2013-04-04

雑文集と1Q84

村上春樹の「雑文集」という単行本を先日購入。
「作家としてデビューしてから30年余り、あれこれの目的、あちこちの場所のために書いてきて、これまで単行本として発表されなかった文章がここに集められています」

こんな序文から始まる、村上春樹 雑文集、だ。

村上春樹の文章は、というか、小説、は、時々思い出したかの様に手にして読む。透き通るような、森を歩いていて清流にを見つけてそれに手をつけてみたときのような、そんな文章の印象を何時も受ける。
知的な透明感のある文章。

発表されている小説やエッセイは大方読んでいるつもりだが、「1Q84」だけはまだ読んでいない。
僕は天の邪鬼のような性格を持っていて人が持て囃しているようなものに対し、一歩引いてしまうようなところがある。
例えばパソコンだってWindowsが全盛だというのに当時かなりマイナーだったMacintoshを使って悦に入っていた。
そのMacを作っているAppleが出していて親和性があるから便利なのにも関わらず、スマートフォンは爆発的に人気のiPhoneを使っていない。(DOCOMOが出したら使っていたかもしれないのですが

「1Q84」は、そんなわけでほとぼりが覚めるまでしばらくお預け、というわけなのである。人気の長編小説を読まずにとってあるという得も知れぬワクワク感を抱きつつ、ね。