2007-06-30

松坂はオールスターゲームに出られるか?

メジャーリーグもそろそろ前半戦が終わろうとしている。
メジャーリーグのオールスターゲームがもうすぐ、7月11日に開催される。

出場選手はファン投票と監督推薦で選ばれる。
これは日本と一緒だが、ピッチャーだけは監督推薦のみで選ばれる。
出場選手の発表は7月2日(日本時間)だ。

オールスターゲームにレッドソックスのピッチャーが選出される可能性について。
レッドソックスのファレルピッチングコーチ曰く、
「4人の投手が可能性がある。ペケット、岡島、パペルポン、大輔だ」

松坂はオールスターゲームに出られるか?選ばれるのか?
かつて野茂英雄は、メジャーデビューの1995年、初勝利した6月2日から6連勝してオールスターゲームに選出された。
この間、防御率は0.89。月間MVPに輝いての選出だった。
選出直前のジャイアンツ戦とロッキーズ戦で130球、113球で完投、完封勝利を達成している。
改めて記録を調べてみると、やはり野茂はすごかったんだなあと驚嘆してしまう。

さて、別に野茂と比べてどうこうというわけではないが、松坂はどうなんだろう。
松坂の6月は2勝2敗。だが、4月、5月と比べて格段に失点が少なくなった。これは評価できることだ。
ちなみに6月は自責点が2−2−0−1−1の6。5月は23もあった。
ファーボールを連発したり、ヒットを打たれて崩れる回が必ずあるのがパターン化していたが、これは先日のマリナーズ戦でようやく無くなり、試合を通して安定感が出てきた。これも評価できることだ。
でも、この調子に持ってくるのがちょっと遅すぎた。
マリナーズ戦の勢いで、最低でももう2試合こなせれば堂々当確と言えたのではないか。
そして、9勝はしているが、特に4月、5月は投球でというよりは味方打線の援護で勝たせてもらっていた。
今月は逆に味方打線の援護があまりなくて逆に勝ち星を逃すことが多かった。
そういう意味では今月は調子が上がっていただけに不運と言えるかもしれない。
でももし今月すべて勝っていたとしても、先日のマリナーズ戦前まではやはり突然崩れる回のあるあの安定感のない投球内容が松坂最強伝説に影を落としていた。
やっと先日のマリナーズ戦で突然崩壊回が無くなり、次の試合以降も突然崩壊回なしに試合運びをできるのかというところなんである。
60億男松坂が本領を発揮するかどうかは次回以降のピッチングにかかっているということだ。
だから残念だけどオールスター出場は僕としては考えたくないし、まだその段階にはないんじゃないかと思うわけだ。

松坂がオールスターに出るのなら、かつての野茂のように堂々と胸のはれる成績で出てほしいし、絶対に先発ピッチャーであってほしいんだ。
二番手でなんか出てほしくない。
特に先日にマリナーズ戦のすばらしいピッチングを見てからはそういう思いが僕の中では強くなった。
試合に負けたけれど、そしてイチローに打たれて失点してしまったけれど試合を通してのピッチングでは負けていなかった。
あれを見たらやはり後半の松坂を大いに期待してしまう。
だから、目先のオールスターよりも今シーズンの最多勝利(現在4位)と最多奪三振(現在110個で3位)を目指してタイトルを取ってほしいと思う。
今年選ばれたらそれはそれでいいと思うけれど、松坂のオールスターは来年楽しみにしている。

岡島のオールスター出場は期待しています。

2007-06-29

工藤&40代ピッチャー、大活躍。

工藤が先日2勝目を挙げた。
遅ればせながら、おめでとうございます。
本当はすぐにここに書きたかったんですけど、いろいろありまして遅れてしまいました。
(工藤選手のブログのアップを見てから書きたかったんです)

しかし、この勝ち方は見事だった。
ロッテ相手に7回までスコアボードに0を並べた。
44歳1ヶ月の工藤が毎日オリオンズの若林忠志の持つ42歳8ヶ月の最高齢完封記録を57年ぶりに破ろうかと言うところまでいったのだ。
ところが残念。8回2アウト1、2塁で福浦に投げた117球目で記録更新がするりと逃げた。
「左手中指の豆がつぶれてボールにしようとした球が真ん中に行ってしまった」んだそうだ。

でも、チームも勝ったし、待ちに待った2勝目も達成できたし、よかったじゃないですか。
次(の勝ちに)につながる勝ち方だったんだからよかったと思う。
次のピッチングが本当に楽しみだもの。


そんなうれしいニュースにうんうん頷いていた時に、メジャーリーグでは珍記録が!
27日、アメリカメジャーリーグで同一時に40歳代のピッチャーが7人も先発するという珍記録が誕生したんだそうだ。
「7人」は40歳以上の先発登板人数のメジャーリーグ最多記録なんだそうだ。

クレメンス(ヤンキース)
モイヤー(フィリーズ)
ロジャーズ(タイガース)
松坂と対決したマダックス(パドレス)
グラビン(メッツ)
ウィリアムズ(アストロズ)
スモルツ(ブレーブス)

すごいですねぇ。
すごいと言うか、圧巻ですね。
現役バリバリの錚々(そうそう)たるビッグネームばかり、というところにも驚かされる。
そんな記録を発表したメジャーリーグ公認の記録専門会社がある、というのにもちょっと驚いたけど...。

ちなみにこれまでの最多記録はその4日前の22日、クレメンス以外が先発した6人、なのだそうだ。

日米で8人とか、そんな瞬間も近々ありそう、ね...!

燃える朝青龍。

朝青龍が27日、佐渡ヶ嶽部屋に出稽古に行き、琴欧州や琴奬菊相手に連続で23番取ったのだそうだ。
稽古はじめの26日も27番取っていて、異例のフル回転!とのこと。

2場所連続で優勝を逃しているし、新横綱も誕生したこともあり、さすがに目の色が変わってきたか。

24日まで両肘治療のためモンゴルに帰っていたが、「山でトレーニングをしていらない脂肪を絞ってきた」のだそうだ。
27日の出稽古では琴欧州のスタミナが切れるまで相手をしたのだとか。

白鵬は番付発表の時のインタビュー映像では結構顔がふっくらしていた。
対する朝青龍は、ふるさとのモンゴルの山に籠り余分な脂肪を絞ってきた。
動きも扱(しご)くいいらしい。

七月場所は8日にスタートでまだ1週間あるが、この朝青龍の気合いの入り方よ!
初日が待ち遠しいですねぇ!

2007-06-28

勝てなかったけど、松坂本格化!

今日のレッドソックス対マリナーズは延長戦の末、1−2でマリナーズが勝った。

いや〜、それにしても今日の松坂大輔は勝てなかったけど、最高の出来だった。
8回まで通して、安定したいいピッチングをしていた。
球がずっと走っていた。

先日このブログで松坂に注文を付けたのが恥ずかしくなる、本当にいいピッチングでした。
生意気言ってすみませんでした、土下座!

イチローにヒットを打たれて1点入れられてしまったけれど、いつものように突然崩れてやられたのではない。
イチローにヒットを打たれたけれどイチローとの真剣勝負の結果として打たれてしまっただけなのだ。
そして、その結果として2塁走者がホームインしただけのこと。
決してゲームに負けていなかった。

いつもだと、いい流れで投げていたのにある回だけ突然ピッチングが崩れてゲームを壊してしまう。
それが今日は少しもそういうことがなかったのだ。

アメリカのテレビクルーたちが『松坂はいいピッチングをしていてなんで突然ある回で崩れるのだろうか」という話で、「それはアンパイアのストライク、ボールの判定が自分の判断と違うのでそれで思い悩み、突然調子を狂わせてしまうのではないか?」と結論づけていたと今日の試合の解説をしていた元マリナーズの長谷川滋利が言っていた。
で、そのとき近くにいた長谷川が逆取材されたのだそうだ。
長谷川は、それは違うと思う、と言ったのだそうだ。
長谷川はこう言った。
『たとえば今回のように初めての球場に来た時、今日だとセーフコフィールドだけれど、マウンドの傾斜を仕切りに気にして何度も確認したりしていた。
普通日本の球場などではそんなことはしない。だけれど彼の試合を追ってみていると必ず球場でマウンドの状態を確認している』のだ、と。
つまり、『マウンドの傾斜とか土壌の性質とかがしっくり来ていないからなんじゃないか』ということだった。

なぜある回だけ突然ピッチングが崩れるのだろう、という謎はアメリカでもミステリーだったんだねぇ、なんて、妙なところで感心してしまったりして。

まあ、なにはともあれ、今日のピッチングは本物だった。
試合後の記者会見で松坂はイチローとの対戦について『いい状態で勝負できたと思う。自分の投げた球に関しては何の悔いもない。』と力強く語った。
うんうん、そうそう!その通り。
見ている方だって、分かる分かる。
いい勝負だったし、打たれたのは勝負の結果だったんだと素直に納得できるし、しているよ。

松坂、よかったよ、うんうん...しみじみ...本当に!

ここ3試合は失点も0とか1とかで、ほとんどない。
今日のようなピッチングが披露できたとなると次の試合、そのまた次の試合もと〜っても楽しみだ。

2007-06-27

楽天、8人がトップ。

今年のプロ野球オールスター戦のファン投票最終中間発表が行われ、楽天G.イーグルスの選手が12部門中8部門を占めた。
それを見た野村監督がパソコンのキーボードを叩く仕草をしながら
「最近じゃ、これで投票できるんだろ。やったな楽天。お手の物、だろ」

田中将大、山崎武司は活躍しているし人気もあるから人気トップも分かる。
しかしそれ以外の楽天選手はやはり組織票なんだろうなあ。
田中と山崎以外の楽天の選手をのぞくと、各部門の人気投票結果は納得いくもの。

今年は楽天G.イーグルスの地元、仙台フルキャストスタジアムでの開催もある。
だから地元票も集まるのだう。
でもまだまだ発展途上の新球団。
実力もBクラスの域を脱していない。
かつてジャイアンツの選手が独占状態になったりということがあったけれど、これは仕方ないなと思った。
チームも勝っていて実力もあり調子も良かったし、人気選手ばかりだったからね。
でも今の楽天の選手たちがほぼ独占なんて、ねえ。
例えば自分が贔屓のヤクルトの選手がセリーグをほぼ独占したとしても、オールスターとしては絶対納得できないもの。
やはり、エチケットと言うかモラルと言うかそういうレベルの配慮を持ってもらわないと...
オールスターゲームの意味が薄れると逆に盛り下がるんじゃないかな?

それにしてもやはり楽天系の組織票の威力は恐るべし!というところか。

でも三木谷さん、ちょっと威力を及ぼし過ぎじゃあない?
過ぎたるはなお及ばざるがごとし。
ちょっと興ざめ、だなぁ。

まあこんなことは誰もがアタマによぎったことであろうし、敢えて言うことでもないんだろうけれど。
あまりに野暮臭いのでついつい書いちゃいました。

あっ、こんなことにイチイチ突っ込む僕の方は野暮の上塗りか!

2007-06-26

七月場所番付、発表。

新番付が発表された。
新横綱の白鵬と大関挑戦の琴光喜のインタビューがどのチャンネルのどのニュースでもでもセットで流されている。
迎え撃つ朝青龍にコメントをとりに行くメディアは無いのか?

さてさて、名古屋での7月場所の番付でも見てみよう。
注目してみたい力士は...

「朝青龍」と「白鵬」は当然ですね。
中でも朝青龍はどうだろう。平成16年1月場所以来一人横綱で頑張ってきた。
もう一人横綱がいるという状況に違和感があるのではないか?
場所15日間をどう乗り切って行くのかに興味がわく。

大関狙いの「琴光喜」。これも誰もが、というところ。
今場所の3大関の仕上がりがどうなのか。
先場所のように大関が強ければ場所も盛り上がるし、琴光喜もそれに答えられれば堂々の大関昇進が場所後に控えている。

さて、三役以下、前頭の上位クラスはそれなりの実力者がそろっていてここは勝ち負けの予想がしづらい。
上位は全員注目しがいがあると思う、今場所は。
星の潰し合いが面白そう。
なかでも「出島」がどれだけ踏ん張れるか。
そして先場所額を割り流血しながらも勝ち星を重ねて盛り上げた「普天王」も先場所の勢いを持続できるのか。

下位の方では小兵の伏兵、「鶴竜」。モンゴル出身。
同じく小兵の伏兵、「里山」。日本。
あとは久しぶりに上がってきた「芭瑠都」。
この3人が気になる。

さらにその下、十両クラスでは...
初場所以来注目していた「旭天鵬」が西3枚目まで落ちている。
自動車事故のペナルティーで先場所出場停止処分で十両落ちだ。
本当なら幕内上位にいてもおかしくないのに、馬鹿な力士だ。
今場所こそ汚名挽回して幕内に復帰してほしい。
僕のように応援している者は、先場所、今場所と彼が金星を挙げるのを見損なうことになるのだ。(そういう実力ある力士だと僕は思っている)


さらに下位では、モンゴル出身の「保志光」が西十両13枚目まで上がってきた。彼も注目株だ。
そしてこの保志光とセットで僕が注目している松ヶ根部屋の「松谷」が1ランク下だが東幕下9枚目まで上がってきた。


大関陣の出来不出来が場所前半の面白さを左右する。
そして先ほども書いたが実力伯仲の前頭上位組の活躍が大いに楽しみな七月場所である。

松坂9勝目、僕の注文。

松坂、9勝目!
この時期で9勝なんて、今季何勝出来るのか...かなり前向きに期待してしまいますねえ。
名投手マダックスとの投げ合い。
6回を投げ抜き1失点。緊迫した良い投手戦を演じた。

前回のジャイアンツ戦で7回を無安打に抑えて1−0で勝ったが、この時も緊張感のある投手戦で見応えがあった。

でも、なんか見ていてハラハラする。
初回などまたファーボールの連発だったしねぇ。
3塁まで進まれたりするし。
まあ結果的には見応えある投手戦だったから良いんけれど...
あのマダックスと良い投げ合いをしてくれたから良いんだけれど...

これが松坂WAYなんだとわかっているんだけど、投球している間の不安定な部分というのがいつも拭いきれないんだ。
WBCのときも結果的にはMVPを獲得したけれど、僕は安定感からという意味では上原の方がMVPのふさわしかったような気が今でもしている。

三塁までランナーが進もうが、満塁になろうが結果的に零点に抑えたり1点に抑えたりすればいいんだ。
ピンチでもそうやって切り抜けられる、それがエースというものなんだ。

だけど、毎回そうしてとは言わないけれど先日の広島の黒田みたいにスカッと89球完封勝利!みたいなこと、やってくれんかねぇ。
60億かけて獲ってくれたレッドソックスのためにも。
ヒヤヒヤ、ハラハラする回なしで、しかもフランコナ監督にベンチで交代を告げられることのない完投試合。
(ハラハラするのも楽しいけどネ)


話は変わるが、松坂9勝目の時のBSの解説をしていた元近鉄の佐野の解説、よかったし面白かった。
人柄が出ていて好感が持てた。

松坂が6回を投げ終わったとき。
いつもならベンチに戻ってシートに座るところをサッとそのままベンチ裏に引っ込んでしまった。
佐野がすかさず、『フランコナ監督に交代を告げられたくないからそのままベンチ裏に行っちゃいましたねぇ』
いつも100球〜130球投げた後のベンチでフランコナ監督から交代を告げられる時のもっと投げたい松坂の表情がおもしろいので、笑ってしまった。

2007-06-22

サミー・ソーサの600本塁打...

メジャーリーグではテキサス レンジャーズのサミー・ソーサ通算600号のホームランを打ったそうだ。
メジャーリーグ史上5人目だとか。

数年前にカージナルズのマーク・マグワイアとホームラン王争いをしたりで当時はスーパースターだった。
日本でもこの白熱した争いのニュースはかなり報道された。
ここ数年あまり報道も無く話題にも上ることもほとんどなかったが、久々の登場である。
僕は今年レッドソックスやヤンキースがレンジャーズと対戦する試合を何回か衛生放送で見て、彼の打席も何度か見た。
あの頃に比べて心なしか身体が小さくなったような印象が拭えないのだが、これは気のせいなんだろうか。

あのホームラン争いの後、ドーピング疑惑があった。
バットの芯にコルクを入れているバットを使用していた(コルクバットは長打を生みやすいとされ、使用を禁止されている)ことが発覚した事件もあった。
おかげで彼の人気は落ち、去年は契約球団がなくて確かドミニカに帰っていたとか。
だから今年彼がテレビ画面に出ていた時は驚いたし、懐かしかった。

先日、サンフランシスコ・ジャイアンツの・バリー・ボンズが748号ホームランを打った。
彼もドーピング疑惑スキャンダルの渦中にあり、大歓声とブーイングを浴びせられる。
スタンドには『756*」と書かれたボードも散見できたと新聞にあった。
ハンク・アーロンが持つ通算755本塁打の記録を破っても参考記録に過ぎないことを意味するのだと言うことだ。

とすると、サミー・ソーサの600号も『600*』となってしまうのか?
なんだか喜びが半減してしまう。
バリー・ボンズの記録にしてもそうだ。
100%喜べないこのやるせなさをどこに向けたら良いのだろう!

偉大な記録を作ってきたスーパースターたちを素直に祝福できないのはすごく悲しい。

2007-06-21

変わっていく野球に期待。

「九州で野球の独立リーグの設立を目指しているクラブチーム、長崎セインツが(福岡のチームも含めて)四国アイランドリーグへの来季からの参加を目指している。」
こんな小さな記事を産經新聞の片隅に見つけた。

先日報道にあった、四国アイランドリーグの1チームをロッテが傘下に入れることで動いていることに連動していることは容易に想像できる。
野茂英雄投手が野球を続けたい選手のために野茂ベースボールクラブというチームを作った。
萩本欽一が同じように茨城ゴールデンゴールズという野球チームを作った。
社会人野球の枠の中で、野球を続ける道を新たに作って行く傾向はあった。

ここにきて、ロッテのすばらしい行動力のおかげでプロへの夢を社会人からつなげられる新しい道が築かれようとしている。
プロフェッショナルな野球集団の拡大をしようとせず、充実を図ろうとせず、現状維持で満足のプロ野球機構に一石を投じる快挙となるのかどうか。
アマとプロの境目のレベルで、野球が変わろうとしてきている。
とても興味深い。

アジアを巡る野球環境もアメリカのメジャーリーグの活発なスカウティング活動に巻き込まれて変わろうとしている。
日本のプロ野球もプロとアマの関係を考え直し、層を厚くしていくことを真剣に考えて変わっていかないといけない時期にあると思う。
そして現実に変わり始めてきているんだなあと、この小さな記事を見て思った。

延長戦で...スワローズ踏ん張れず。

4対6でライオンズに連敗。
ガイエルの3ランで追いついたのにねえ。



臥薪嘗胆...。




今晩はこれしか思い浮かばないんです。

2007-06-20

ピリっとしないスワローズ。

昨日はライオンズがスワローズを9対2で下した。

新聞によると、ライオンズはこれで5連勝となったそうだ。
交流戦だけで見るとライオンズは7勝14敗で、これだけを見ると惨憺たる成績だ。
でも交流戦前の貯金があったので、それでもパリーグ内では勝率4割6分で4位の成績だ。
チーム状態は最悪ながらも今回の5連勝でここまで勝率を戻してきたのだ。
そして5連勝というのはスワローズファンの目から見ればうらやましい。

目を転じてスワローズはどうかと言うと、交流戦では10勝11敗。
現在のところセリーグでは勝率3割9分3厘で最下位だ。
4割を切るような成績で交流戦に入ったわけだから、交流戦での勝率がイーブンなら落ちてくるチームが無ければ順位は上がらない。
ああ、4割の壁は厚いな、今年のスワローズは。
今年はライオンズのように5連勝するパワーが見られないからなあ。
今年はまだ3連勝が精一杯だからなァ。
成績が悪くてもガガッと連勝できるパワーがあるとまだまだ望みを持てるしチームとしてもモチベーションが保てるんじゃないだろうか。
今年のスワローズはそれすら今のところ見込めないなあ。
なんかすぐに息切れしてしまうのだなあ。
やっぱりピッチャーがピリっとしない。

ピッチャーと言えば、元マリーンズで元ジャイアンツのシコースキーがとうとう出てきた。
昨日3番手で出てきて3者凡退!ピシャリッ!
明るいニュースと言えばこれくらいか。

一喜一憂と言うが、今年は一喜した後の憂いがズシン⤵と重いんだよなァ、ホントに...。

2007-06-19

四国リーグの1つをロッテが買収検討!

別に記事が出たから言う訳ではないが、そういうことができたら良いのになあと思っていた。
僕はスワローズファンだから、できればスワローズがやってくれたらなあ、と。
F.PROJECTなんて構想を立ち上げた古田がそんな着想を持って行動し、実現してみたら面白いだろうなあと思っていた。
それは野球のプロを目指そうとする若者の夢をつなぐ場所になる。
それに球界の発展につながるのではないかなあと思っていた。

日本のプロ野球には2軍までしかない。
せめてもう一つ下の3軍まで持ってみてもいいんじゃないかと考えていた。
日本のプロ野球はサッカーに人気に脅威を感じる今こそ裾野を広げるべきだと思う。
アメリカの3分の1の人口を持ち、これだけ野球が盛んなのに日本はメジャー球団は12しか無い。
しかもそれを支える予備軍は2軍というかたちで12しかない薄っぺらな構造なのだ。
アメリカの場合、メジャーリーグの傘下にAAA(トリプルA)、AA(ダブルA)、アドバンスドA(シングルA)、A、ショートシーズンA、そして最下位組織のルーキーリーグと6クラスに分けられていて、裾野がとても広く、層が厚い。
野球を愛している若者にプロをになるのを諦めない構造をつくることをプロ野球機構はそろそろ真剣に考えてみてもいいんじゃないかと思っていた。

きのう、ネットのスポーツニュース欄に、ロッテが四国のアイルランドリーグの1つを傘下に入れようと検討している、とありうれしかった。
やはり裾野を広げることを真剣に考えている人たちがプロ球団にいたんだ。
実行しようとしている球団があったんだ!
ロッテのバレンタイン監督の構想でというところがちょっと悔しい。
願わくば、できれば、日本のプロ野球関係者が積極的に着想し実行してほしかったな。
アメリカの野球関係者から見れば日本の野球機構の層の貧弱さは一目瞭然だからあつくして行きたいと考えるのは自然の流れだと思う。
バレンタイン監督は『他球団も賛同して参画してほしい』と述べたそうだが、全く同感である。

プロ、アマの協定なども含めてこの際見直しなどもしてみたらどうかと思う。
ドラフトなどの関係での不正を防ぐなどムズカシイ問題もあるだろう。
プロ野球選手の父がアマチュアの息子に野球を教えられないと言ったような馬鹿げた決まりなども含めていろいろ議論して改正して行けば良いのだ。
要はシンプルで透明性を持った揺るぎない構造を作ってしまえば良いのだ。

これをきっかけに、日本の野球界も大きく変わって行くのではないか。
そして、これをきっかけとした諸々の推移がとても楽しみだ。


(天然芝の球場も増やしてほしいなあ!特に神宮球場ぅ!)

2007-06-17

おいおい!石井一久!!

今日は大阪でスワローズはバファローズと対戦だった。

ネットでスワローズ戦の途中経過を見たら5−1で勝っていた。
5回の裏だった。
ピッチャーは石井一久。
エースの石井一久で5点のリードなら今日はもらったも同然!ウシシ。

テレビ中継があったりしてね、なんて気持ちでCATVのチャンネルをまわしていたらJSPORTS 2で生中継をやっていた。
6回の表が終わろうとしていた。
5点のリードだ。
期待を裏切らずバファローズに連勝かぁ!とものすごい安心感とともにテレビの前のソファーに座り込む。
僕にとっては今年初のスワローズ戦の生中継だった。
天気はいいし、野球観戦にうってつけの午後だった。

6回裏のバファローズの攻撃が始まった。
最初のバッター的山を3B(ボール)-1S(ストライク)からの4ボール。
次の村松を3B-2Sから4ボール。
続く阿部も3B-2Sから4ボール。
なんと、1回と4回を4人で、2回、3回、5回を3人で打ち取って、突然崩れた!
6勝確実かと誰もが確信していたと思う。
なんということだ!3者連続4ボール!
ノーアウト満塁のピンチ!

次打者ラロッカは1B-2Sから4球目を打ち、ショートのエラーで出塁、1点返される。
引き続きノーアウト満塁。
次のタフィーローズを三振に打ち取り1アウト。
北川が初球をセンター方向へヒットでさらに1点追加。
引き続き満塁。
次のアレンは空振り三振。2アウト。
続く下山がレフト前にヒットで2者生還でさらに2点追加でこの回4点も取られてしまった。
つまり一気に5−4と1点差になってしまったわけだ。

おいおい!一久!!

ここでピッチャー交代で、吉川ー高井ー木田と継投。8回に同点に追いつかれて延長10回、花田がアレンに来日第1号ホームランを打たれてサヨナラ負け、でした。

まあ、石井一久本人が1番ショックでしょうが、おいおいカズヒサァ〜!頼むよ〜!

2007-06-16

むくみのとれない、不可解な一日。

やや腹を冷やしたせいか腹を下し気味だ。
そのせいか新陳代謝の機能が低下してしまったようで、昨日は身体がむくんで気持ちの悪い一日だった。

別に体調が悪い訳ではなくただむくみがひどいだけなので、汗をかいてむくみを撮ればと考え、フィットネスクラブへ行く。

ランニングマシンで汗を流してから上半身を鍛えようと思ったのだがどうもうまく走れない。
どうしたものかと足をマッサージしてみる。
どうやらふくらはぎと足首の間あたりの筋肉が炎症を起こしているみたいだ。
で、走るのは諦めて、マシンやダンベル、バーベルで上半身を鍛える。
腹筋と背筋を鍛える。
心地よく発汗している。

ここで切り上げて、ロッカーにもどり風呂場へ。
シャワールームの横に日焼けマシーンがあって、誰も使用していなかったので利用する。
500円で15分。
2週間前に初めて利用していたのでやや日焼けしている状態。
で、今回の利用でどこまで焼けるのだろうと思ったりする。
僕の場合、太陽光で焼くとすぐに皮が剥けて色もさめてしまう。
日焼けマシンは紫外線が弱いのか皮剥けも無く、色もさめにくいようだ。
日焼けマシンは身体の周り360度に自分の身長ほどの長さの紫外線を発する蛍光管が巡っている装置だ。
15分入っているだけで、玉のような汗が吹き出てくる。

その後、サウナに入る。
8分入って冷水に浸るというのを3回。
普段はこれだけで身体から水分が抜けてからから状態になるのだ。
しかし、昨日はこれだけ汗を流したのに、まだ手にむくみが残っていた。
サウナに入っている時も、汗をかきながらもむくんでいるのが分かる状態だった。
これだけ発汗しているのにねえ。
いつもと同じ感じで発汗していたんだけどな。


家に帰り軽く夕食をとる。
350ミリリットルの缶酎ハイを2本飲み日本酒をお猪口で2杯飲んだら、それだけで急に酔いが回ってきた。
普段はもっと飲んでもほろ酔い程度なのに、なんだか変な酔い方だった。
やっぱり体調が変なのか?
肝機能が低下しているのか?

なんだか不可解なまま、他にすることは諦めてすぐに寝たのであった。

2007-06-15

梅雨入りの朝は雨上がり。

ちょっと霧雨が残っていたが、早朝ジョギングをした。

今月初めから、朝ジョギングを始めている。
今までも時々走ってはいたがいつも仕事が終わってから、夜に走っていた。
朝走るのは身体に良くないと聞いていたからだ。
フィットネスクラブに行く日は当然時間が足りないので外では走らない。
ランニングマシンで30分、籠の中のネズミのように走るまねごとをする。
外で走るのも本当に時々気が向いた時にという感じだった。

しかしながら、今更ながらだがランニングは自分の力で走るに限ると思う。
マシンのゴムベルトの上で走っても、汗は掻くし息は上がってくる。
でも、ゴムのローラーが動いて走らされるのと、自分の意志で地面を蹴って走るのとでは筋肉の使い方がどうも違うようだ。
特に今の僕にとっては、腹筋。
普段ジムでは上腕部や下半身は鍛えているのだが、腹筋だけはちょっとおざなり傾向にある。
何年か前に腹筋運動をすると吊るようになり、以来恐々と軽くしかできなくなってしまったのだ。
で、ちょっと緩み気味のお腹が気になってはいた。
しかしジョギングを始めて2週間、やっと息が続き始めてきたところだが、うれしいことに腹筋の存在がうっすら見えてきたのだ。

朝走るというのは身体に良くないと聞いていた。
心臓に負担がかかるとか。
でもそれは寝起きにいきなり走ればということなのではないかと思う。
ネットで調べてみてもはっきりした根拠が無いみたいだ。
朝走るのは身体に良くないと言う、とか、身体に良くないらしい、としか書かれていない。
休めていた身体をいきなり動かして関節を痛めるからとか言うことなのだろう。

年齢的なこともあるのかもしれないが、僕の場合はいきなり走るということに最近抵抗が生じるようになってきた。
ストレッチなどをして身体をほぐしてからでないと、走り出しが実にぎこちない感じなのだ。
高見盛ではないが、ロボコップみたいなぎこちない足運びになってしまうのだ。
だから、特に今年になってからなのだが20分から30分、ストレッチに時間をかけるようになった。
身体を充分ほぐせば、スムーズに走り出しができる。
関節周りが衰えてきたのかなあ、歳のせいなのかなあ、と思う。
ちょっと前まではストレッチなどはいい加減にしていたのにね。
そんなことがあるから、工藤公康や吉井理人の身体と取り組みの苦労がより理解できるようになった。

今日は四時半から約四十分走った。
無理せずゆっくり、息があがったら休むことを繰り返しながら。
今走っているコースをノンストップでこなせるようになったら距離を伸ばしていくつもりだ。

それにしても朝走るのは、空気もおいしいし気持ちがいい。
味を占めたら辞められねえなあ!

2007-06-14

石川、残念でした。

昨日は負けてしまいました、スワローズ。
石川投手の乱調で一回の裏に4点入れられてしまった。
これでホークス打線の調子が上がってしまった。
石川は170センチに満たない小柄な体格でありながら、デビュー以来5年連続で2桁勝利を続けている実力がある。
なのに今年はまだ1勝しか上げていない。
彼の復調がないとスワローズもまだまだ厳しい状況が続くことになる。
打線はそこそこ打っているのだから、何お言っても投手陣の踏ん張りが復活しないと。

さて、大矢明彦監督率いるベイスターズ。
僕は監督としての大矢明彦が前から好きで、今年監督の復帰でベイスターズにも注目している。
ホークスから来た寺原の活躍は目を見張りますねえ!
逆に寺原を獲得していなかったらベイスターズも大変だったということ。
今日先発予定の工藤投手、なかなか勝てず苦戦しているが、今日はどうなるのでしょう。

米メジャーリーグでは工藤と仲の良いランディージョンソンが松坂に投げ勝ったりしていることが結構な刺激になっているのではないかなあ。
ランディージョンソンは全盛時に比べると球速も落ちているけど、それでも150㎞/h弱は出ている。
先日の投げ合いでは松坂よりも安定感があったと思う。
体調管理、体力維持の努力の賜物なんだろうと思う。
30代の頃の体力維持の調整方法を1年1年修正していかないと40過ぎてのプロでの活躍は難しいということ。
それは次元は違うけれど僕自身も40を越してからは年々実感してきている。
とくに、フィットネスクラブで身体を動かしたりジョギングをしたりしているとつくづくその苦労が分かる。
素人でも素人なりに実感してしまう。
だから、工藤とかオリックスの吉井には頑張ってほしいし、注目してしまう。
まだ限界など感じないで頑張ってほしい。

今日は、工藤が2勝目を上げるかどうかが気になるな。

2007-06-13

石川、2勝目なるか?

スワローズは今日からホークス戦で既に福岡入りしている。

昨日はヤフードームで古田監督は先発投手陣と一緒になってランニングをし、合間に野球談義などしていたという。
休日のリラックスムードの中、豊富な野球知識や経験を伝えることに時間を費やした、とスポーツ紙が伝えていた。

スワローズは昔からマスコミ受けしないのか、どうも情報が少ない
特に調子の悪い今期は心配だし、寂しい限り。
しかしながら、今月に入って7勝2敗と脇役の活躍でやっと息を吹き返してきた。
試合の無い日の練習でいい雰囲気を保っている様子を伝える今日の記事はファンとしてもうれしい限りだ。

今日は先日やっと1勝を挙げた石川が先発。
今日石川が勝つか否かは今後のスワローズを占ういい材料となる。
石川も昨日は古田といろいろ話ができたようだし、それが今日の投球に活きてくれると良いな。

昨日、スーパーで。

昨日の夜、閉店間際の近所のスーパーに食料を買いにいった。
僕の前を買い物かごを手に横切ったTシャツを着た若いお兄さんがいた。
かごの中には500ミリリットルや1リットルののペットボトルが10本近く入っていた。
コーラやオレンジジュースなど、甘味炭酸飲料ばかり。

普段なら気にしなかった。
だが、多分10本近くのペットボトルがインパクトを与えたのだろう。
ふと、「これ全部砂糖が相当入っているんだろうな」と思ってしまった。
このコーラを造るときどれくらいの砂糖を入れるんだろう。
このサイダーにはだれだけ...。

いつだったかパティシエがケーキを作る時に思った以上に砂糖を使っていたのを思い出す。
「甘いジュースも結構砂糖は言っているんだよな、
コーヒーや紅茶に砂糖を入れる以上に。」
たまに食べるケーキなどならいいのだ。
でも彼は、喉が渇いてのどを潤すために水や麦茶を飲む感覚でこれらのジュースをその都度飲んでいる感じなのだ。
別にそんなこと誰でもしている普通の光景だよ。
そうも思う。
でも、その都度どれだけ糖分を口にしているのか想像すると、他人事ながらちょっとぞっとした。

40代になって何となく太りやすくなってきたからこんなことを思ってしまうのかな?
もっとも、僕の場合は缶ジュースはほとんど飲まないしコーヒはいつもブラックだ。
この件に関してはあまり心配しなくてもいいと思う。
でも、会社にいた頃は喉が渇くと自動販売機やコンビニを目指していたな、安易に、当たり前のように。

今の僕は、毎晩おいしく飲んでいるビールの方が怖いのだけれどね。
甘くないのに腹が出てくるんだ。
ビールっ腹にならないように気をつけないと。

ウチの冷蔵庫の缶ビールも、彼の手にしたペットボトルのコーラと変わらぬお腹の敵なのか⁉

2007-06-10

連勝を止めた!(やるじゃん!)

スワローズがファイターズの連勝を止めた。
連勝は先月18日から続いていた。
野球ファンとして、連勝記録をもっと伸ばして記録を作ってほしい期待もすごくあった。
が、それをスワローズが止めたこともまた、うれしいことだ。


ファイターズは去年、プロ野球の覇者であった訳だがシーズン後、主軸の2本柱を失った。
新庄は怪我で引退、小笠原は巨人に移籍。
さすがにあれだけ強かったファイターズだが案の定、出だしは悪かった。
スワローズも二人の主軸が抜けてしまった。
岩村がアメリカに行き、選手兼監督の古田も監督の立場にウエイトを置くようになり出場機会はほとんどなくなっている。

ファイターズは4月には最下位の屈辱も、5月に入ると最下位を脱出。
18日から破竹の14連勝。

一方のスワローズも最下位の屈辱を味わっていた。
が、こちらはドツボにはまって抜けられない。
スワローズはいま、世代交代の(若い力の)産みの苦しみの最中なのだ。
野村監督によって育てられた強いスワローズ世代が、世代交代の産みの苦しみで最下位に甘んじている。
かつては80年代は最下位の常連だったスワローズだが、野村イズムで育った世代の彼らは自分たちが強いことを知っている。
それがここに来て、あと一本が出なくて勝てない日々が続く。
借金が10だの12だの最下位だのなんて、シンジラレナーイ!


ほんの一ヶ月前まで似たような状態で低迷していたファイターズ。
突然目覚めて、去年を彷彿させる勢いで連勝を重ね始めたファイターズ。
その連勝を止めるんだと意気込んで松山入りしたスワローズ。
延長10回、四球と犠打で2アウト2塁とし、
ベテランで出場機会の減っていた代打の元ライオンズの鈴木健がライトにサヨナラヒットを飛ばして試合を決めてくれた。

スワローズも鈴木健も、意地を見せてくれた。
それがうれしい。

2007-06-09

ashes and snow@お台場

東京のお台場のノマディック美術館で開催しているグレゴリー コルベールのashes and snow展を見てきた。
何の予備知識も持たず、TVCMと小林麻央のブログでたまたま知っていたぐらい。
そしてたまたまその日に会った中学時代の友人が見に行くというのでついていった。


写真展なのだと聞いていたが、写真と映像の複合アート、精神の癒しの空間という印象。


コンテナを積み上げて造られた巨大な建物の中を入る。
建物の中をアルファベットのM字型に通路が続く。
まっすぐな通路の両側に畳一畳ぐらいの和紙のような紙にプリントされた写真が並ぶ。
その突き当たりに大きなスクリーンに映されたムービー映像を見る。
その斜め後ろに別のスクリーンに別のムービー映像が。
そのまた斜め後ろにまたまた別のムービー映像が流されている。
そしてそのスクリーンの後ろに写真を両側に並べた通路が伸び、出口へ到達する。

僕の連れはプリントを示しながら、
「これは描いたものじゃなくてすべて写真なんだ」
「像や豹がこんなにおとなしく人間と移っているなんてすごい」
クジラと泳ぐ人のプリントの前では、
「こんな感じの絵が描きたい」
などの感想や解説を自分の近況をかなり交えながら、
一人で延々しゃべる。
僕はウンウンと相づちを打ちながらゆっくり歩いて作品を見てまわった。


どの写真が好きだったか、どれがよかったかとか、何人かに聞かれた。

僕は特に印象に残った写真はなかったし、ムービー映像も環境ビデオを見ているみたいでそれぞれについて強い印象はあまり無かった。
そんな感じだった。

でもあのコンテナを積み上げた建物の中にあるすべての写真と映像をトータルで思い返すとそこ静かな心地よさが見出せると思った。

写真を一枚一枚一生懸命見なくたっていい、流すようにして見る。
そして流すようにムービー映像を見て出てくればいい、そんな空間。
そんな空間に浸り、楽しむ。


これから行く人には、ある程度空いているときを見計らって
2、3時間かけてゆっくりできる時間に
ゆったり見るのが、オススメ、です。

2007-06-08

幕下なんかも結構面白い。

あまり放送されないし情報がほとんどないのでどんな力士がいるのかも分かりにくい。
だから十両以下の力士の取り組みなど、つまらない感じもする。
でも、ひとりふたり気にして見ていると幕下とか三段目などの取り組みも結構面白いものだ。

ちなみに、我々がよくテレビや新聞などでおなじみの白鵬や高見盛がいるランクが幕内。
その下が十両。
そして幕下、三段目、序二段、序の口とランク付けがある。
毎場所各ランクで優勝力士が生まれる。
メジャーリーグであれば、メジャー、3A、2A、1Aとランクがあるのと同じ。


先般の五月場所前にたまたまテレビで、元若島津の松ヶ根親方と結婚して松ヶ根部屋のおかみさんとなり頑張っている高田みずえのおかみさんぶりの放送を見た。
そこで松ヶ根部屋の松谷(五月場所は東幕下26枚目、6勝1敗)や若力堂(五月場所は三段目西46枚目、3勝4敗)の先々場所(三月場所)の動向に一喜一憂のおかみさんの様子が放送された。

その三月場所で、松谷は八角部屋の保志光(三月場所東幕下17枚目)と幕下優勝争いをした。
松谷は三段目から幕下に上がったばかりだった。初土俵から丸1年目である。


お互い6勝して勝った方が幕下優勝という取り組みで松谷は保志光に破れてしまい、保志光が優勝した。
で、保志光はその次の場所、つまり五月場所は西幕下筆頭となり、4勝3敗と勝ち越した。
1クラス上の十両戦もありテレビや新聞にも小さく名前が出るまでになった。

一方の松谷は先にも書いたが先々場所は幕下に上がったばかり。
それで幕下の優勝争いをするのだからこれからに大いに期待が持てると言うもの。
6勝1敗はたいしたものだ。
次の五月場所は東幕下26枚目だった。
保志光のように格上の十両との対戦も無く、新聞に名前も出ない。
まだまだ埋もれた存在だ。

でも、またまた6勝1敗と好成績だった。
ちょうど里山や鶴竜に似た、小柄だが気の強いきびきびした相撲をとる力士だ。
来場所はどこまで番付が上がるか。
ライバル保志光も勝ち越したので保志光よりは下位であろうが
将来いいところまで行きそうな雰囲気がある。
夏場所も好調でとても気になった。
ライバルの保志光とともにこれからさらに上にあがって暴れまくるであろう。


一方、若力堂は先場所も先々場所も負け越してしまった。
確か元大関朝潮みたいな体型の気の優しい力士。
身体も大きいし、一見松谷なんかよりも上位に見えてしまう。
その気の優しさが厳しさに変われば上がれるんじゃあないかな、と思ったりする。
今ひとつのところで勝ち越せないんだ。
それだけに、彼も、気になる。
番付で探すのが大変なんだけどね。

2007-06-07

自分で弁当を作ること

最近外食をほとんどしなくなった。
昼も、夜も。
昼でも、弁当だ。
コンビニやホカ弁ではない。
自分で作った弁当だ。

自分で作った弁当を食べる、ということに反応する人が多い。
エライね。
タイヘンだね。
スゴイね。
僕には奥さんも、恋人もいないから自分で作るしかない。
実際やってみると自分で弁当を作るなんて、意外と簡単なことだ。

まず、自分に作るからいろいろ気を使うことが無い。
例えば奥さんがダンナや子供に作る時、色合いや栄養バランスを気にするだろう。
何が好みかな、とか。
残さずに食べられるように心を配る。

自分に作る時、
気を使わなくていい。
好みなども考えなくていい。
色合いなども考えるに越したことは無いが、気にすることも無い。
乱暴な言い方かもしれないが、食べたいモノを詰めていけばいい。
僕は料理はうまくないし、テクニックも無いからね。

前日の晩のご飯とおかずを一口分残しておいて、朝弁当箱に詰めればいいだけである。
この方式だと、ほんの5、6分でできてしまう。
ほうれん草やブロッコリーなどの茹でたのとかも前の晩に作って冷蔵庫に入れておく。
冷ます手間も省ける。
朝忙しい時に大変でしょう、とか言われる。
作ったことの無い人ほどこう言う。
斯く言う僕も自分で作る前はそう思っていた。
弁当は簡単に詰められると分かれば大変でもなんでもない。

何よりも自分のウチで炊いたお米がおいしくてよい。
家で炊いたご飯は当然ながら馴染みある味だし、結構ホッとする。
仕事での緊張感がとれる。
作ってもらった弁当でなく、作った弁当だから余計に感じるのかもしれない、と思ったりしている。

こうして改めて考えると、やっぱり僕が最近自分で作ってお弁当を持っていく大きな理由はこの「ご飯のうまさにホッとする魅力」にハマってしまったからなんだろう。
お米を炊くのが得意だとかうまいだとか言うことではない。
ウチのご飯の味が楽しめるからだ。
馴染みの味にホッとするからだ。

スワローズにも明るい兆しが!

スワローズの調子が上がってきた。
今日も西武を相手に5−2で勝った。
石井が5勝目。
今期全く振るわなかった石川も昨日やっと1勝目をマークした。

今月は4勝1敗。
ここ10戦で6勝4敗。

セパ交流戦には毎年強いスワローズ。
今年は近年に無い絶不調で交流戦突入。
この交流戦を起爆剤になんとか浮上してほしいところ、と思っていた。
やはり今年も交流戦をきっかけに目覚めてくれるか!

気がつけば、打撃10傑を見ると昨日の段階で3人がスワローズだ。
首位が青木、4位にラミレス、6位に宮本。
おかげで現在、交流戦では12球団中6位だ。

後は投手陣の調子が上がれば後半の巻き返しにも期待が持てると言うもの。
石川がこのまま勝星を増やして復活してくれればこんなに心強いことは無い。
なんといってもスワローズ浮上の鍵を握るのは投手陣だから。
巨人にいたシコースキー投手も背番号34で6月上旬に来日するみたいだしね。
まだまだスワローズも分からないよ!
パリーグでは日ハムが今日も勝って13連勝で急浮上してきた。
ここまでとは言わないが、じわりじわりと勝率を上げて台風の目となって盛り上げてほしい。

と、景気のいい話をしてみてもまだ借金が12もある。
前途は厳しい。

それにしても、やっぱり古田は試合に出ないのかあ⤵
このまま引退は寂しすぎるぞい!

2007-06-06

東京の動脈三兄弟

新聞によると来年の6月に池袋ー渋谷間に東京メトロの副都心線が開通するのだそうだ。
この副都心線は、東武東上線和光市ー池袋間の有楽町線区間と結ばれることになるのだ。

この副都心線は、JR山手線の内側を走る明治通りの地下に造られている。
そういえばここ何年この区間は工事が続いていた。

この新聞の記事はこの副都心線の新駅公開に伴ってのものだ。

池袋ー渋谷間は山手線で品川ー上野間と並んで乗車率の高い区間だからこの副都心線が開通したら朝のラッシュの時間帯の山手線の混雑具合はどどれほど改善されるのだろう。
池袋駅で東武東上線⇄JRの乗り換え客がいなくなる分、池袋駅も少し混雑緩和になるのだな。
池袋はウチの近所で時々行くのだが、そういう意味ではちょっとうれしい。
東京(特に都心)は無駄な混雑が多すぎる。

東京の無駄な混雑を緩和すると言えば、この副都心線の外側を沿うように山手通りの地下に池袋ー目黒区大橋を結ぶ高速道路が建設中だ。
中央環状線である。
これができると東名高速から東北道に向かう車が都心を経由することがなくなるので、毎日の首都好感情部分の大渋滞が緩和される。

さらにその大外では東名ー中央ー関越ー東北道ー常磐道を結ぶ外環道路の東名ー関越間も整備が見込まれている。
反対や立ち退き問題があってなかなか進展されていないようだが、早く解決して開通してほしいと僕は思う。

郊外の静かな環境が破壊されると反対する地元の人々の気持ちも分かるが、都心の渋滞で被る排気ガスなどの公害や不効率を考えると渋滞の無い交通システムの構築はさけて通れないと思う。

なんだかこうしてみると川の字に平行して走るこの三本の線路、道路は東京の交通にとって結構大きな影響を持つラインなんだなあと思う。
無駄な公共事業が多い中、この三本は決して無駄な事業じゃないと思う。