追う燕、逃げる虎、落ちる巨人。
上位落としにはいい形だ。(スワローズ目線だとね)

名古屋場所3日目。

三日目。
高見盛は豊真将とあたり、押し出しで負けた。
彼はこれで1勝2敗だが、動きは決して悪くない。
コンスタントに勝ったり負けたりで結果勝ち越しをしそうな感じだ。
これは豊真将にも言えると思う。
今の所この二人は特に良くもないが悪くもない。
今の力のレベルを充分出せるコンディションにあるようだ。ただ、それ以上の活躍は望めそうにないかな。

琴奬菊が豊ノ島を破って2勝目。
昨日対戦して負かした安馬への取り口と同じように見えた。
豊ノ島の両腕をガッチリ抱え込み動けないようにし、そのまま押し出した。
初日の魁皇にはあっさり負けてしまったが、その後の安馬、豊ノ島に対する相撲を見る限りすこぶる動きが良い。

琴光喜と朝青龍は今日も丁寧に慎重に相撲を取って勝ち星を増やした。

琴光喜は今場所もしぶとく動きのいい朝赤龍と対戦。
この朝赤龍を左四つで前に出て、これでは勝負できないと判断するとヒョイッと身体をひねってあっさり朝青龍を土俵に転がしてしまった。内無双という決まり手で勝った。
一つ一つ即座に冷静に判断をして動いている。すごく丁寧で慎重だ。だから安定感がある。

朝青龍は先場所好調だった出島と対戦。
強引に勝ちに持って行く豪快さが影を潜め、丁寧に組んで、体勢を整えて押し出しの勝ち。
相手の動きをきちんと封じた上で、念には念を入れて万全の形にして、土俵の外に、という形だ。
かつての千代の富士のようにガッと組んでスッとまわしを摑みサッと転がしてしまう豪快で勢いのある取り口が今場所は見られない。
なんだか朝青龍らしさがなくてちょっと寂しい感じだ。
早く元気を取り戻して暴れ回ってほしいものだ。
腕の具合が悪い、ということだが、違うところで歯車が合わず慎重になっている風に見える。

白鵬は、いつもと変わらないスマートな相撲を続けている。

2007-07-10

松坂3発⤵、松井1発⤴!

松坂大輔はデトロイトでのタイガース戦に先発。
5回を投げ10安打6失点。ホームランを3本打たれた。
何となく球威がなく、打者に取っては飛ばしやすいような投げ方になっていたような気がする。
体調管理などコンディション作りは大変だろうけれど、松坂はいうならば横綱野球をしなければならないのだ。
今日みたいなゲームはしてはならない。
松坂のあとを投げたティムリンとロペスは被安打0でタイガース打線を抑えているんだから...。

松井秀喜はエンジェルス戦で特大の11号ホームランを放った。
しばらく鳴りを潜めていたがここ5試合で3ホームラン。
松井のホームランは弾道が早く力強く客席に飛んで行くのが魅力だ。
今年は開幕直後に左太ももの肉離れで離脱するなど、怪我でなかなか調子を出せなかった。
やっと今月に入って松井らしい元気な打球が復活してきた。
とにかく後半戦は前半の遅れを取り戻し、豪快なホームランやヒットを量産してほしい。
イチローや岡島、松坂、斉藤、桑田と今年は多くの日本人プレイヤーが活躍している。
松井秀喜が目立たないのは何とも寂しい限りだ。もっと目立っていいはずの選手なんだから。
オールスターゲームのホームランダービーを今日やっているが、それに参加できるぐらいになってほしいんだけどナ。

名古屋場所2日目。

今場所の活躍が楽しみだった把瑠都が休場となってしまった。
昨日の変な倒れ方はやはり怪我を伴っていたものだったようだ。左膝の靭帯損傷とのこと。
豊真将らとこれからの幕内を盛り上ていく存在なだけに、残念。

この日動きの良かったのはまず、春日王、普天王、栃煌山か。
栃煌山は豊真将をうまく土俵際までひいてきて左腕一本ですくい投げ。豊真将はこういう相撲を取られるといつも素直の転がされてしまう。攻め方が素直すぎるのだろう。

高見盛、朝赤龍も動きが良かった。白鵬は言うまでもない。
高見盛は雅山と対戦。雅山に組まれて押されたところをまわし一枚を離さなかった左腕で出し投げた。
高見盛らしい巧みな相撲だった。得意満面で顔を上げて花道を引き上げて行く姿。
しぶとい相撲を取る朝赤龍は魁皇の右脇にうまく入り込みそのまま寄り切った。
先場所の二桁勝利は自信になっているかとのインタビューに笑顔で「はい、なってます!」

安馬は昨日抜群の動きを見せて1勝を挙げていた。
その安馬は1敗の琴奬菊と対戦。
安馬が有利に攻めるかと思いきや、琴奬菊がサッと右で組み、まわしを与えすそのまま一気に寄り切って勝ってしまった。

琴光喜と朝青龍はともに慎重に丁寧に相撲を取った。
二人とも今場所はそれぞれの思いでこれから勝ち星を重ねて行くのだ。
琴光喜は今度こそ大関の座を逃したくないし、朝青龍は昨日不覚をとったとは言え優勝を逃したくない。
琴光喜は豪風と対戦。
丁寧に豪風を組み止め、身体をサッと沈めたかと思ったところでまわしを摑んだ左手で上手出し投げ。
そう簡単に星を落とさんぞっという気持ちが攻め方に出ていた。
朝青龍は若の里と対戦。
丁寧に若の里を抱え込み、万全の体制になってから丁寧に寄り切った。

まだまだ今場所の流れは見えてこない。誰が出てきて、誰が沈んで行くのやら...。

2007-07-09

ジャイアンツを下し、燕は5連勝。

スワローズ14−7ジャイアンツ

石井一久が前日活躍した川本とバッテリーを組み、7回1/3を投げ、何とか6勝目を獲得。
93球、被安打8、奪三振5、無四球で5失点(自責点3)。
高橋由伸にいきなり先頭打者ホームランを浴びたときは、今日はどうなるのかと思った。
しかし、ジャイアンツの高橋尚成は飯原からソロホームランと3ラン、ラミレスに2ランを打たれるなど乱調で、続く野間口、西村も乱調。
スワローズも結構打たれたのだがジャイアンツの投手陣の自滅で何とか逃げ切り勝ちと言ったところか。
石井一久は前回の投球の方が良かったが、今日は味方打線に助けられた格好だ。
調子が良いのに負けるし、打たれても勝ってしまう。
ここ2戦における石井一久の勝ち負けにはなんだか複雑な思いがする。

来週は広島3連戦、横浜3連戦だ。
不調の広島には負けるわけにはいかない。
そして後半の横浜3連戦が今後を占う試合となる。
三浦が7日に107球で完投勝利を挙げているし、工藤も調子を上げつつある。
大矢監督の巧みな采配で勢いのあるベイスターズは侮れない。
スワローズはオールスターゲームまでにどこまで這い上がれるのだろうか。

とにもかくにも、ジャイアンツに3連勝、今週は5連勝で6勝1敗。
上出来の1週間だった。
高津の怪我で投手陣に危機感が出てきたことと、2軍から上がってきた面々がこぞって勝利に絡んでいるというのがやはり大きかったのではなかったかと思う。
あとは、交流戦が終わって通常の試合が再開するまでの5日間に田中浩や宮出、米野、飯原、福川、高井ら1軍選手らが2軍の試合に出て調整するなど、このあたりが7月の好調さにうまくつながったんじゃあなかろうか。

来週の6試合をどう乗り切ってゆくのか、不安と期待が入り交じる。

名古屋場所、初日。

新横綱の白鵬の本場所での初めて土俵入り。
華やかな雰囲気で満員御礼の盛況となった名古屋場所の初日。
思ったほど印象に残る取り組みはなかった。

鶴竜ー普天王
相撲巧者の鶴竜が普天王を破ったのは今場所での活躍を予感させる。押し出しで鶴竜の勝ち。

土佐ノ海ー芭瑠都
怪我で十両に落ちていた芭瑠都が久しぶりに幕内に上がってきた。
中継でアナウンサーが「この人は負けて倒される時にいつも怪我をしそうな倒れ方をする』と語っていたが、今回もそんな倒れ方で背中に土俵の土をつけた。浴びせ倒しで土佐ノ海の勝ち。

琴光喜ー若の里
劣勢だった琴光喜の右腕にしがみつく若の里をそれこそ右腕一本で土俵の外に押し出して大関取りへの意地を見せた。
場所前に左足を痛めていて同相撲を取るのか気になっていたが、劣勢を覆せるということはそれだけからだにキレがあってよく動けるということだろう。寄り倒しで琴光喜の勝ち。

あとはなんと言っても朝青龍ー安美錦。
先場所もうまく相撲を取られて負けたのだが、いきなり初日に当たるというので白鵬ー時天空戦よりも気になった取り組み。
横綱らしからぬ立ち合い、らしからぬ形で安美錦の出足をまともに受けると上手で振り回されて右足が土俵の外にスッと出てしまった。
朝刊によると両肘の痛みが慢性化していて今もあまり良くない状態なのだとか。
それがために稽古不足となり、『身体のキレがない』のだと、そういうことのようだ。
上手投げで安美錦の勝ち。

朝青龍が破れたのにはちょっとびっくりしたが、それ以外ではまだまだ好不調の探り合いといった様相。
どういう流れになる場所なのか、しばらく静観。

2007-07-08

スワローズ連勝のパワーはここから。

スワローズ9−0ジャイアンツ

昨日の先発は館山昌平だった。館山であることを忘れていた。
松坂のように下あごにヒゲを蓄えた背番号25番。
たまたまテレビ中継を見ることができたのだが、打者を一人ずつ丁寧に丁寧に討ち取って行くピッチングであった。
そうだよ、館山だよ!石井一久が先発(昨日僕はブログにそう書いてしまった)なんて言ったら罰が当たるよ!と言われそうなぐらい存在感のある丁寧なピッチングだった。
館山はこれで3勝目。8回を投げ被安打2、奪三振6。与四球5で無失点。
見ている側からしても試合を通して打たれる気がしなかった。
実に見応えのあるピッチングであった。

そして、ここのところ毎日ホームランを打って貢献度の高い福川がキャッチャーでなかったのでちょっと驚いた。
好調の福川がなぜ出ないのかと思ったら、昨日の試合で自打球を左膝下に当てたため大事を取って休ませたとのこと。
キャッチャーマスクをかぶっていたのは見慣れない背番号、28番。
昨日1軍に昇格したばかりの川本良平だった。
身体を丸めるように小さく構え、またその構えが柔らかい感じで、ピッチャーに取ってはとても投げやすそうなキャッチャーだなと思った。
ジャイアンツの阿部が無骨な感じでドッシリ構えているのととは対照的だった。
だから攻守が入れ替わるたびにキャッチャーの挙動を見て比べるのが面白かった。
内角主体の強気なリードでジャイアンツ打線を2安打に抑えた。
打撃では、初打席はジャイアンツの先発投手GGと対し空振り三振。2打席目はライトフライ。
3打席目は5回表。4連打で2点追加し、2アウト1、2塁の場面。
2番手ピッチャーの深田から3ランホームランを打つ。
打った瞬間は3塁側スタンドへの大きいファールかと思った。
レフトポールを巻いてジャイアンツファンのひしめくレフトスタンドにボールが吸い込まれていったのを確認した時にはびっくりした。

ジャイアンツを完封した試合でマスクをかぶり、そしてプロ初安打を打ったらそれが試合を決定づけた3ランホームラン。
3試合連続ホームラン中であり、しかも正捕手の座を手にしかけている福川の小さな休みを突いて起用されてこれだけの大活躍。
何とも頼もしいニューヒーローの突然の出現!
いいね、いいね、いいねぇ!

8回まで投げた館山のあと、9回を投げたのはルーキーの西崎聡。
1回をわずか10球で三者凡退に。
彼が最終回を0点に抑えたのも大きい。

西崎は7月3日に藤井秀悟、松岡健一とともに1軍に上がってきたばかりのピッチャーだ。
藤井は4日に勝利投手に、松岡は5日に勝利投手に、そして西崎は昨日のジャイアンツ戦完封の締めを飾った。
3日に1軍に上がった藤井、松岡、西崎。7日に1軍に上がった川本。
下から上がってきた者たちがこぞって活躍してことごとく勝利に結びついている。
彼らはスワローズが急に強くなった原動力となっている。
決してまぐれで勝っているのではないことが伺える。
2軍がまさに1軍を支えている...。
これは何とも頼もしきことだ。


さてさてこれでタイガース戦を2勝1敗、ジャイアンツ戦を2勝。
そして今季初の4連勝。
すごくいい流れだ。
借金も久しぶりに一桁の9に戻したし、4位のタイガースと1ゲーム差だ。
虎のしっぽがすぐそこだ。
ここまでこられたのも、まずは投手陣のがんばりが大きい。
館山もこの試合で自信が付き、このピッチングが次回以降もできればとてつもない力となる。
あとは先日勝ちを逃した石井一久に頑張ってもらいたいね。
もうここまで来たら欲を出して今日も勝ちたい。
スワローズファンとしてはなんともスリリングで面白い展開になってきた。
今日も試合が楽しみである。

2007-07-07

グライシンガ−10勝目。

スワローズ5−4ジャイアンツ

6月度月間MVP受賞のグライシンガーが先発。
七回を投げて3失点。
そのあとを吉川、木田が1回ずつ投げ、木田にセーブポイントがついた。
中継ぎ、抑えの頑張りが目立つ。
高津の怪我のお陰でいい意味で緊張と責任感が生まれたのかもしれない。

キャッチャーの福川がここのところ毎試合ホームランを打ってピッチャー陣を助けている。
古田の後継者としては彼が一歩抜きん出たというところか。
もう一人のキャッチャー、米野君にも頑張ってほしいな。

青木宣親がジャイアンツの金刃に内角を厳しく攻められていた。
顔面すれすれや、腰にデッドボールまで。
さすがの青木もヘルメットを投げつけて怒り、金刃に詰め寄りあわや乱闘というシーンもあった。
きっと今日も明日も内角攻めが続くのだろう。
青木がどう切り抜けて行くのか見て行くのも面白そうだ。

さあ、ジャイアンツ戦3連戦で1つ勝った。
今日の先発は石井一久だろう。
先日好投しながらも勝てなかった悔しさをぶつけて、今日こそ勝ってほしい。
今度こそグライシンガーに続いてほしい。

日米大学野球@DURHAM

日本2−7アメリカ

日米大学選手権が4日、アメリカのノースキャロライナ州ダラムで行われた。
注目のハンカチ王子、斉藤の登板はなかった。
たまたま試合開始直前の中継をテレビでちらっと見た。
一応試合結果は上記の通り。
マスコミの皆さんは斉藤、斉藤の1点ばりで、アメリカのマスコミでの斉藤の評判はどうかとか、そんなことにしか関心はないようだ。
斉藤の登板がないと新聞での扱いも小さい。

僕などはその1分あまりのその中継で、日本選抜チームがうらやましくて仕方なかった。
彼らの中でそのことに気付いていた選手はいるのだろうか。

ケビン・コスナー主演のBULL-DURHAM(さよならゲーム)でケビン・コスナー扮するキャッチャーのクラッシュ・デイビスが属していたのがマイナーリーグのダラム・ブルズ。
その本拠地の球場で日米大学野球の試合をやっているのだ。
僕はテレビ画面に映る球場にしか興味がなかった。
映画は1988年作品だったが、球場が立派になってるなあ、外野席が変わったなあ、なんてそんなことばかりに興味が行ってしまった。
もっとも、映画の撮影で使った球場がブルズの球場かどうかは定かではないのだが。

僕はこのB級映画が大好きで、何度レーザーディスクで見たことか。
20代の頃など、深夜にビールを飲みながらよく見たものだ。
メジャーに一瞬出場した経験を誇りにマイナーで頑張るベテラン捕手でベテランスラッガーのクラッシュ・デイビスを巡るベースボールドラマだ。
僕にとってはいつかは尋ねてみたい球場だったのだ。
そんな思い入れ深いドラマの舞台の、しかもマウンドに立てるなんて...。
僕にとっては夢のような話だ。(単純に個人的な興奮でしかないのだけど)
選手の皆さん、せめてこの映画を見てから、球場に入ってほしいな(ほしかったな)。
野球をやって上を目指す男たちの夢を描いた、ラストなどちょっとハードボイルドな、B級的すばらしい作品だから。

こんなことで興奮している僕は変だろうか?

2007-07-06

1軍復帰の二人が勝利投手に。

4日:スワローズ4−3タイガース
5日:スワローズ4−1タイガース

4日は藤井秀悟が4勝目をマーク。6回を投げ85球、奪三振5、被安打7、無四球、失点3。
昨日5日は松岡健一が2勝目をマーク。6回を投げ84球、奪三振5、被安打3、無四球、失点1。

この二人は7月3日にそろって1軍に復帰したばかりなのだ。
藤井は6月19日に、松岡は5月10日に1軍登録抹消となっていた。
この二人がそれぞれ勝利投手となったのは、投手力がウィークポイントとなっている今年のスワローズにとっては朗報だ。

中継ぎの高井と木田が踏ん張ってうまく機能していることも大きい。
3日に石井一久で延長戦を落としたのは痛かったが、悪い流れではなかったからまあ良しとしよう。
とりあえず2勝1敗で乗り切った。
今日からのジャイアンツ戦3連戦はどうなるのだろう。
最低でも2勝1敗できると、この上向き傾向が本物となるだろうし、阪神の4位の座も奪えるかもしれない。
ジャイアンツに勝ち越せればチームもファンも先の期待が膨らむ。
頑張ってほしい。

E.YAZAWA

音楽番組はいろいろあるけれど、最近の僕はNHKのSONGSと題した音楽番組をよく見る。
別に何かこだわりがあるわけではない。
ただ毎週の番組録画予約に入れているので何となく毎週見ている。
30分で約5曲、CMがないので続けざまに聞けるのも良い。

先日と先週は矢沢永吉が登場していた。
僕は熱烈な矢沢ファンではないが、レコードやCDは何枚か持っている。
そのなかでもよく聞くのはCDのアルバム<BALLAD>。
車で遠出をする時は必ずこのCDを持って行く。
特に5月からの季節、晴れている日のドライブでボリュームを上げて聞くのが好きだ。
気持ちのいい道に出ると、なんとなくこのCDを引っぱりでして聞きながら走ることが多い。
気持ちいいんだよなあ〜。
最近はipodだけれど。

矢沢永吉のアルバムは数多くあるけれど、あるときたまたま買ったこのCDをたまたま車に乗りながら聞いてハマってしまった。
だから、矢沢永吉と聞くと<BALLAD>がふうっと頭に浮かんでくる。
そして気持ちよい休日にドライブに行きたくなるのだ。

先週のSONGSでの一曲目でYES MY LOVEが流れた時、<BALLAD>を聞きながらドライブしに行きたくなってしまった。

2007-07-05

松坂、本領発揮の10勝目!

レッドソックス4−1デビルレイズ

昨日の松坂は、お見事でした。
もう完全にメジャーで活躍できる状態になったようだ。
3、4試合まであった不安定さは完全に影を潜めた。
昨日の試合では終始ストレートが良くなくスライダーを軸に変化球を多投した。
初対決の岩村が「あれだけ変化球が多いとはね...」というほど。
9奪三振もストレートで仕留めた三振はなかった。
もう1ヶ月早くこの状態に持って行っていれば野茂のようにオールスターゲーム先発も夢ではなかっただろうけれど、これは仕方ない事だ。
そのかわり、先日も書いた通りこの調子を持続して奪三振王と最多勝利の獲得を目指してほしい。
甲子園を制した夏男だけに、暑い季節に強い男だから、これからのピッチンングが本当に楽しみだ。
三振もコンスタントに8個9個取っているし、怪我をしなければあと余裕で10勝しそうな雰囲気だ。
4月5月の勝ち星は打線が爆発して点を取ってくれてもらった勝利が多いからあまり強い印象は持てなかった。
これからは松坂の腕で勝ち星を重ねてアメリカ人に1億ドルの右腕の実力を見せつけてほしい。

オールスターゲームの前にもう1度登板の機会があるとのこと。
11勝で折り返せるな。
こうなってくると、メジャーは登板間隔が短いからうれしい。
次が待ち遠しい!

2007-07-04

負けたけど、投手陣奮闘。

スワローズ1−2タイガース

ケーブルテレビで放送をやっていて、6回から観戦した。
球場の雰囲気もよく、観客の声援から熱戦の雰囲気がテレビ画面からもよく伝わった。
それもそのはず、石井一久とエステバン・ジャンの投手戦だった。
蒸し暑い球場の熱い雰囲気に、思わず缶ビールを飲みたくなってしまった。


石井の好投に勝ちへの執念をびしびし感じた。
8回から1イニング、高井が投げる。
石井が好投していただけにちょっと不安があった。
その8回の2アウトでランナーが2塁。バッター金本の場面が面白かった。
倉敷のマスカット球場。放送は元阪神監督の安藤さんと元阪神の亀山で、阪神よりの解説だった。
7回まで投げた石井一久から8回に高井に替わったのを見て安藤さん曰く『石井一久に比べてコントロールの精度が良くないから阪神にはチャンスかもしれないですねえ』
う〜ん、確かにそうかも...なんて思っていたら先頭打者の鳥谷にレフトにヒットを打たれた。
赤星の犠牲バントで1アウト2塁。
続く3番バッターのシーツ。
彼は昨日はチャンスに打順が回ってきてはことごとくチャンスを潰していた。
高井にショートゴロに打ち取られて肩を落としてベンチに下がって行く。
解説の安藤氏、『今日はチャンスにシーツの打順が巡ってくる。だけど打てなくて、かなり落ち込んでますねえ』
『コントロールのいい石井一久から高井に替わって阪神にチャンスかと思ったけれど、高井は中日戦で好投して2勝目を挙げてからピッチングがよくなりましたねえ、意外でしたねえ。』
高井は7月1日の秋田での中日戦で2番手で6、7回をパーフェクトピッチングで2勝目を挙げていた。

で、2アウト2塁で4番金本を迎える。
『金本と勝負か、そのあとの今岡と勝負か。まあ金本とは勝負しないでしょう』
僕もそう思っていた。
1点を争う投手戦で2アウトながらランナー2塁。1打逆転のピンチだ。
初球は外角低めにボール。
そして2球目、内角高めにストライク。
『あれ、高井は金本と勝負するんですかねえ!金本も「(次の今岡とじゃなくて)オレと勝負するのか」って顔してますよ!』
確かに、金本の顔が引き締まった。
3球目。内角中段、ストライクゾーンいっぱいに渾身のストレート。
高井はサウスポー。投球後、投げた勢いで軸足とは反対の左足の膝がポーンと高く跳ね上がり、渾身の力で投げた事が伺える。
まるで松坂の全力投球の時のようだ。
「4球目。内角やや高めにストレートのボール。これも全力投球。
高井も必死で勝負しているのがヒシヒシと分かる。
そして5球目。
外角低めにスライダーを投げて空振り三振に打ち取る。
オレと勝負するのか」という金本に全力で臨んだこの投球が今日は一番見応えがあった。

高井のあとの木田も渋い投球で阪神打線をかわしていったのだが、11回、遠藤が打たれた。
結局延長11回、タイガースにサヨナラ負けを喫してしまった。

1点を争う投手戦でいい試合だった。
でも、石井一久で負けたのは勿体なかった。
しかしながら、2勝1敗ペースでいいのだ。開き直るしかない。
今日と明日、きっちり勝てばいい。

中継ぎの高井がキラリと光ってきたのは、いい傾向だ。

2007-07-03

高津、骨折。

スワローズは今日から対タイガース3連戦。
最近連勝していて、今季最下位を暖め続けてきたスワローズとの対戦で貯金を増やせると意気込んでいるに違いないタイガースとの3連戦。
そしてそのあと首位を独走しているジャイアンツとの3連戦。

こんなときに...高津が左足親指を骨折するなんて!
それも宿舎の浴室で足を滑らせてなんて...

ダメな時はとことん不運が続くんだねえ...

今後はシコースキー、遠藤、木田らを日替わりでクローザーとして起用して行くつもりのようだ。
勝ち星を挙げられず危機感を持っているピッチャーが多いんだろうけれど、その危機感にさらに援護が手薄になる危機感を上塗りしなくちゃ行けない。
先発ピッチャーが気合いを入れ直してとりあえずオールスターゲームまで、一回でも多く効率よく投げる事ができるか。
今上位に浮上しないと後半戦は気が抜けたものになってしまう。
石井一久は2日、阪神戦で必勝を誓ったと報道されていた。
高津の骨折にはさぞかしびっくりだったろう。

この不運に負けないで、まずは今週6連戦を乗り切ってほしい。
スワローズもやっと最下位を脱し中日に連勝して気分も良かったろうに、なんだかツキがない。
試練が続く。

井川と松坂。

ニューヨーク ヤンキースの井川。
先日の対アスレチック戦で先発して、今期自己最長の6回1/3を投げた。
3本のホームランを打たれ4失点で2敗目を喫した。

この日は、3回2アウトまでランナーを出さなかった。
が、突然ケンドールとスチュワートに連続でホームランを打たれ、さらに連続で4球と突然崩れた。
ここで交代されなかったのは、この日は直球に球威があり、『攻めていたし、気合いが入っていた(キャッチャーのポサダ談)』からだろう。
4回5回は再び危なげない投球。6回にスライダーを投げて2ランホームランを打たれた。
これで降板した。

好投していたのに、ある回で突然崩れる。そして次の回には再び危なげなく投げて行く。
井川はそういう爆弾を抱えながらの投球が続く。
レッドソックスの松坂と同じ現象だ。
松坂はそれでもなんとかメジャーにとどまり投げ続けた。
そしてやっと前回、前々回の登板で突然崩れる事を克服しつつある。
特に前回はイチローに打たれ勝てなかったが、すばらしいピッチングだった。
マイナーに落とされなかったのは独走首位をキープし続けるチームの余裕と相手を上回る好調な味方打線の援護のおかげもあったろう。
一方の井川はマイナーリーグに落とされてじっくり調整し直し、再びメジャーに這い上がってきた。
でも不安定なピッチングは続き、綱渡り状態は続いている。
監督の信頼も今ひとつでローテーションに入れるかどうかの瀬戸際だ。

井川が松坂のように何かきっかけを摑み安定したエースのピッチングを復活するには何が必要なんだろう。

松坂は自分のピッチングを取り戻すためにいろいろ試行錯誤していた。
日本でしていたような調整方法に戻したり、走り込みが足りないからとラン二ングをしたりといったことが報道されていた。
井川も、調整方法を日本でしていた時と同じに戻すのだと報道されていたのを、マイナーに落とされた頃新聞で読んだ。
松坂の調子が上がってきたのにはいろいろな要因があるのだろうが、僕は元西武監督の東尾修がボストンを尋ねてから変わったような気がしてならない。
周知の通り東尾氏は松坂をプロ入りの頃から一番身近で指導し見守ってきた人だ。
『攻めの姿勢が見られない』と指摘されたという小さな記事しか読んでいない。
が、その他いろいろと親身なアドバイスがあったであろう事は想像に難くない。

井川にも、実はそんな人からのアドバイスが必要なのではないか。
彼が復活のきっかけを摑むために必要なアドバイスを与えてくれる、彼の事を熟知している厳しい目を持ったアドバイスが。

彼がヤンキースでの先発としてのポジションを確保、維持するのにもう失敗はできないし時間をロスする事もできない。
松坂と相対するようにメジャーリーグ入りした井川。
奇しくも松坂と同じようなことで苦しんでいる井川。
松坂のように何とかきっかけを摑んでほしい。

僕としてもヤンキース戦を2倍楽しめるしね。(松井は最近華々しさに欠けるね)

2007-07-02

ドラゴンズに2連勝しちゃった!

スワローズ7−6ドラゴンズ

スワローズが逆転勝ちでドラゴンズに2連勝した。
カープがジャイアンツに負けたので、久しぶりに5位に浮上もした。

打線が粘りを見せてくれている。
相変わらず投手陣ははふらふら状態で試合をリードしていてもいつ逆転されるかヒヤヒヤさせられっぱなしだ。
だから勝率4割のラインをうろうろしてばかりの今季は文字通り勝ったかと思えば同じだけ負けるということの連続。
順位が5位となったと言っても、カープが落ちてきただけのこと。
勝率4割から、せめて4割5分あたりをうろうろするくらいになってくれないかなあ。
僕の願いは謙虚でしょ?
このまま踏ん張って火曜からのタイガース戦を3連戦を2勝1敗、続くジャイアンツ戦も2勝1敗と頑張ってくれないかなあ。
今年は今のところタイガースには1勝7敗、ジャイアンツに4勝5敗だ。
タイガースに1勝しかしてないなんて、改めてびっくり。
タイガースもここのところ連勝中で勢いがあるので、なんとか踏ん張ってほしい。
古田監督の投手起用に期待するしかない。

ヤクルトの株主総会で、スワローズの低迷にかなり厳しい注文がついたと報道されていた。
スワローズは野村監督に体力あるチームに改造されてから悪くても勝率5割前後の力を保ち続けていた。
その記事を見た時には株主にもそこまで言ってくれる御仁がいたのかと、なんだか胸の内のモヤモヤを代弁してもらったみたいでちょっぴりすっきりした気分がしたりして。
戦力を整えられなかったことは責められるべきことだ。

でもなんか、こんなことを言っている自分が悲しいのう、せっかく2位のドラゴンズに2連勝したって言うのに...!

2007-07-01

孤軍奮闘のグライシンガー。

スワローズ7ー3ドラゴンズ

捕手福川の2打席連続アーチもありドラゴンズに勝つ。
グライシンガーは9勝目。6月は負けなしであるし、今月のMVP候補じゃないか?

今日はたまたま3回表の時点でネット速報で4−0でスワローズリードと知った。
今年のスワローズは序盤にこれだけ点を取っていても情けないことに逆転負けというケースが多い。
なんかタメ息まじりに『今のところ勝っているのか〜、終盤でどうなることやら...』
スワローズファンでありながらも何とも情けない限り...
念のため先発ピッチャーを確認すると勝ち頭、唯一安心できるグライシンガーだ!
相手は川上憲伸、というのがちょっと心配だったが、憲伸から4点取っていてグライシンガーなら何とかなるかも、と思い直し出かけた。

スポーツクラブで身体をいじめて汗を流し、サウナと風呂でさっぱりし、小雨の中を自転車で家路に着く。
今年のスワローズファンの悲しき心理で気になる結果を見たくない。
期待を裏切られること数知れないからだ。ああ、悲し...。
ネットを見ずにスポーツニュースの時間まで我慢する。

グライシンガー先発であの4点をひっくり返されて負けてたらホントに今年はダメだな...なんて思いながら、結果を見て一安心。
さすが、グライシンガー!福川、ホームラン2本あっぱれ!

それにしても、今年の投手陣の不甲斐なさよ!
普通なら石井一久があと3勝、石川があと7勝、ぐらいはしているよなあ、と考えるとなんか力が抜けてくる。
こればかりは仕方ないことだけれど。
愚痴は書いていて嫌になるねぇ、でもなんか書きたくなってしまうんだぁ!

孤軍奮闘のグライシンガーに、せめて月間MVPでもあげたいなあ...!

2007-06-30

松坂はオールスターゲームに出られるか?

メジャーリーグもそろそろ前半戦が終わろうとしている。
メジャーリーグのオールスターゲームがもうすぐ、7月11日に開催される。

出場選手はファン投票と監督推薦で選ばれる。
これは日本と一緒だが、ピッチャーだけは監督推薦のみで選ばれる。
出場選手の発表は7月2日(日本時間)だ。

オールスターゲームにレッドソックスのピッチャーが選出される可能性について。
レッドソックスのファレルピッチングコーチ曰く、
「4人の投手が可能性がある。ペケット、岡島、パペルポン、大輔だ」

松坂はオールスターゲームに出られるか?選ばれるのか?
かつて野茂英雄は、メジャーデビューの1995年、初勝利した6月2日から6連勝してオールスターゲームに選出された。
この間、防御率は0.89。月間MVPに輝いての選出だった。
選出直前のジャイアンツ戦とロッキーズ戦で130球、113球で完投、完封勝利を達成している。
改めて記録を調べてみると、やはり野茂はすごかったんだなあと驚嘆してしまう。

さて、別に野茂と比べてどうこうというわけではないが、松坂はどうなんだろう。
松坂の6月は2勝2敗。だが、4月、5月と比べて格段に失点が少なくなった。これは評価できることだ。
ちなみに6月は自責点が2−2−0−1−1の6。5月は23もあった。
ファーボールを連発したり、ヒットを打たれて崩れる回が必ずあるのがパターン化していたが、これは先日のマリナーズ戦でようやく無くなり、試合を通して安定感が出てきた。これも評価できることだ。
でも、この調子に持ってくるのがちょっと遅すぎた。
マリナーズ戦の勢いで、最低でももう2試合こなせれば堂々当確と言えたのではないか。
そして、9勝はしているが、特に4月、5月は投球でというよりは味方打線の援護で勝たせてもらっていた。
今月は逆に味方打線の援護があまりなくて逆に勝ち星を逃すことが多かった。
そういう意味では今月は調子が上がっていただけに不運と言えるかもしれない。
でももし今月すべて勝っていたとしても、先日のマリナーズ戦前まではやはり突然崩れる回のあるあの安定感のない投球内容が松坂最強伝説に影を落としていた。
やっと先日のマリナーズ戦で突然崩壊回が無くなり、次の試合以降も突然崩壊回なしに試合運びをできるのかというところなんである。
60億男松坂が本領を発揮するかどうかは次回以降のピッチングにかかっているということだ。
だから残念だけどオールスター出場は僕としては考えたくないし、まだその段階にはないんじゃないかと思うわけだ。

松坂がオールスターに出るのなら、かつての野茂のように堂々と胸のはれる成績で出てほしいし、絶対に先発ピッチャーであってほしいんだ。
二番手でなんか出てほしくない。
特に先日にマリナーズ戦のすばらしいピッチングを見てからはそういう思いが僕の中では強くなった。
試合に負けたけれど、そしてイチローに打たれて失点してしまったけれど試合を通してのピッチングでは負けていなかった。
あれを見たらやはり後半の松坂を大いに期待してしまう。
だから、目先のオールスターよりも今シーズンの最多勝利(現在4位)と最多奪三振(現在110個で3位)を目指してタイトルを取ってほしいと思う。
今年選ばれたらそれはそれでいいと思うけれど、松坂のオールスターは来年楽しみにしている。

岡島のオールスター出場は期待しています。

2007-06-29

工藤&40代ピッチャー、大活躍。

工藤が先日2勝目を挙げた。
遅ればせながら、おめでとうございます。
本当はすぐにここに書きたかったんですけど、いろいろありまして遅れてしまいました。
(工藤選手のブログのアップを見てから書きたかったんです)

しかし、この勝ち方は見事だった。
ロッテ相手に7回までスコアボードに0を並べた。
44歳1ヶ月の工藤が毎日オリオンズの若林忠志の持つ42歳8ヶ月の最高齢完封記録を57年ぶりに破ろうかと言うところまでいったのだ。
ところが残念。8回2アウト1、2塁で福浦に投げた117球目で記録更新がするりと逃げた。
「左手中指の豆がつぶれてボールにしようとした球が真ん中に行ってしまった」んだそうだ。

でも、チームも勝ったし、待ちに待った2勝目も達成できたし、よかったじゃないですか。
次(の勝ちに)につながる勝ち方だったんだからよかったと思う。
次のピッチングが本当に楽しみだもの。


そんなうれしいニュースにうんうん頷いていた時に、メジャーリーグでは珍記録が!
27日、アメリカメジャーリーグで同一時に40歳代のピッチャーが7人も先発するという珍記録が誕生したんだそうだ。
「7人」は40歳以上の先発登板人数のメジャーリーグ最多記録なんだそうだ。

クレメンス(ヤンキース)
モイヤー(フィリーズ)
ロジャーズ(タイガース)
松坂と対決したマダックス(パドレス)
グラビン(メッツ)
ウィリアムズ(アストロズ)
スモルツ(ブレーブス)

すごいですねぇ。
すごいと言うか、圧巻ですね。
現役バリバリの錚々(そうそう)たるビッグネームばかり、というところにも驚かされる。
そんな記録を発表したメジャーリーグ公認の記録専門会社がある、というのにもちょっと驚いたけど...。

ちなみにこれまでの最多記録はその4日前の22日、クレメンス以外が先発した6人、なのだそうだ。

日米で8人とか、そんな瞬間も近々ありそう、ね...!

燃える朝青龍。

朝青龍が27日、佐渡ヶ嶽部屋に出稽古に行き、琴欧州や琴奬菊相手に連続で23番取ったのだそうだ。
稽古はじめの26日も27番取っていて、異例のフル回転!とのこと。

2場所連続で優勝を逃しているし、新横綱も誕生したこともあり、さすがに目の色が変わってきたか。

24日まで両肘治療のためモンゴルに帰っていたが、「山でトレーニングをしていらない脂肪を絞ってきた」のだそうだ。
27日の出稽古では琴欧州のスタミナが切れるまで相手をしたのだとか。

白鵬は番付発表の時のインタビュー映像では結構顔がふっくらしていた。
対する朝青龍は、ふるさとのモンゴルの山に籠り余分な脂肪を絞ってきた。
動きも扱(しご)くいいらしい。

七月場所は8日にスタートでまだ1週間あるが、この朝青龍の気合いの入り方よ!
初日が待ち遠しいですねぇ!

2007-06-28

勝てなかったけど、松坂本格化!

今日のレッドソックス対マリナーズは延長戦の末、1−2でマリナーズが勝った。

いや〜、それにしても今日の松坂大輔は勝てなかったけど、最高の出来だった。
8回まで通して、安定したいいピッチングをしていた。
球がずっと走っていた。

先日このブログで松坂に注文を付けたのが恥ずかしくなる、本当にいいピッチングでした。
生意気言ってすみませんでした、土下座!

イチローにヒットを打たれて1点入れられてしまったけれど、いつものように突然崩れてやられたのではない。
イチローにヒットを打たれたけれどイチローとの真剣勝負の結果として打たれてしまっただけなのだ。
そして、その結果として2塁走者がホームインしただけのこと。
決してゲームに負けていなかった。

いつもだと、いい流れで投げていたのにある回だけ突然ピッチングが崩れてゲームを壊してしまう。
それが今日は少しもそういうことがなかったのだ。

アメリカのテレビクルーたちが『松坂はいいピッチングをしていてなんで突然ある回で崩れるのだろうか」という話で、「それはアンパイアのストライク、ボールの判定が自分の判断と違うのでそれで思い悩み、突然調子を狂わせてしまうのではないか?」と結論づけていたと今日の試合の解説をしていた元マリナーズの長谷川滋利が言っていた。
で、そのとき近くにいた長谷川が逆取材されたのだそうだ。
長谷川は、それは違うと思う、と言ったのだそうだ。
長谷川はこう言った。
『たとえば今回のように初めての球場に来た時、今日だとセーフコフィールドだけれど、マウンドの傾斜を仕切りに気にして何度も確認したりしていた。
普通日本の球場などではそんなことはしない。だけれど彼の試合を追ってみていると必ず球場でマウンドの状態を確認している』のだ、と。
つまり、『マウンドの傾斜とか土壌の性質とかがしっくり来ていないからなんじゃないか』ということだった。

なぜある回だけ突然ピッチングが崩れるのだろう、という謎はアメリカでもミステリーだったんだねぇ、なんて、妙なところで感心してしまったりして。

まあ、なにはともあれ、今日のピッチングは本物だった。
試合後の記者会見で松坂はイチローとの対戦について『いい状態で勝負できたと思う。自分の投げた球に関しては何の悔いもない。』と力強く語った。
うんうん、そうそう!その通り。
見ている方だって、分かる分かる。
いい勝負だったし、打たれたのは勝負の結果だったんだと素直に納得できるし、しているよ。

松坂、よかったよ、うんうん...しみじみ...本当に!

ここ3試合は失点も0とか1とかで、ほとんどない。
今日のようなピッチングが披露できたとなると次の試合、そのまた次の試合もと〜っても楽しみだ。

2007-06-27

楽天、8人がトップ。

今年のプロ野球オールスター戦のファン投票最終中間発表が行われ、楽天G.イーグルスの選手が12部門中8部門を占めた。
それを見た野村監督がパソコンのキーボードを叩く仕草をしながら
「最近じゃ、これで投票できるんだろ。やったな楽天。お手の物、だろ」

田中将大、山崎武司は活躍しているし人気もあるから人気トップも分かる。
しかしそれ以外の楽天選手はやはり組織票なんだろうなあ。
田中と山崎以外の楽天の選手をのぞくと、各部門の人気投票結果は納得いくもの。

今年は楽天G.イーグルスの地元、仙台フルキャストスタジアムでの開催もある。
だから地元票も集まるのだう。
でもまだまだ発展途上の新球団。
実力もBクラスの域を脱していない。
かつてジャイアンツの選手が独占状態になったりということがあったけれど、これは仕方ないなと思った。
チームも勝っていて実力もあり調子も良かったし、人気選手ばかりだったからね。
でも今の楽天の選手たちがほぼ独占なんて、ねえ。
例えば自分が贔屓のヤクルトの選手がセリーグをほぼ独占したとしても、オールスターとしては絶対納得できないもの。
やはり、エチケットと言うかモラルと言うかそういうレベルの配慮を持ってもらわないと...
オールスターゲームの意味が薄れると逆に盛り下がるんじゃないかな?

それにしてもやはり楽天系の組織票の威力は恐るべし!というところか。

でも三木谷さん、ちょっと威力を及ぼし過ぎじゃあない?
過ぎたるはなお及ばざるがごとし。
ちょっと興ざめ、だなぁ。

まあこんなことは誰もがアタマによぎったことであろうし、敢えて言うことでもないんだろうけれど。
あまりに野暮臭いのでついつい書いちゃいました。

あっ、こんなことにイチイチ突っ込む僕の方は野暮の上塗りか!

2007-06-26

七月場所番付、発表。

新番付が発表された。
新横綱の白鵬と大関挑戦の琴光喜のインタビューがどのチャンネルのどのニュースでもでもセットで流されている。
迎え撃つ朝青龍にコメントをとりに行くメディアは無いのか?

さてさて、名古屋での7月場所の番付でも見てみよう。
注目してみたい力士は...

「朝青龍」と「白鵬」は当然ですね。
中でも朝青龍はどうだろう。平成16年1月場所以来一人横綱で頑張ってきた。
もう一人横綱がいるという状況に違和感があるのではないか?
場所15日間をどう乗り切って行くのかに興味がわく。

大関狙いの「琴光喜」。これも誰もが、というところ。
今場所の3大関の仕上がりがどうなのか。
先場所のように大関が強ければ場所も盛り上がるし、琴光喜もそれに答えられれば堂々の大関昇進が場所後に控えている。

さて、三役以下、前頭の上位クラスはそれなりの実力者がそろっていてここは勝ち負けの予想がしづらい。
上位は全員注目しがいがあると思う、今場所は。
星の潰し合いが面白そう。
なかでも「出島」がどれだけ踏ん張れるか。
そして先場所額を割り流血しながらも勝ち星を重ねて盛り上げた「普天王」も先場所の勢いを持続できるのか。

下位の方では小兵の伏兵、「鶴竜」。モンゴル出身。
同じく小兵の伏兵、「里山」。日本。
あとは久しぶりに上がってきた「芭瑠都」。
この3人が気になる。

さらにその下、十両クラスでは...
初場所以来注目していた「旭天鵬」が西3枚目まで落ちている。
自動車事故のペナルティーで先場所出場停止処分で十両落ちだ。
本当なら幕内上位にいてもおかしくないのに、馬鹿な力士だ。
今場所こそ汚名挽回して幕内に復帰してほしい。
僕のように応援している者は、先場所、今場所と彼が金星を挙げるのを見損なうことになるのだ。(そういう実力ある力士だと僕は思っている)


さらに下位では、モンゴル出身の「保志光」が西十両13枚目まで上がってきた。彼も注目株だ。
そしてこの保志光とセットで僕が注目している松ヶ根部屋の「松谷」が1ランク下だが東幕下9枚目まで上がってきた。


大関陣の出来不出来が場所前半の面白さを左右する。
そして先ほども書いたが実力伯仲の前頭上位組の活躍が大いに楽しみな七月場所である。

松坂9勝目、僕の注文。

松坂、9勝目!
この時期で9勝なんて、今季何勝出来るのか...かなり前向きに期待してしまいますねえ。
名投手マダックスとの投げ合い。
6回を投げ抜き1失点。緊迫した良い投手戦を演じた。

前回のジャイアンツ戦で7回を無安打に抑えて1−0で勝ったが、この時も緊張感のある投手戦で見応えがあった。

でも、なんか見ていてハラハラする。
初回などまたファーボールの連発だったしねぇ。
3塁まで進まれたりするし。
まあ結果的には見応えある投手戦だったから良いんけれど...
あのマダックスと良い投げ合いをしてくれたから良いんだけれど...

これが松坂WAYなんだとわかっているんだけど、投球している間の不安定な部分というのがいつも拭いきれないんだ。
WBCのときも結果的にはMVPを獲得したけれど、僕は安定感からという意味では上原の方がMVPのふさわしかったような気が今でもしている。

三塁までランナーが進もうが、満塁になろうが結果的に零点に抑えたり1点に抑えたりすればいいんだ。
ピンチでもそうやって切り抜けられる、それがエースというものなんだ。

だけど、毎回そうしてとは言わないけれど先日の広島の黒田みたいにスカッと89球完封勝利!みたいなこと、やってくれんかねぇ。
60億かけて獲ってくれたレッドソックスのためにも。
ヒヤヒヤ、ハラハラする回なしで、しかもフランコナ監督にベンチで交代を告げられることのない完投試合。
(ハラハラするのも楽しいけどネ)


話は変わるが、松坂9勝目の時のBSの解説をしていた元近鉄の佐野の解説、よかったし面白かった。
人柄が出ていて好感が持てた。

松坂が6回を投げ終わったとき。
いつもならベンチに戻ってシートに座るところをサッとそのままベンチ裏に引っ込んでしまった。
佐野がすかさず、『フランコナ監督に交代を告げられたくないからそのままベンチ裏に行っちゃいましたねぇ』
いつも100球〜130球投げた後のベンチでフランコナ監督から交代を告げられる時のもっと投げたい松坂の表情がおもしろいので、笑ってしまった。

2007-06-22

サミー・ソーサの600本塁打...

メジャーリーグではテキサス レンジャーズのサミー・ソーサ通算600号のホームランを打ったそうだ。
メジャーリーグ史上5人目だとか。

数年前にカージナルズのマーク・マグワイアとホームラン王争いをしたりで当時はスーパースターだった。
日本でもこの白熱した争いのニュースはかなり報道された。
ここ数年あまり報道も無く話題にも上ることもほとんどなかったが、久々の登場である。
僕は今年レッドソックスやヤンキースがレンジャーズと対戦する試合を何回か衛生放送で見て、彼の打席も何度か見た。
あの頃に比べて心なしか身体が小さくなったような印象が拭えないのだが、これは気のせいなんだろうか。

あのホームラン争いの後、ドーピング疑惑があった。
バットの芯にコルクを入れているバットを使用していた(コルクバットは長打を生みやすいとされ、使用を禁止されている)ことが発覚した事件もあった。
おかげで彼の人気は落ち、去年は契約球団がなくて確かドミニカに帰っていたとか。
だから今年彼がテレビ画面に出ていた時は驚いたし、懐かしかった。

先日、サンフランシスコ・ジャイアンツの・バリー・ボンズが748号ホームランを打った。
彼もドーピング疑惑スキャンダルの渦中にあり、大歓声とブーイングを浴びせられる。
スタンドには『756*」と書かれたボードも散見できたと新聞にあった。
ハンク・アーロンが持つ通算755本塁打の記録を破っても参考記録に過ぎないことを意味するのだと言うことだ。

とすると、サミー・ソーサの600号も『600*』となってしまうのか?
なんだか喜びが半減してしまう。
バリー・ボンズの記録にしてもそうだ。
100%喜べないこのやるせなさをどこに向けたら良いのだろう!

偉大な記録を作ってきたスーパースターたちを素直に祝福できないのはすごく悲しい。

2007-06-21

変わっていく野球に期待。

「九州で野球の独立リーグの設立を目指しているクラブチーム、長崎セインツが(福岡のチームも含めて)四国アイランドリーグへの来季からの参加を目指している。」
こんな小さな記事を産經新聞の片隅に見つけた。

先日報道にあった、四国アイランドリーグの1チームをロッテが傘下に入れることで動いていることに連動していることは容易に想像できる。
野茂英雄投手が野球を続けたい選手のために野茂ベースボールクラブというチームを作った。
萩本欽一が同じように茨城ゴールデンゴールズという野球チームを作った。
社会人野球の枠の中で、野球を続ける道を新たに作って行く傾向はあった。

ここにきて、ロッテのすばらしい行動力のおかげでプロへの夢を社会人からつなげられる新しい道が築かれようとしている。
プロフェッショナルな野球集団の拡大をしようとせず、充実を図ろうとせず、現状維持で満足のプロ野球機構に一石を投じる快挙となるのかどうか。
アマとプロの境目のレベルで、野球が変わろうとしてきている。
とても興味深い。

アジアを巡る野球環境もアメリカのメジャーリーグの活発なスカウティング活動に巻き込まれて変わろうとしている。
日本のプロ野球もプロとアマの関係を考え直し、層を厚くしていくことを真剣に考えて変わっていかないといけない時期にあると思う。
そして現実に変わり始めてきているんだなあと、この小さな記事を見て思った。

延長戦で...スワローズ踏ん張れず。

4対6でライオンズに連敗。
ガイエルの3ランで追いついたのにねえ。



臥薪嘗胆...。




今晩はこれしか思い浮かばないんです。

2007-06-20

ピリっとしないスワローズ。

昨日はライオンズがスワローズを9対2で下した。

新聞によると、ライオンズはこれで5連勝となったそうだ。
交流戦だけで見るとライオンズは7勝14敗で、これだけを見ると惨憺たる成績だ。
でも交流戦前の貯金があったので、それでもパリーグ内では勝率4割6分で4位の成績だ。
チーム状態は最悪ながらも今回の5連勝でここまで勝率を戻してきたのだ。
そして5連勝というのはスワローズファンの目から見ればうらやましい。

目を転じてスワローズはどうかと言うと、交流戦では10勝11敗。
現在のところセリーグでは勝率3割9分3厘で最下位だ。
4割を切るような成績で交流戦に入ったわけだから、交流戦での勝率がイーブンなら落ちてくるチームが無ければ順位は上がらない。
ああ、4割の壁は厚いな、今年のスワローズは。
今年はライオンズのように5連勝するパワーが見られないからなあ。
今年はまだ3連勝が精一杯だからなァ。
成績が悪くてもガガッと連勝できるパワーがあるとまだまだ望みを持てるしチームとしてもモチベーションが保てるんじゃないだろうか。
今年のスワローズはそれすら今のところ見込めないなあ。
なんかすぐに息切れしてしまうのだなあ。
やっぱりピッチャーがピリっとしない。

ピッチャーと言えば、元マリーンズで元ジャイアンツのシコースキーがとうとう出てきた。
昨日3番手で出てきて3者凡退!ピシャリッ!
明るいニュースと言えばこれくらいか。

一喜一憂と言うが、今年は一喜した後の憂いがズシン⤵と重いんだよなァ、ホントに...。

2007-06-19

四国リーグの1つをロッテが買収検討!

別に記事が出たから言う訳ではないが、そういうことができたら良いのになあと思っていた。
僕はスワローズファンだから、できればスワローズがやってくれたらなあ、と。
F.PROJECTなんて構想を立ち上げた古田がそんな着想を持って行動し、実現してみたら面白いだろうなあと思っていた。
それは野球のプロを目指そうとする若者の夢をつなぐ場所になる。
それに球界の発展につながるのではないかなあと思っていた。

日本のプロ野球には2軍までしかない。
せめてもう一つ下の3軍まで持ってみてもいいんじゃないかと考えていた。
日本のプロ野球はサッカーに人気に脅威を感じる今こそ裾野を広げるべきだと思う。
アメリカの3分の1の人口を持ち、これだけ野球が盛んなのに日本はメジャー球団は12しか無い。
しかもそれを支える予備軍は2軍というかたちで12しかない薄っぺらな構造なのだ。
アメリカの場合、メジャーリーグの傘下にAAA(トリプルA)、AA(ダブルA)、アドバンスドA(シングルA)、A、ショートシーズンA、そして最下位組織のルーキーリーグと6クラスに分けられていて、裾野がとても広く、層が厚い。
野球を愛している若者にプロをになるのを諦めない構造をつくることをプロ野球機構はそろそろ真剣に考えてみてもいいんじゃないかと思っていた。

きのう、ネットのスポーツニュース欄に、ロッテが四国のアイルランドリーグの1つを傘下に入れようと検討している、とありうれしかった。
やはり裾野を広げることを真剣に考えている人たちがプロ球団にいたんだ。
実行しようとしている球団があったんだ!
ロッテのバレンタイン監督の構想でというところがちょっと悔しい。
願わくば、できれば、日本のプロ野球関係者が積極的に着想し実行してほしかったな。
アメリカの野球関係者から見れば日本の野球機構の層の貧弱さは一目瞭然だからあつくして行きたいと考えるのは自然の流れだと思う。
バレンタイン監督は『他球団も賛同して参画してほしい』と述べたそうだが、全く同感である。

プロ、アマの協定なども含めてこの際見直しなどもしてみたらどうかと思う。
ドラフトなどの関係での不正を防ぐなどムズカシイ問題もあるだろう。
プロ野球選手の父がアマチュアの息子に野球を教えられないと言ったような馬鹿げた決まりなども含めていろいろ議論して改正して行けば良いのだ。
要はシンプルで透明性を持った揺るぎない構造を作ってしまえば良いのだ。

これをきっかけに、日本の野球界も大きく変わって行くのではないか。
そして、これをきっかけとした諸々の推移がとても楽しみだ。


(天然芝の球場も増やしてほしいなあ!特に神宮球場ぅ!)

2007-06-17

おいおい!石井一久!!

今日は大阪でスワローズはバファローズと対戦だった。

ネットでスワローズ戦の途中経過を見たら5−1で勝っていた。
5回の裏だった。
ピッチャーは石井一久。
エースの石井一久で5点のリードなら今日はもらったも同然!ウシシ。

テレビ中継があったりしてね、なんて気持ちでCATVのチャンネルをまわしていたらJSPORTS 2で生中継をやっていた。
6回の表が終わろうとしていた。
5点のリードだ。
期待を裏切らずバファローズに連勝かぁ!とものすごい安心感とともにテレビの前のソファーに座り込む。
僕にとっては今年初のスワローズ戦の生中継だった。
天気はいいし、野球観戦にうってつけの午後だった。

6回裏のバファローズの攻撃が始まった。
最初のバッター的山を3B(ボール)-1S(ストライク)からの4ボール。
次の村松を3B-2Sから4ボール。
続く阿部も3B-2Sから4ボール。
なんと、1回と4回を4人で、2回、3回、5回を3人で打ち取って、突然崩れた!
6勝確実かと誰もが確信していたと思う。
なんということだ!3者連続4ボール!
ノーアウト満塁のピンチ!

次打者ラロッカは1B-2Sから4球目を打ち、ショートのエラーで出塁、1点返される。
引き続きノーアウト満塁。
次のタフィーローズを三振に打ち取り1アウト。
北川が初球をセンター方向へヒットでさらに1点追加。
引き続き満塁。
次のアレンは空振り三振。2アウト。
続く下山がレフト前にヒットで2者生還でさらに2点追加でこの回4点も取られてしまった。
つまり一気に5−4と1点差になってしまったわけだ。

おいおい!一久!!

ここでピッチャー交代で、吉川ー高井ー木田と継投。8回に同点に追いつかれて延長10回、花田がアレンに来日第1号ホームランを打たれてサヨナラ負け、でした。

まあ、石井一久本人が1番ショックでしょうが、おいおいカズヒサァ〜!頼むよ〜!

2007-06-16

むくみのとれない、不可解な一日。

やや腹を冷やしたせいか腹を下し気味だ。
そのせいか新陳代謝の機能が低下してしまったようで、昨日は身体がむくんで気持ちの悪い一日だった。

別に体調が悪い訳ではなくただむくみがひどいだけなので、汗をかいてむくみを撮ればと考え、フィットネスクラブへ行く。

ランニングマシンで汗を流してから上半身を鍛えようと思ったのだがどうもうまく走れない。
どうしたものかと足をマッサージしてみる。
どうやらふくらはぎと足首の間あたりの筋肉が炎症を起こしているみたいだ。
で、走るのは諦めて、マシンやダンベル、バーベルで上半身を鍛える。
腹筋と背筋を鍛える。
心地よく発汗している。

ここで切り上げて、ロッカーにもどり風呂場へ。
シャワールームの横に日焼けマシーンがあって、誰も使用していなかったので利用する。
500円で15分。
2週間前に初めて利用していたのでやや日焼けしている状態。
で、今回の利用でどこまで焼けるのだろうと思ったりする。
僕の場合、太陽光で焼くとすぐに皮が剥けて色もさめてしまう。
日焼けマシンは紫外線が弱いのか皮剥けも無く、色もさめにくいようだ。
日焼けマシンは身体の周り360度に自分の身長ほどの長さの紫外線を発する蛍光管が巡っている装置だ。
15分入っているだけで、玉のような汗が吹き出てくる。

その後、サウナに入る。
8分入って冷水に浸るというのを3回。
普段はこれだけで身体から水分が抜けてからから状態になるのだ。
しかし、昨日はこれだけ汗を流したのに、まだ手にむくみが残っていた。
サウナに入っている時も、汗をかきながらもむくんでいるのが分かる状態だった。
これだけ発汗しているのにねえ。
いつもと同じ感じで発汗していたんだけどな。


家に帰り軽く夕食をとる。
350ミリリットルの缶酎ハイを2本飲み日本酒をお猪口で2杯飲んだら、それだけで急に酔いが回ってきた。
普段はもっと飲んでもほろ酔い程度なのに、なんだか変な酔い方だった。
やっぱり体調が変なのか?
肝機能が低下しているのか?

なんだか不可解なまま、他にすることは諦めてすぐに寝たのであった。

2007-06-15

梅雨入りの朝は雨上がり。

ちょっと霧雨が残っていたが、早朝ジョギングをした。

今月初めから、朝ジョギングを始めている。
今までも時々走ってはいたがいつも仕事が終わってから、夜に走っていた。
朝走るのは身体に良くないと聞いていたからだ。
フィットネスクラブに行く日は当然時間が足りないので外では走らない。
ランニングマシンで30分、籠の中のネズミのように走るまねごとをする。
外で走るのも本当に時々気が向いた時にという感じだった。

しかしながら、今更ながらだがランニングは自分の力で走るに限ると思う。
マシンのゴムベルトの上で走っても、汗は掻くし息は上がってくる。
でも、ゴムのローラーが動いて走らされるのと、自分の意志で地面を蹴って走るのとでは筋肉の使い方がどうも違うようだ。
特に今の僕にとっては、腹筋。
普段ジムでは上腕部や下半身は鍛えているのだが、腹筋だけはちょっとおざなり傾向にある。
何年か前に腹筋運動をすると吊るようになり、以来恐々と軽くしかできなくなってしまったのだ。
で、ちょっと緩み気味のお腹が気になってはいた。
しかしジョギングを始めて2週間、やっと息が続き始めてきたところだが、うれしいことに腹筋の存在がうっすら見えてきたのだ。

朝走るというのは身体に良くないと聞いていた。
心臓に負担がかかるとか。
でもそれは寝起きにいきなり走ればということなのではないかと思う。
ネットで調べてみてもはっきりした根拠が無いみたいだ。
朝走るのは身体に良くないと言う、とか、身体に良くないらしい、としか書かれていない。
休めていた身体をいきなり動かして関節を痛めるからとか言うことなのだろう。

年齢的なこともあるのかもしれないが、僕の場合はいきなり走るということに最近抵抗が生じるようになってきた。
ストレッチなどをして身体をほぐしてからでないと、走り出しが実にぎこちない感じなのだ。
高見盛ではないが、ロボコップみたいなぎこちない足運びになってしまうのだ。
だから、特に今年になってからなのだが20分から30分、ストレッチに時間をかけるようになった。
身体を充分ほぐせば、スムーズに走り出しができる。
関節周りが衰えてきたのかなあ、歳のせいなのかなあ、と思う。
ちょっと前まではストレッチなどはいい加減にしていたのにね。
そんなことがあるから、工藤公康や吉井理人の身体と取り組みの苦労がより理解できるようになった。

今日は四時半から約四十分走った。
無理せずゆっくり、息があがったら休むことを繰り返しながら。
今走っているコースをノンストップでこなせるようになったら距離を伸ばしていくつもりだ。

それにしても朝走るのは、空気もおいしいし気持ちがいい。
味を占めたら辞められねえなあ!

2007-06-14

石川、残念でした。

昨日は負けてしまいました、スワローズ。
石川投手の乱調で一回の裏に4点入れられてしまった。
これでホークス打線の調子が上がってしまった。
石川は170センチに満たない小柄な体格でありながら、デビュー以来5年連続で2桁勝利を続けている実力がある。
なのに今年はまだ1勝しか上げていない。
彼の復調がないとスワローズもまだまだ厳しい状況が続くことになる。
打線はそこそこ打っているのだから、何お言っても投手陣の踏ん張りが復活しないと。

さて、大矢明彦監督率いるベイスターズ。
僕は監督としての大矢明彦が前から好きで、今年監督の復帰でベイスターズにも注目している。
ホークスから来た寺原の活躍は目を見張りますねえ!
逆に寺原を獲得していなかったらベイスターズも大変だったということ。
今日先発予定の工藤投手、なかなか勝てず苦戦しているが、今日はどうなるのでしょう。

米メジャーリーグでは工藤と仲の良いランディージョンソンが松坂に投げ勝ったりしていることが結構な刺激になっているのではないかなあ。
ランディージョンソンは全盛時に比べると球速も落ちているけど、それでも150㎞/h弱は出ている。
先日の投げ合いでは松坂よりも安定感があったと思う。
体調管理、体力維持の努力の賜物なんだろうと思う。
30代の頃の体力維持の調整方法を1年1年修正していかないと40過ぎてのプロでの活躍は難しいということ。
それは次元は違うけれど僕自身も40を越してからは年々実感してきている。
とくに、フィットネスクラブで身体を動かしたりジョギングをしたりしているとつくづくその苦労が分かる。
素人でも素人なりに実感してしまう。
だから、工藤とかオリックスの吉井には頑張ってほしいし、注目してしまう。
まだ限界など感じないで頑張ってほしい。

今日は、工藤が2勝目を上げるかどうかが気になるな。

2007-06-13

石川、2勝目なるか?

スワローズは今日からホークス戦で既に福岡入りしている。

昨日はヤフードームで古田監督は先発投手陣と一緒になってランニングをし、合間に野球談義などしていたという。
休日のリラックスムードの中、豊富な野球知識や経験を伝えることに時間を費やした、とスポーツ紙が伝えていた。

スワローズは昔からマスコミ受けしないのか、どうも情報が少ない
特に調子の悪い今期は心配だし、寂しい限り。
しかしながら、今月に入って7勝2敗と脇役の活躍でやっと息を吹き返してきた。
試合の無い日の練習でいい雰囲気を保っている様子を伝える今日の記事はファンとしてもうれしい限りだ。

今日は先日やっと1勝を挙げた石川が先発。
今日石川が勝つか否かは今後のスワローズを占ういい材料となる。
石川も昨日は古田といろいろ話ができたようだし、それが今日の投球に活きてくれると良いな。

昨日、スーパーで。

昨日の夜、閉店間際の近所のスーパーに食料を買いにいった。
僕の前を買い物かごを手に横切ったTシャツを着た若いお兄さんがいた。
かごの中には500ミリリットルや1リットルののペットボトルが10本近く入っていた。
コーラやオレンジジュースなど、甘味炭酸飲料ばかり。

普段なら気にしなかった。
だが、多分10本近くのペットボトルがインパクトを与えたのだろう。
ふと、「これ全部砂糖が相当入っているんだろうな」と思ってしまった。
このコーラを造るときどれくらいの砂糖を入れるんだろう。
このサイダーにはだれだけ...。

いつだったかパティシエがケーキを作る時に思った以上に砂糖を使っていたのを思い出す。
「甘いジュースも結構砂糖は言っているんだよな、
コーヒーや紅茶に砂糖を入れる以上に。」
たまに食べるケーキなどならいいのだ。
でも彼は、喉が渇いてのどを潤すために水や麦茶を飲む感覚でこれらのジュースをその都度飲んでいる感じなのだ。
別にそんなこと誰でもしている普通の光景だよ。
そうも思う。
でも、その都度どれだけ糖分を口にしているのか想像すると、他人事ながらちょっとぞっとした。

40代になって何となく太りやすくなってきたからこんなことを思ってしまうのかな?
もっとも、僕の場合は缶ジュースはほとんど飲まないしコーヒはいつもブラックだ。
この件に関してはあまり心配しなくてもいいと思う。
でも、会社にいた頃は喉が渇くと自動販売機やコンビニを目指していたな、安易に、当たり前のように。

今の僕は、毎晩おいしく飲んでいるビールの方が怖いのだけれどね。
甘くないのに腹が出てくるんだ。
ビールっ腹にならないように気をつけないと。

ウチの冷蔵庫の缶ビールも、彼の手にしたペットボトルのコーラと変わらぬお腹の敵なのか⁉

2007-06-10

連勝を止めた!(やるじゃん!)

スワローズがファイターズの連勝を止めた。
連勝は先月18日から続いていた。
野球ファンとして、連勝記録をもっと伸ばして記録を作ってほしい期待もすごくあった。
が、それをスワローズが止めたこともまた、うれしいことだ。


ファイターズは去年、プロ野球の覇者であった訳だがシーズン後、主軸の2本柱を失った。
新庄は怪我で引退、小笠原は巨人に移籍。
さすがにあれだけ強かったファイターズだが案の定、出だしは悪かった。
スワローズも二人の主軸が抜けてしまった。
岩村がアメリカに行き、選手兼監督の古田も監督の立場にウエイトを置くようになり出場機会はほとんどなくなっている。

ファイターズは4月には最下位の屈辱も、5月に入ると最下位を脱出。
18日から破竹の14連勝。

一方のスワローズも最下位の屈辱を味わっていた。
が、こちらはドツボにはまって抜けられない。
スワローズはいま、世代交代の(若い力の)産みの苦しみの最中なのだ。
野村監督によって育てられた強いスワローズ世代が、世代交代の産みの苦しみで最下位に甘んじている。
かつては80年代は最下位の常連だったスワローズだが、野村イズムで育った世代の彼らは自分たちが強いことを知っている。
それがここに来て、あと一本が出なくて勝てない日々が続く。
借金が10だの12だの最下位だのなんて、シンジラレナーイ!


ほんの一ヶ月前まで似たような状態で低迷していたファイターズ。
突然目覚めて、去年を彷彿させる勢いで連勝を重ね始めたファイターズ。
その連勝を止めるんだと意気込んで松山入りしたスワローズ。
延長10回、四球と犠打で2アウト2塁とし、
ベテランで出場機会の減っていた代打の元ライオンズの鈴木健がライトにサヨナラヒットを飛ばして試合を決めてくれた。

スワローズも鈴木健も、意地を見せてくれた。
それがうれしい。

2007-06-09

ashes and snow@お台場

東京のお台場のノマディック美術館で開催しているグレゴリー コルベールのashes and snow展を見てきた。
何の予備知識も持たず、TVCMと小林麻央のブログでたまたま知っていたぐらい。
そしてたまたまその日に会った中学時代の友人が見に行くというのでついていった。


写真展なのだと聞いていたが、写真と映像の複合アート、精神の癒しの空間という印象。


コンテナを積み上げて造られた巨大な建物の中を入る。
建物の中をアルファベットのM字型に通路が続く。
まっすぐな通路の両側に畳一畳ぐらいの和紙のような紙にプリントされた写真が並ぶ。
その突き当たりに大きなスクリーンに映されたムービー映像を見る。
その斜め後ろに別のスクリーンに別のムービー映像が。
そのまた斜め後ろにまたまた別のムービー映像が流されている。
そしてそのスクリーンの後ろに写真を両側に並べた通路が伸び、出口へ到達する。

僕の連れはプリントを示しながら、
「これは描いたものじゃなくてすべて写真なんだ」
「像や豹がこんなにおとなしく人間と移っているなんてすごい」
クジラと泳ぐ人のプリントの前では、
「こんな感じの絵が描きたい」
などの感想や解説を自分の近況をかなり交えながら、
一人で延々しゃべる。
僕はウンウンと相づちを打ちながらゆっくり歩いて作品を見てまわった。


どの写真が好きだったか、どれがよかったかとか、何人かに聞かれた。

僕は特に印象に残った写真はなかったし、ムービー映像も環境ビデオを見ているみたいでそれぞれについて強い印象はあまり無かった。
そんな感じだった。

でもあのコンテナを積み上げた建物の中にあるすべての写真と映像をトータルで思い返すとそこ静かな心地よさが見出せると思った。

写真を一枚一枚一生懸命見なくたっていい、流すようにして見る。
そして流すようにムービー映像を見て出てくればいい、そんな空間。
そんな空間に浸り、楽しむ。


これから行く人には、ある程度空いているときを見計らって
2、3時間かけてゆっくりできる時間に
ゆったり見るのが、オススメ、です。

2007-06-08

幕下なんかも結構面白い。

あまり放送されないし情報がほとんどないのでどんな力士がいるのかも分かりにくい。
だから十両以下の力士の取り組みなど、つまらない感じもする。
でも、ひとりふたり気にして見ていると幕下とか三段目などの取り組みも結構面白いものだ。

ちなみに、我々がよくテレビや新聞などでおなじみの白鵬や高見盛がいるランクが幕内。
その下が十両。
そして幕下、三段目、序二段、序の口とランク付けがある。
毎場所各ランクで優勝力士が生まれる。
メジャーリーグであれば、メジャー、3A、2A、1Aとランクがあるのと同じ。


先般の五月場所前にたまたまテレビで、元若島津の松ヶ根親方と結婚して松ヶ根部屋のおかみさんとなり頑張っている高田みずえのおかみさんぶりの放送を見た。
そこで松ヶ根部屋の松谷(五月場所は東幕下26枚目、6勝1敗)や若力堂(五月場所は三段目西46枚目、3勝4敗)の先々場所(三月場所)の動向に一喜一憂のおかみさんの様子が放送された。

その三月場所で、松谷は八角部屋の保志光(三月場所東幕下17枚目)と幕下優勝争いをした。
松谷は三段目から幕下に上がったばかりだった。初土俵から丸1年目である。


お互い6勝して勝った方が幕下優勝という取り組みで松谷は保志光に破れてしまい、保志光が優勝した。
で、保志光はその次の場所、つまり五月場所は西幕下筆頭となり、4勝3敗と勝ち越した。
1クラス上の十両戦もありテレビや新聞にも小さく名前が出るまでになった。

一方の松谷は先にも書いたが先々場所は幕下に上がったばかり。
それで幕下の優勝争いをするのだからこれからに大いに期待が持てると言うもの。
6勝1敗はたいしたものだ。
次の五月場所は東幕下26枚目だった。
保志光のように格上の十両との対戦も無く、新聞に名前も出ない。
まだまだ埋もれた存在だ。

でも、またまた6勝1敗と好成績だった。
ちょうど里山や鶴竜に似た、小柄だが気の強いきびきびした相撲をとる力士だ。
来場所はどこまで番付が上がるか。
ライバル保志光も勝ち越したので保志光よりは下位であろうが
将来いいところまで行きそうな雰囲気がある。
夏場所も好調でとても気になった。
ライバルの保志光とともにこれからさらに上にあがって暴れまくるであろう。


一方、若力堂は先場所も先々場所も負け越してしまった。
確か元大関朝潮みたいな体型の気の優しい力士。
身体も大きいし、一見松谷なんかよりも上位に見えてしまう。
その気の優しさが厳しさに変われば上がれるんじゃあないかな、と思ったりする。
今ひとつのところで勝ち越せないんだ。
それだけに、彼も、気になる。
番付で探すのが大変なんだけどね。

2007-06-07

自分で弁当を作ること

最近外食をほとんどしなくなった。
昼も、夜も。
昼でも、弁当だ。
コンビニやホカ弁ではない。
自分で作った弁当だ。

自分で作った弁当を食べる、ということに反応する人が多い。
エライね。
タイヘンだね。
スゴイね。
僕には奥さんも、恋人もいないから自分で作るしかない。
実際やってみると自分で弁当を作るなんて、意外と簡単なことだ。

まず、自分に作るからいろいろ気を使うことが無い。
例えば奥さんがダンナや子供に作る時、色合いや栄養バランスを気にするだろう。
何が好みかな、とか。
残さずに食べられるように心を配る。

自分に作る時、
気を使わなくていい。
好みなども考えなくていい。
色合いなども考えるに越したことは無いが、気にすることも無い。
乱暴な言い方かもしれないが、食べたいモノを詰めていけばいい。
僕は料理はうまくないし、テクニックも無いからね。

前日の晩のご飯とおかずを一口分残しておいて、朝弁当箱に詰めればいいだけである。
この方式だと、ほんの5、6分でできてしまう。
ほうれん草やブロッコリーなどの茹でたのとかも前の晩に作って冷蔵庫に入れておく。
冷ます手間も省ける。
朝忙しい時に大変でしょう、とか言われる。
作ったことの無い人ほどこう言う。
斯く言う僕も自分で作る前はそう思っていた。
弁当は簡単に詰められると分かれば大変でもなんでもない。

何よりも自分のウチで炊いたお米がおいしくてよい。
家で炊いたご飯は当然ながら馴染みある味だし、結構ホッとする。
仕事での緊張感がとれる。
作ってもらった弁当でなく、作った弁当だから余計に感じるのかもしれない、と思ったりしている。

こうして改めて考えると、やっぱり僕が最近自分で作ってお弁当を持っていく大きな理由はこの「ご飯のうまさにホッとする魅力」にハマってしまったからなんだろう。
お米を炊くのが得意だとかうまいだとか言うことではない。
ウチのご飯の味が楽しめるからだ。
馴染みの味にホッとするからだ。

スワローズにも明るい兆しが!

スワローズの調子が上がってきた。
今日も西武を相手に5−2で勝った。
石井が5勝目。
今期全く振るわなかった石川も昨日やっと1勝目をマークした。

今月は4勝1敗。
ここ10戦で6勝4敗。

セパ交流戦には毎年強いスワローズ。
今年は近年に無い絶不調で交流戦突入。
この交流戦を起爆剤になんとか浮上してほしいところ、と思っていた。
やはり今年も交流戦をきっかけに目覚めてくれるか!

気がつけば、打撃10傑を見ると昨日の段階で3人がスワローズだ。
首位が青木、4位にラミレス、6位に宮本。
おかげで現在、交流戦では12球団中6位だ。

後は投手陣の調子が上がれば後半の巻き返しにも期待が持てると言うもの。
石川がこのまま勝星を増やして復活してくれればこんなに心強いことは無い。
なんといってもスワローズ浮上の鍵を握るのは投手陣だから。
巨人にいたシコースキー投手も背番号34で6月上旬に来日するみたいだしね。
まだまだスワローズも分からないよ!
パリーグでは日ハムが今日も勝って13連勝で急浮上してきた。
ここまでとは言わないが、じわりじわりと勝率を上げて台風の目となって盛り上げてほしい。

と、景気のいい話をしてみてもまだ借金が12もある。
前途は厳しい。

それにしても、やっぱり古田は試合に出ないのかあ⤵
このまま引退は寂しすぎるぞい!

2007-06-06

東京の動脈三兄弟

新聞によると来年の6月に池袋ー渋谷間に東京メトロの副都心線が開通するのだそうだ。
この副都心線は、東武東上線和光市ー池袋間の有楽町線区間と結ばれることになるのだ。

この副都心線は、JR山手線の内側を走る明治通りの地下に造られている。
そういえばここ何年この区間は工事が続いていた。

この新聞の記事はこの副都心線の新駅公開に伴ってのものだ。

池袋ー渋谷間は山手線で品川ー上野間と並んで乗車率の高い区間だからこの副都心線が開通したら朝のラッシュの時間帯の山手線の混雑具合はどどれほど改善されるのだろう。
池袋駅で東武東上線⇄JRの乗り換え客がいなくなる分、池袋駅も少し混雑緩和になるのだな。
池袋はウチの近所で時々行くのだが、そういう意味ではちょっとうれしい。
東京(特に都心)は無駄な混雑が多すぎる。

東京の無駄な混雑を緩和すると言えば、この副都心線の外側を沿うように山手通りの地下に池袋ー目黒区大橋を結ぶ高速道路が建設中だ。
中央環状線である。
これができると東名高速から東北道に向かう車が都心を経由することがなくなるので、毎日の首都好感情部分の大渋滞が緩和される。

さらにその大外では東名ー中央ー関越ー東北道ー常磐道を結ぶ外環道路の東名ー関越間も整備が見込まれている。
反対や立ち退き問題があってなかなか進展されていないようだが、早く解決して開通してほしいと僕は思う。

郊外の静かな環境が破壊されると反対する地元の人々の気持ちも分かるが、都心の渋滞で被る排気ガスなどの公害や不効率を考えると渋滞の無い交通システムの構築はさけて通れないと思う。

なんだかこうしてみると川の字に平行して走るこの三本の線路、道路は東京の交通にとって結構大きな影響を持つラインなんだなあと思う。
無駄な公共事業が多い中、この三本は決して無駄な事業じゃないと思う。

2007-05-28

新横綱に期待、

新しい横綱を生んで大相撲夏場所が終わった。

今場所最後の一番は、特に後半今までにない脆さを見せ4敗を喫している横綱が最後の意地を見せた。
最後の負け方もそうだけれど、前に倒されるような負け方が妙に気になる今場所の朝青龍。
でも、力の入るいい取り組みでした。
来場所からは久々に強い2横綱の時代が来そうで、とても楽しみですね。

朝青龍は千代の富士に似たタイプであると思う。
では白鵬はと考えると、貴乃花。
千代の富士も貴乃花も、タイプこそ違え息の長い強い横綱だった。
横綱のタイプで想像しても、2最強横綱時代の到来を予感させられる。
朝青龍はまだ26歳、白鵬は何とまだ若干22歳(こうして改めてみると貫禄のある22歳である)。
頼もしい限りだ。

一人横綱が解消されて若くて力みなぎる東西の横綱体制ができてトップがやっと落ち着く。
しかしながら、大関以下がちょっと力に開きができて寂しい状態だ。
実力はあるが今ひとつ安定感の無いベテラン力士をのぞくと、若い力士の成長が遅れていて頼りない。
こればかりはどうこう言っても仕方のないことなのかもしれない。

いろいろあったが今までになく上位陣が強い面白い場所だった。
とにもかくにも、新しい体制に大いに期待する。

2007-05-26

白鵬、充実!

昨日の白鵬ー琴光喜戦。
琴光喜が綱を狙って気力充実の白鵬に対して力を出し切った見応えのあるいい戦いをした。
それに対した白鵬も常に冷静で落ち着いた安定感のある戦いぶりだった。

それにしてもこの白鵬戦の前の取り組みの千代大海。
ちょっと元気の無い琴欧州にあっさり寄り切られて負け。
事欧州に激しく勝って今日の白鵬にプレッシャーを与えてほしかった。

朝青龍も魁皇に上手を取られてらしくなく転がされてしまった。
ちょっと気が入らなくて上手を取られた不覚が敗因みたいだ。

白鵬の優勝は間違いなさそう。
昨日の千代大海と朝青龍の取り口を見ていると全勝優勝も確率がぐっと上がった感じだ。

千代大海は戦いにムラがあるので今ひとつ信用できない。
だから今日の白鵬戦はあまり期待していない。
いい突っ張りが白鵬の胸元に届くかどうかだろう。
勝ってくれると千秋楽での朝青龍もより気合いが入って面白くなるだろう。
相乗効果が生まれるんじゃないだろうか。

朝青龍は今日の琴欧州戦で体制を整え、気持ちを切り替えて千秋楽で白鵬を負かしてほしい。
『白鵬の綱取りの壁になる』という言葉はまだ生きている。
3敗してガックリだろうが、最後に白鵬を土俵に転がして一人で綱を守ってきたプライドと意地を見せてほしい。

ここまで来たら千秋楽に白鵬に勝つこと、
これはいまや今場所の負けは帳消しになるに等しい価値のある一勝になると言えるのではないか。

白鵬には悪いがこのまま全勝優勝では、今場所は盛り上がらない。
だから、敢えて言う。

千代大海頑気合いを入れろ!朝青龍頑張れ!

2007-05-25

残すところ、後三日。

大相撲も詰まるところ、あと三日。
昨日は朝青龍が千代大海の突っ張りに負け、土俵際まで追いつめられた。
最後は片足ながらすごい粘り腰を見せたが押し出されて負けてしまった。

白鵬は後半戦どうもぴりっとしない琴欧州をねじ伏せて全勝を守っていた。
横綱は2敗目。
もうこれで白鵬の全勝優勝も見えてきた感がある。


ただ、白鵬の対戦は今日が琴光喜。
白鵬を入門時から見てきた熊ヶ谷親方が、琴光喜はちょっと手強い相手になると言っていた。
対戦成績を見ると去年は白鵬に2勝3敗なのだ.
そして今場所まだ2敗しかしておらず、朝青龍に土を付けての好調ぶりだ。
大関取りの来場所に向けてこのまま残り三日を勝ち続けてほしいものだ。

明日の相手は順番からいっておそらく千代大海。
今場所は得意の突っ張りの威力がすごく、これが勝ちに結びついている。
ただ、今までの傾向からすると今ひとつ信頼が置けない。
朝青龍に見せた気迫を吹く方にも向けられるだろうか(なんとか向けてほしい!)

千秋楽は当然朝青龍戦。
何となく腰が浮ついていて雑な感の印象が否めない今場所の横綱の取り口。
逆に今場所は土俵に腰がドッシリと座って取り口に安定感があり波に乗っている白鵬。
なんとか、力でねじ伏せて白鵬の全勝優勝を阻止してもらいたい。

とにかくこの3人にはどうか、この三日間の結びの一番を盛り上げてほしい。

あと、気になるのは...
勝ち越しをかけての戦いが気になるのは、後半本来の調子を取り戻してきた豊真将。
あと、小兵ながらも頑張って後半勝ち星を増やした里山。
ともに5勝7敗。

昨日勝ち越した高見盛と、久しぶりに好調の出島。
二人ともすでに勝ち越しているが、ともに勝ち星をさらに増やしてほしいのだが、今日はこの二人の対戦がある。

今場所も、面白い。

2007-05-24

工藤公康、初白星で。

なかなか勝てないヤクルトのことを書きたい。
けれど、自分自身が落ち込んでいる時に同じく低迷して苦しんでいる贔屓のチームの苦言を呈するのは心苦しい。

だから、という訳ではないのだが...
実は心の中でもう一つ今年気にしている球団がある。
横浜ベイスターズだ。

去年大矢監督が復帰して以来ずっと気にかけている。
大矢監督は、好きな監督だ。
ヤクルトの若松前監督が辞める時に次期監督はできれば野村監督に復帰してほしかった。
野村監督が無理ならば誰がいいかと考えた時、古田には悪いが、大矢監督がいいと思っていた。
元々生え抜きのヤクルトの選手だった訳だし。
何よりも前に横浜の監督となった時に優勝できるチームを作った実績があったから。
権藤監督で優勝した時に、大矢監督の作ったチームのおいしいところを権藤が持っていったのが気の毒でならなかった。
あれだけ最下位にへばりついていた横浜が今年これだけ勢いづいているのを見ても、大矢監督の力量は知れようと言うものだ。

巨人から工藤を引き抜いたとき、大矢監督には運も味方している気がしたものだ。

そんな工藤が約2ヶ月勝てず、2軍に落ちたりしていた。
一時は首位にまでになった横浜がここに来て連敗、あれよあれよと順位を落とした。
チームの勝率は5割を割り順位も4位まで落ちた。
そんなとき、1軍に復帰した工藤が古巣の西武を相手に勝った。
チームが低迷している時に、彼の復活は大きな影響を与えてくれるはず。

大矢監督にはツキもあるようだ。

さて、ヤクルトである。
昨日も勝ってヤクルトに2連勝した楽天の野村監督曰く、
「(ヤクルトは)ベンチの雰囲気が良くないね、見ているとよくわかる。」
野村監督の作った強いヤクルトの伝統を、古田監督!
壊さないでね!
がんばれ!

2007-05-23

朝青龍、黒星!

昨日、朝青龍が安美錦に負けた。

今場所は絶好調時に比べると何となく動きにキレがない感じがしていた。
ぶつかり合ってサッと相手を鋭い動きで転がしてしまうキレが見られない。

そのキレのなさを<力>でカバーした戦い方が、往々にして見られた気がする。
今場所は特に強引なまでに対戦相手を土俵下に投げ飛ばしている感がある。
場所前も、出稽古で豊ノ島に怪我をさせてしまってマスコミを賑わせた。

思い通りに身体が動ききれていないもどかしさから、勝負が決まった後の余計な一押しをする場面が目立った。
この余計な一押し思い描くように動ききれていないイライラからきているのではないかと僕は思っている。

だから、花道で観客席から投げられて落ちたいた座布団を蹴り上げ、吠えた。

この日は多分興奮のあまり土俵で一礼もせずに引き上げたのもあって、例説が無いとか品格に問題があるなどとマスコミや一部の横綱審議委員が騒いでいる。
こんなことで品格が無いと騒ぐよりも、こういう厳しさを持った横綱の姿勢を評価してもいいのではないか。
特になかなか出世してこない日本人力士達に言いたい。


全勝は横綱昇進を期待されている白鵬一人になった。
残りの5日はいつになく白星を稼いでいる上位陣との対戦が続く。
心技体充実して見える白鵬に全勝優勝の期待がかかる。
僕としては、せっかく上位陣がこぞって好調なだけに白鵬に黒星をつける力士が出て混戦になってほしいなあ!

2007-05-20

大相撲七日目、気になった相撲など。

東前頭十枚目の出島が淡々と勝ち星を挙げている。
昨日は宝智山に勝ってあれよあれよと負けなしの7連勝。


この出島の後の取り組みに同じく負けなしの普天王ー露鵬戦。
普天王も危なげなく荒打の大きい露鵬を寄り切る。

両者とも後半戦は上位とあたるので正念場だ。

琴奬菊は今場所勝ち星の無い黒海と対戦。
黒海が粘り強く上手投げをうち、初白星。おめでとう。
負けても琴奬菊の動きはよく、好調さが伺えた。

高見盛ー栃乃洋戦はくるくると動きの激しい面白い相撲となった。
止まらない無い激しい動きの中での高見盛の上手出し投げは見事だった

豊真将は魁皇戦。
押し倒されて土俵から転げ落ちて負けてはしまったものの、彼らしい積極さがみられた。
後半戦になんとか調子を取り戻して復活してほしいな。
彼が元気いいと場所が盛り上がるのだから。

新聞の星取り表を見るとまだまだ大関以上はほとんど白星。
後半戦に入り、どこが黒くなって行くのだろう。
誰が上位陣に黒星をつけて行くのだろう。
金星を狙って下位力士の奮起を願うばかり。

上位が強い今場所だけに、金星がとれる実力の持ち主の一人である旭天鵬の休場は本当に残念だ。

2007-05-19

大相撲六日目

昨日の夜,六日目の幕内の全取り組みのダイジェストを見た。
今場所はほんとに気持ちのいいぐらい上位陣の充実が目立つ。

昨日の取り組みの印象に残った力士など。

言わずもがな、6連勝した普天王。
下半身に安定感があり安心感のある相撲を見られた。
負けなしも納得できる。

新入幕の里山は西12枚目
きわどい勝負で負けてしまったが粘りのある相撲だった。
これからもっと身体が作られると面白い存在になりそうな気がする。

高見盛は毎度書くが、身体が固そうなのに毎度の身体の柔軟なバネを生かした取り口が好きだ。
今日は引き落としで勝ち。
ちょっとあっけない勝ち方だったかな。

琴奬菊は前半好調の上位陣とあたって連敗したが、体を見る限りは好調そうだ。
往年の琴ヶ梅を彷彿させるような寄り切りで豊ノ島を破り3連敗後の3連勝。

豊真将は身体の動きが悪く、今日も好調の琴光喜に肩すかしを食らい五敗目。
グイグイと前に出て行くところが無く、それがために空かされた感じの負け方だった。
今場所は期待できないかもしれない。
身体が重そうだ。

白鵬は気力の充実がみなぎっている感じ。
朝青龍よりもオーラが出ている感じだ。
朝青龍は相変わらず強いが絶好調とは言いがたい感じ。
普段よりも微妙に雑な感じがする。

後半戦が本当に楽しみ!

2007-05-17

ふぬけの日々

実はブログの筆がなかなか進まない。
昨年末に別枠で試しでブログを始めた時はまあ割とスラスラ書けたんだけれどな。
精神的なことと自分の立場論的なこと行動論的なこと存在論的なことが入り混ざって金縛りにあったかようにノートやパソコンの前で思考回路も身体もフリーズしてしまっている状況。
二進も三進も行かない状態。
人と会わないのもかなり精神状態に影響を及ぼしている。

先日も家に籠って何もしないでベッドで布団にくるまって三日過ごしてしまった。
つくづく病的だなあと思う。
こういうときは当然ながらなかなか本も読めない。
読もうという気持ちになれない。
布団にくるまっていると寝てしまうので何も考えていない。
普通三日も寝てなんか、いられないぜ。

本当ならバイトをして生活費を稼いでいないといけないはずなのに。
何もしないでここのところ毎日ほとんど家に籠っている。

こんな状態がいいわけ無いのは分かっている。
立ち止まって一日何もしないでいる。
やはりある意味病的だなあと思う。
僕の精神は病んでいる。

DVDプレーヤーに録画されているNHKのプレミア10という特集番組で、料理家の辰巳芳子を取り上げたものが残っていて、時々これを流しながら何かをすることがある。
静かに料理を作っている姿。
静かな鎌倉の風景。
鎌倉の自然。
四季折々の音。
静かなナレーション。
静かに落ち着いた知的な雰囲気。
これらがなんだか僕の心を落ち着かせてくれる、のである。
今の僕にとって一番の環境ビデオなんである。
三浦半島の雰囲気は小さい頃からの馴染みもあるし、だから心が落ち着くんだろう。

2007-05-16

大相撲 夏場所

夏場所が始まった。

今年、僕の注目している力士は...今場所も引き続き、
横綱 朝青龍
僕の中では千代の富士の姿が重なる力士だ。
一人で綱を張り続けている重圧は相当なものだと思う。
いろいろ言われているが僕は孤高のすばらしき横綱と思う。

西小結 琴奨菊
初場所での朝青龍戦で見せた相撲に大器の片鱗を見てから注目している。

東前頭筆頭 豊真将
豊真将の師匠は寺尾である。
彼の戦いぶりに寺尾の育て方が随所に見られて今後の成長ぶりが気になる力士なのだ。


東前頭七枚目 高見盛
高見盛はロボット的な挙動が面白いのだが、いざ勝負となるとそれまでとは打って変わって身体が柔軟になり、粘りのある試合運びをするのだ。
そのギャップが面白い。

東前頭八枚目 旭天鵬
旭天鵬が交通事故の責任を取って休場なのがとても残念である。
つまらないことでの休場は反省してほしい。
僕のように今場所の活躍を楽しみにしていた者にはがっかりだ。
初場所で金星をとった時のインタビュー時の笑顔が好きで以来応援している。
意外と相撲巧者で味がある力士だと思う。

関脇以上の全力士が初日から三連勝というのは昭和9年春場所以来だとか。
ということで、上位戦の続く琴奬菊はそのあおりで3連敗。
今日は豊真将とだ。
面白い取り組みで楽しみだ。

2007-05-15

ああ、スワローズ最下位!

スワローズが低迷中だ。
13勝22敗で目下セリーグ最下位。
週末の阪神3連戦で3連敗したものだから5位との差も3ゲーム、首位とは8ゲーム差だ。
勝ち負けで9つも借金がある。

ここまで借金ができてしまった以上、僕としては古田にレギュラーとして出場してほしい。
今年もプレイイングマネージャーとして契約しているなら、現役にこだわって契約したのなら。
監督としていっぱいいっぱいで選手として機能できないなら引退して監督に専念すべきである。
将来のためにポスト古田のキャッチャーを育てるのはもちろん大切だ。
でも、チームが勝てない今、どうするのだ。
だって打てる選手でなのだ。
そしてチームの要としてキャッチャーポジションにいて安心感を与えられるだけの選手なんだから。

古田が現役登録していないのであれば、今のように福川や米野を使うのはいい。
でも、古田は現役選手なのだ!

朝青龍が先月末に無謀な稽古で豊ノ島に怪我をさせたことでマスコミを騒がせている。
台頭してくる力士を稽古で怪我をさせるようなことをして潰すやり方は許せんと。
朝青龍としては、初日にその豊ノ島との対戦の後
「相手の怪我のことは考えなかった。痛いのなんのって気にしていたらこっちが負ける」
と語った。
僕としては、古田に朝青龍のような気概を持って現役選手を続けてもらいたい。
消化試合ならまだしもまだ序盤だし、序盤なのに負けすぎている!緊急事態である。

監督としてはポスト古田を育てることは重要なことだ。
でも一方で現役選手でもある。
チームがこんな状態であるとき、スワローズのナンバーワンキャッチャーで打率のいい点のとれるバッターをベンチに温存して試合に出さないことは納得がいかない!なあ。

2007-05-12

コミックを読みたくなる時もある

ホントの無気力状態だ。
困った事だ。
外に出る事だ、とにかく。

僕に必要な事は、とにもかくにも、行動する事だ。

夜、近所のベローチェでコーヒーを飲みながら本を読んだ。
何となく本棚から抜き取った一冊。
椎名誠の「時にはうどんのように」。
オウムのサリン事件の頃週刊文春に連載されたエッセイ集だ。
読んでいるとサリン事件の事が出てくる。
サリンのとき僕は新橋のキムラヤにいた。
その日の朝出勤して本の1時間位後に起こった事件だったように覚えている。
椎名さんは銀座にいたと書いてある。
僕らは意外と近くにいたのだなあと、今更ながら妙な事に驚く。
もう15年ぐらい前の出来事だ。
不思議なくらい昔の出来事だ。

あまり読書にも気が乗らないので数編読んで店を出る。
近くのスーパーで野菜などを買ってかえろうと思ったが、後1時間もすると刺身が半額になりそうな時間だった。
1時間待とうかどうしようか迷う。
半額で買った刺身が夕飯の食卓にあるほうが魅力的だなあ。
これ以上本を読むのも耐えられないので近所の漫画喫茶に立ち寄る。
コミックならなんとか読めそうな気分だった。
「ピアノの森」の5巻6巻を読む。

僕はこの「ピアノの森」というコミックになんでこんなに惹かれるのだろうと思った。
今日はそんな事を考えながら読んだ。

12月にこの本を現在出ている13巻まで一度読んでいる。
そしてこの頃また読み返している。
ジムの帰りに1時間ほど、気まぐれにネットカフェに寄って読み返している。

なんでこんなにこのコミックに惹かれるんだろう。

ちょっと分かった気がした。
僕の今までの生き方、のわだかまりなどに関する琴線に触れる部分があるのだと言うこと。
本当はもっと具体的に認識したのだが、今は記したくない。
でも、涙が出そうになるぐらい深いところで自分の成し得ていない事に対する感情や気持ちに気づかせてくれている事を認識した。


2007-05-09

40年間無免許で逮捕というニュースで。

40年間無免許運転をしていた男が逮捕されたというニュース。

昭和39年に人身事故で免許取り消しとなり、再度免許を取得しようと試験を受けたが学科が通らず取得できなかったのだそうだ。
以来無免許運転をしていたのだという。
以下詳細。

神奈川県相模原市で交通違反の取り締まりを受けた70歳の男が、反則切符の書類に拾った免許証に記載されていた他人の名前を書き、有印私文書偽造などの疑いで逮捕された。
「昭和39年に横浜市内で人身事故を起こして免許の取り消し処分を受けた。
免許を取るため2、3回試験を受けたが学科試験が通らず、そのまま車に乗り続けていた」と供述しているとのこと。
持っていた免許証は「2年前に相模原市内の路上で拾った」と話している。
警察は容疑者が40年余りにわたって無免許運転を繰り返していたとみている。

このニュースを聞いてふと思い出した話。

笑福亭鶴瓶が運転免許を取るために兵庫県明石の運転免許試験場に学科試験を受けに行ったときのこと。
同じく受験に来ていたオッチャンが、鶴瓶に路上教習は簡単だったと自慢したそうだ。
『競輪に行く時はいつも運転してってるからな!」
「え!?」
「車庫入れも得意やでぇ」と左手でグルグルとハンドルを切る仕草。
よく見ると小指がかけている。
「・・・」
「今度ちょっと遠出をするんで免許取りにきたんや」
「・・・」
そこまで聞いた上岡龍太郎が、
『そんなんだったらもう免許やたらええやん!」
「なんでや!!」
(鶴瓶みたいな)運転したこと無い素人に免許やるくらいなら無免許でも20年無事故無違反のヤツに免許やった方がよっぽど世の中のためや!」
(大爆笑)



あの頃の上岡龍太郎と鶴瓶のトークは面白かったなあ!

パッと引退して全く姿を見なくなった上岡龍太郎。
ノック氏が亡くなってお悔やみにきた姿を見られたが、変わっていなかった。

パペポTVの特番みたいなのをやってくれないかなあ!としみじみ。

2007-04-26

久しぶり!Tulip!

昨日の夜、うたた寝をしてしまった。
チューリップの「虹とスニーカーの頃」で目が覚めた。
テレビがつけっぱなしのままだった。

NHKのSONGSという音楽番組だった。

うわ〜っ、懐かしい〜!!

曲の途中からだが最後まで財津和夫とともに曲を歌ってしまった。

30分番組で初期の4、5曲どどーんと久しぶりに口ずさんでしまいました。

中学か高校の時にチューリップ狂の友達から半ば無理矢理何枚かのアルバムを聴かされて、カセットに録音させてもらって勉強の合間によく聞いたっけ。
3枚か4枚のアルバムしか聞いたことが無いのに、昨日の番組では流れた全曲口ずさめたのでちょっとびっくりした。
「夢中さ君に」、とか、「銀の指環」。
20年ぶりぐらいに聞いたのに歌えるものだ。

「私のアイドル」、という曲は中学の音楽祭でクラスで歌った曲で、歌ったことすら忘れていたのに歌えてしまった。
さらにびっくり。

歌って、すごいもんだなあ〜!

財津和夫のひょうひょうとした歌い方が印象深いチューリップだけれど、姫野達也のボーカルの曲が結構僕の中に残っていて、懐かしかった。

チューリップもとうとう活動をやめるとのことだが、演奏している彼らはとても楽しそうでとても味があった。
あの頃には無い貫禄があった。

青春の頃に作った歌を歌って行くパワーがなくなったから終わりにするのだということを財津和夫が語っていたが、今のチューリップもとても魅力的だった。

番組では2回に分けて取り上げるとのことで、来週もチューリップをやるとのことなので今から楽しみだ。

2007-04-25

オレンジジュース値上げに。

オレンジジュースが値上げされるニュース。
20円から70円値上げされるとのこと。

えっっ!?
原因は?

ニュースでは2つ理由を挙げていた。

いま、世界のオレンジの生産の2/3をアメリカとブラジルが占めているそうだ。
そのひとつのブラジルで、オレンジ畑からトウモロコシ畑に転換が進んでいるのが一つの理由。
地球温暖化問題でガソリンにかわる燃料として注目されているエタノール。
その原料となるトウモロコシの生産のためにオレンジ畑が潰されつつあるのだそうだ。

アメリカでは一足早くガソリンにエタノールを混合している地域が増えていると聞く。
広大なトウモロコシ畑のあるアメリカ中部の穀倉地域ではエタノールの生産工場が立ち、農家は新しい需要に期待を寄せているニュースを去年見た。

一方日本はそのエタノールを確保すべくブラジルから輸入する手はずをつけているというニュースを半年ぐらい前に見た覚えがある。

世界の国々の地球温暖化および環境悪化を防ぐための政策のひとつはその代償にオレンジ畑を潰し、ひいてはオレンジジュース値上げへと導いてしまうという結果を引き起こしていた。
思わぬところにしわ寄せが行くものだ、と。
笑い事ではないのかもしれないが、意外なところに影響が出るもんだとフッと笑ってしまった。
グレープフルーツジュースは大丈夫なんだろうな!


もう一つの理由にさらに苦笑してしまった。
中国とロシアでオレンジの需要が増えているためだというのだ。

ヨーロッパや中国で日本食がブームになっているところが増えていると言う。
日本食ブームに乗じ、普通の日本食とあまりにかけ離れたオリジナル色の強いものを作るレストランがとても多いらしく、外務省が正しい日本料理認定をしようかというほどである。
マグロの握りや刺身がおいしいと広まった代償としてヨーロッパや中国でその需要が急激に増えつつある。
そしてそのことでマグロの世界的需要が増え、それが故に日本のマグロの漁獲量が制限され、近い将来マグロの値上がりが予想されている。
日本食が広まることはうれしいけれど、困ったことだ。
今まで刺身を食べなかった地域で多く食されるようになった(我々日本にとっては)弊害だ。
そんなニュースでちょっと悲しく悔しい気持ちでいたところに、このニュースだ。

(マグロに続いて)オレンジよ、お前もかッ!

2007-04-15

スワローズ飯原、頑張ってる。

今朝、新聞を開くと先日話題にあげたヤクルトスワローズの飯原がさっそく活躍していてスポーツ欄に大きく写真が載っていた。
メジャーでの活躍が大きく報じられている岩村の後継者にまた一歩前進した。
今シーズンは第5戦目から岩村のポジションだった3塁を守り続けている。
ここにきて注目度の高いジャイアンツ戦で先制3ランとは。
ドラフト5位でまだ2年目。
去年のオフにハワイのウィンターリーグに出場して本塁打王のタイトルをとったのだと言う。
球界ではこのウィンターリーグで活躍した選手は不思議と結果をだすというジンクスがあるのだそうだ。
ダイエーの小久保や、イチロー、田口壮などがそうだった。
内野も外野も守れるし、塁館3.1秒の俊足の持ち主とのこと。
スワローズは外国人にしろ新人にしろ無名でも結構いい選手を採るから、こうして芽が出てくると楽しみだ。

最近キャッチャーで出ている福川はどうなんだろうか。
古田と比較になるので頑張らないと厳しいとは思うが、活躍して台頭してきてほしいな。

東京ドームは混むから、神宮球場に戻ってきたら試合を見に行こうかな

2007-04-11

頑張れスワローズ!

昨日、NUMBER WEBのプロ野球アニメーション速報を見ながらブログなどを書いていた。

僕はそれまでは熱烈なジャイアンツファンであったが、不振の原を使い続ける藤田監督あたりからやや熱が醒めてきた。
ヤクルトが野村監督を迎えて、スワローズファンとなった。
以来、スワローズファンなんである。
去年のシーズン中は休みの日も働いたり勉強したりで忙しくスポーツ新聞をさっと読むぐらいで神宮にも行かず、テレビもほとんど見なかった。
一昨年までは月に一度は神宮球場に観戦に行ったりしていたのだけれどね。

でもいくら去年一年野球を見なかったからって、こんなことがあっていいのだろうか。

昨日最初に速報を見たのが19時10分前ぐらいだったろうか、WEBの速報ではスワローズはベイスターズと対戦。
2−1で負けていた。
開幕で中日に3タテで負けていて今年は嫌なスタートだったが、横浜にも押され気味だなんて…。

出場選手でちょっとびっくり。
まず、ベイスターズは1番から9番まで全員日本人、純国産打線だった。
目を転じてスワローズはなんと3番4番5番の主軸3人が外国人選手。
ガイエルは新加入の選手でなじみが無い。
残りの日本人選手も知っているのは1番の青木と6番の宮本、そして9番のピッチャー石川だけ。
スワローズファンなんて言うのが誠に恥ずかしいが、サードの飯原、セカンドの田中、キャッチャーの福川は名前を見ても顔すら思い浮かばない。
なんと先発メンバーで知っている選手が青木、リグス、ラミレス、宮本、そして石川の5人しかいないということに愕然とした。

かつての主力がだいぶ抜けて世代交代が進んできているのだなあ。
球団のHPを見ると飯原は2年目だし、キャッチャーの福川もポスト古田の厳しいポジションで去年50試合弱出場している。

僕にとっての無名選手たちの活躍に期待するばかりだ。
ポジションをつかむチャンスある選手たちだもの、頑張ってほしいなあ。
会社を辞めていわば浪人中の僕から見ればうらやましいばかりだ。
いい結果をだしてレギュラーをつかむ。
いい結果によってチームが勝つ。
そして僕も彼らの名前を覚え、また、スワローズが勝って明日を気分よく過ごせる。

今年は日本の野球もメジャーも楽しむ余裕を持って過ごせたらいいなあ。