2008-04-07

野茂、メジャー昇格!

昨日、昼飯の時に朝刊のスポーツ欄に「野茂 メジャー昇格」とあり、小躍りした。

いろいろなところの情報を総合すると、3日に投球を再開。
フリー打撃にも登板したようだ。
ウォーミングアップで29球、バッター相手に15球投げたとのこと。
で、ドクターから問題なしとの判断が下り、ゴーサインが出た。

ロイヤルズのチーム事情として、開幕から4試合出場停止だった正捕手のミゲル・オリヴォが復帰。
それに伴って捕手3人の内1人をマイナーに降格。
メジャーリーグでは1チームあたりの登録選手は40人まで。
その内、25人がベンチ入りできる。
ロイヤルズは開幕4試合に於いて24人しかベンチ入りしていなかった。

ロイヤルズはミゲル・オリヴォの復帰に伴い、空いていた最後の枠に野茂を入れた。

開幕4試合はピッチャーが足りなかったので、先発5番手のブレット・トムコをブルペンに回した。
そして新たな空気を欲するようにもうひとりのピッチャーが欲しくなったんだ

というようなことをトレイ・ヒルマン監督は言っている。

ポジションとしてはロングリリーフとなるようだ。
野茂のフォークボールと、奪三振力に大きな期待をかけているようだ。

ベンチ入り枠を野茂のためにとっておいてくれていたみたいな様にも見える。
物事は前向きに見るべきだ。
野茂もその期待に応えるべく、燃えているのではないか。

バッターを抑えて、イニングをゼロにすることには中継ぎも先発も変わりはない

との発言もある。

2005年7月15日以来の登板は、いつになるのだろう。
楽しみですね。

2008-04-04

野茂はルーキーリーグへ。

怪我の続く野茂英雄は、右足付け根の治療に専念するためにアリゾナ州サプライズにいるようだ。

29日付で、3Aオマハ・ロイヤルズに所属しリハビリという報道があった。
しかし今日の共同通信のネット配信によると、

ロイヤルズは3日、マイナー契約している野茂英雄投手(39)の所属を傘下のルーキーリーグ、アイダホにすると発表した。

アイダホ、ということはルーキーリーグのサプライズ・ロイヤルズ(SURPRISE ROYALS)でなくアイダホフォールズ・チャカーズ(IDAHO FALLS CHUKARS)か。

サプライズ(SURPRISE)には治療施設があるのだということだ。
治療が終わり次第アイダホフォールズ・チャカーズに所属し、調整しながら上に上げていくのだろう。

トレイ・ヒルマン監督の発言では、怪我が回復し目処がつけばメジャーで中継ぎで起用したい気持ちが強いようだ。
「三振がとれる」ところが大きいようだ。
ヒルマン監督の印象はいいようで、まずはホッとしている。

なかなか表舞台に出て活躍ができないので、応援する身として焦れて仕方ない。
けれど、ここは我慢、我慢。

燕打線、三浦大輔を攻略

4月3日(木) 
スワローズ6−3ベイスターズ@横浜球場

昨日は先発ピッチャーの石川雅規が頑張った。
もう去年のスランプのことは忘れていいようだ。
ベイスターズのエース、三浦大輔との投げあいに勝った。

昨日の試合は石川がどうベイスターズ打線を抑えるか、というより、打線が三浦大輔をどう攻略するのか、が、大きな課題だったと思う。
三浦大輔は、先発完投型のピッチャーだし、完封能力もある。
彼の状態次第では100球弱で完封されることも覚悟しなければならないピッチャーだ。

3回までは両者とも0点のままの4回裏、ベイスターズは村田が2塁打を打つ。
続く佐伯が初球を意表意表を突くセーフティーバントで、ノーアウト1、3塁。
次の吉村に三遊間を破られて1点を先制される。
なおもノーアウト1、2塁の嫌な展開だったが7、8、9の下位打線だったこともありこの1点に抑えられた。
この時点での大量得点は致命傷となったであろうから、石川はよく踏ん張った。
そして対する三浦大輔は気合いが入っていてなかなか進塁は厳しい状況だった。

だが、5回表のスワローズの攻撃で、宮本が三振し2打席目に入った飯原誉士が初球をホームラン。
1号ソロを放ちあっけなく同点となる。
TVKで解説していた前監督の牛島は、「三浦の唯一の失投を見逃さなかった」
三浦は続く8番福川と9番石川を連続三振に打ち取る。
ホームランの飯原を除くと、下位打線とはいえこの下位は3三振。
三浦のピッチングを見ていると、4回裏に盗られた1点がちょっと重かったので、飯原はいいところで打ってくれた。
チームの勢いが出たのだろうと思う。

7回表に試合は動いた。
ファーボールで先頭打者のガイエルが1塁に。
続く宮本が送りバントを仕掛けるが、三浦がマウンドを駆け下りて2塁に送球、ガイエルがアウトとなり1塁は宮本に入れ替わる。
1塁ランナーが宮本に入れ替わる、これが試合の流れを変えてゆく。
続く飯原が4ボールを選び出塁して1アウト1、2塁となる。
意外と(と言ったら彼には失礼だろう、去年も要所で打っていたから)打線のキーマンになっているキャッチャーの福川が打席に入る。
その初球で、今年のスワローズの十八番の足を活かす攻撃に出る。
ダブルスティールだ。
スワローズのホームページで飯原曰く、

(ダブルスチールは)サインではないです。宮本さんが行ったのでついて行きました。スタートが遅れたけどついて行けてよかったです。行けたら行けとはいつも言われているので、行こうと思っている。

その宮本は

(ダブルスチールは)初球だけ狙っていった。おっちゃんやからノーマークかと思って(笑)。(飯原選手と)合図とかはなかったけど、一塁ランナーは先のランナーは見ているはずだから。自分たちもピッチャーに(気をつけろと)言うんですが、この場面ではそういう声が(相手に)なかったんで、打者に集中するんだなと。

高田監督は

ウチらしい攻撃ができた。(ダブルスチールは)行けるときはいつでも行けと言っているから。効いたね。

そして福川は三浦大輔の5球目をレフト前にはじき返し宮本と飯原がホームを踏む。
三浦大輔が4ボールを2つ出したこと。
彼のようなピッチャーが崩れるのはこうしたところからということが多い。
そして最初のランナーのガイエルが宮本に入れ替わったことがダブルスティールに繋がってゆく。
さらに言えば、二人目のランナーが足の速い飯原だったことでこの回の2点目が入った。
飯原のホームインはやや際どかったから。

キャッチャーの福川はこの回を振り返って

ダブルスチールで)ゲッツーがなくなって気持ちが楽になりました。何としても1点は返したいという気持ちでした。宮本さんはあういうのがうまい。野球を知ってますね。

7回を終わったところで1−3でスワローズが勝ち越す。

そして8回表、田中浩康がヒットで出塁すると、ガイエルが2ランホームランを放ち、スワローズの得点は5点となる。
スワローズのホームページによるとアーロン・ガイエルは

横浜は打線がいいチーム。(8回裏に2点差に迫られ)あういうこともあるだろうし、リードを4点にしたのは横浜にとってもダメージだっただろう。打ててよかったね。ホームランは狙っているわけじゃない。でもいいスイングができてるし、その延長。調子もいいしホームランも出だしてうれしいね。


次の9回表に石川から替わった吉川がベイスターズの村田に2ランを浴びて3−5とされる。
が、ベイスターズの攻撃はここまで。
9回表に飯原がヒットを打ち、この日2個目の盗塁。
続く福川の送りバントで3塁に進塁。
さらに不振のリグスに替わってファーストに入っていた3年目の武内晋一がセカンド強襲のヒットを打ちさらに1点追加、だめ押しの6点目が入る。

8回裏と9回裏は押本ー林と繋いで逃げ切り勝ち、となった。


7回のダブルスチールがこの試合を決めたと言っていいと思う。
1番の印象深い攻撃だったから。
しかし、ピッチャーの石川雅規は

4回が)あの回1点だったのがデカかった。すぐに点を取ってくれて大きかったです。相手も三浦さんだし、きん差(の勝負)になると思っていたし、先にマウンドを降りない気持ちで投げました。我慢しているとチームも逆転してくれるから。

と語っている。
やはり三浦大輔との投げ合いでは1点の重みがとても大きいということなのだ。

高田監督はこの試合を振り返って次のように述べている

ウチらしい攻撃ができた。(ダブルスチールは)行けるときはいつでも行けと言っているから。効いたね。今日は(ベイスターズ先発)三浦がすごくよかった。たまに力があって、差し込まれてフライが多かった。そうそう打てない中でピッチャーが頑張ってくれた。(ここまでチーム13盗塁はリーグトップで)そのうちパタッと止まるよ。でも足は止まらんか(笑)。パワーでは圧倒できないし、うちは積極的にいかないと。足を絡めて塁を進めて1点を取る野球です。そういうのが出ないとね。石川は彼の持ち味、粘り強くいってくれた



スワローズはこれで5勝1敗で、ドラゴンズと並んで同率1位となった。
今日からそのドラゴンズとの3連戦が始まる。

去年一番苦戦したドラゴンズをどう攻略するのか、とても楽しみだ。

去年は中村紀洋や井端弘和にいいところで打たれて悔しい思いをしてきた。
この二人を要所でいかに押さえ込むかが、ポイントになるだろうと思う。

ローテーションから行くと今日の先発は朝倉健太か。
彼にも去年は抑えられているのだよね。

老獪な落合野球を高田繁監督はいかに料理していくのだろう。
今日の勝ち負けは2戦目3戦目を左右する。
頑張れスワローズ!

2008-04-02

開幕戦3連勝を振り返る。

更新ができず、遅ればせながらだが…
スワローズは周知の通り開幕戦をめでたく3連勝!

このことに触れずに次のベイスターズ戦を語ることはできないので、書かせて戴く。


ジャイアンツに去年のエースと主砲を盗られたことで、遺恨試合だとか言われた。
やはりスワローズの選手たちもかなり意識していた。
そしてそれが試合の随所ににじみ出ていて興味深い3連戦であった。

僕はジャイアンツのエースは上原以外に考えられない。
その上原を、先発に復帰させた上原を開幕投手に持ってこなかったジャイアンツはスワローズを甘く見ていたのだろうと思う。
スワローズ戦のあとのドラゴンズ戦の方に重きを置いていたんだろう。

天罰は下ってスワローズに3連敗という具合になってしまった。
さらに一日置いたドラゴンズ戦初戦に先発した上原は最終回に中村紀洋に打たれて負け投手になってしまった。
ここまでくると気の毒としか言いようがない。


さて、スワローズである。
2戦目、3戦目の戦いのあとでの選手たちのコメントをスワローズのホームページから拾って読んでみた。
すると、いかにジャイアンツをやっつける気持ちが強かったか、チームの気持ちが一つになっていたかがよくわかる。
試合の内容を振り返るよりコメントを読んだ方がこの3連戦の雰囲気がよくわかる。
そしてこういう3連戦の振り返り方も面白いんじゃないかと思うのだ。


3月29日(土)
ジャイアンツ3−6スワローズ@神宮球場

この日のジャイアンツの先発ピッチャーは去年のエースピッチャー、セス・グライシンガーだった。
スワローズファンとしては、とうとう出てきたか!と…

勝ち越し打を含む3打点をたたき出したアーロン・ガイエルは、

昨日、今日といい試合をファンに見せられてよかった。(開幕2連勝で)チームカラーが変わったがグラウンドを走り回って今シーズン頑張りたいと思います。明日も勝つという強い気持ちを持って頑張ります!


(グライシンガー投手は)試合が始まる前は友達だけど、試合では相手のチームのピッチャーなのでいかに集中して打席に入るかというのを心がけている。自分よりもファンのみんなの方が意識してるんじゃないかな(笑)。(勝ち越しタイムリーは)犠牲フライという気持ちで打席に入って、野手の間を抜けてくれたよ。キャンプからベースランニングもみんな意識してやってるから、自分もやらなきゃという気持ちが強い。監督が望んでいる野球だし、自分も気に入ってるよ

2安打2打点の宮本慎也は

敵はいいピッチャー、去年いたいいピッチャーだし、早い回で3点取られて1点でもと思って打席へ入りました。(神宮球場が新しくなって2連勝と好相性)若い子たちが走り回って、合っているんじゃないですか(笑)。(開幕2連勝で)『因縁の対決』とか言われてましたけど、こっちもそうとう意識しました。明日も(勝利を)獲りたい。とにかく明日、勝ちます!


フェンスに激突しながらもファールフライをキャッチしファイトを見せたキャッチャー福川将和

(昨年バッテリーを組んだグライシンガー投手からタイムリー三塁打で)うれしかった! (三塁へ行くとき)足が絡まった(笑)。1打席目(一死三塁)で外野フライを打てなかったけど、いつも受けてた球で、いつも見ていた球筋だと気持ちに余裕が出来て、体が反応してくれた。すべてのボールが一級品だし、絶対負けないと言う気持ちだけでいった。(6回表のファールフライを好捕し)全力でやっているから当たり前。今年のヤクルトは、みんながみんなそういうプレーをするから。(開幕3連勝に)もう一つ! 絶対勝つ気でいきたい

2戦目で今季初安打を含む2安打の青木宣親は、

チームに勢いを感じます。去年は守備から崩れることがあったけど、投手陣もしっかりしているし、常に追いつけそうという雰囲気がありました。自分はミスが出たり打てなかったけど、ほかの選手がカバーしてくれました。(こういう戦いは)強いチームの典型だと思います



3月20日(日)
ジャイアンツ2−10スワローズ@神宮球場
4安打の青木宣親は

やっとチームに貢献したという感じ。(内野安打2本は)あれもボクの持ち味だし、先制点はいい感じで打てました。3番は打点を挙げるのが役割だから、それを果たせてよかった。受けて立ってるジャイアンツに対してすごくチャンスだと思った。負けてもジャイアンツだからと積極的に行けました。誰かがエラーしても、誰かがカバーする野球ができている。若い人が多くて、今年はのびのびやれてます

飯原誉士は、

宮本さんが返してくれると思ってたんですけど、満塁で回ってきて1アウト。初球から思い切り行こうと思ってたけど、2-3になって。ピッチャーもボールを投げられないし、真っ直ぐ1本を狙ってました。3タテという目標に貢献できてうれしいです。キャンプ始まる前に宮本さんが言ってた3連勝で、でもこれは1つ目の目標なので、まだこれから頑張っていきたいです


みんなが繋いでボクのところに回ってきたので、絶対に打ってやると思ってました。フクさんも言ってましたが、宮本キャプテンがキャンプからジャイアンツ3連勝を言ってたので達成できてよかったです。また見に来てください(笑)。雨の中、ありがとうございました

1号満塁ホームランを打ったキャッチャーの福川将和は、

ファールかなと思ったけど、ボールが残ってくれてよかったです。ホームランは狙ってないけど、ジャイアンツ相手だと何点あってもいい。ヒットで繋ごうと思ったらホームランでした。キャンプから宮本キャプテンが開幕からジャイアンツ相手に3連勝しようと言ってたので、果たせて大変うれしく思います!! ピッチャーがしっかり投げてくれての3連勝です。ピッチャーを誉めてあげてください


まぐれですよ! 昨日、今日と先発に勝ちをつけてあげられず悔いが残るけど、ルーキーの加藤よりはジャイアンツ打線のことを知ってるので、思い切って投げて来いと言いました。よく投げてくれた。ジャイアンツは意識してないかもしれないけど、こっちはラミレスとグライシンガーをとられて、異常なくらい意識している。まだ140試合以上残っているけど、最高の気分

宮本慎也は、

(3連勝は)目指していたからうれしいです。でも3連勝したからと言って、巨人より強いわけじゃない。これを忘れず、次も一つになって頑張りたい。強いのはシーズン終わってからの順位だけです。若いから隙があるけど、若さの勢いも大事。それを消さないように、これを続ければ自力がつく


最後に高田繁監督の言葉で締めくくろう。

(4番ラミレス選手とエースのグライシンガー投手が巨人に移籍して)いい方に出たね。もちろん、期するものもあったでしょう。選手それぞれ出す、出さないがあるとしても。(プロ初先発の)加藤もジャイアンツ相手によく投げてくれた。あの打線相手に立派。(打線は)いいところでヒットが出たね。1本しか打ってない選手もいいところで出た。福川の満塁弾は2、3点じゃ(勝負は)わからなかったし、花田や林昌勇を休ませられたのはよかった。そういう意味での貴重なホームランだった。中継ぎもランナーを出しながら粘り強く投げてくれた。押本もね。(プロ初勝利の佐藤投手について)大事なところで抑えてくれた。初勝利はうれしいね! (巨人相手の開幕3連勝は)戦力だけで決まるものではない。シーズンはそう簡単なものじゃない。あの打線だしね。3連勝したからといって、その後エアポケットに入ったように調子を落とすこともある。明日休みで、また切り替えてやっていきたい

2008-03-29

スワローズ開幕快勝!

ジャイアンツ2−6スワローズ@神宮球場

とうとうセントラルリーグも開幕した。
スワローズの初戦はみごとだった。


ジャイアンツの先発、高橋尚成を予想通りの展開で攻略して最高の勝ち方だった。
ファイターズから移籍の川島慶三や田中浩康を中心にヒットや走塁でジャイアンツのピッチャーや守備陣を翻弄し、乱れを誘った。
攻撃陣に関しては、全体の感じではそんなに去年とは変わらない感触だ。


スワローズの先発、石川雅規は彼らしい落ち着いたピッチングで、去年のようなことはなく完全復活だった。

韓国から移籍の林昌勇がとても良かった。
サイドからの鋭く切れのあるボールは予想以上に有効で、これからの中継ぎ陣に大きく貢献できると思った。

これまた復活の五十嵐亮太。
手元で伸びる高めのストレートが威力を発揮していたが、ちょっと制球に難があるのは相変わらずだった。
ここが克服できれば安心してみていられるんだけどな。
彼に関してはその日によって好不調の波がありそうで、もうちょっと安定感が欲しいと率直に思う。

初戦の勝ち方は二日目にもつながるいい勝ち方だった。
とにかくこの流れを断ち切ることなく、3連勝でジャイアンツにあれっと思わせることは肝要だ。
他のチームをあれっと思わせることにも通じるからだ。
なにせBクラスや最下位予想が多いから。
結構今年のスワローズは侮れないかもしれんと思わないとね。

でも、予想以上に士気が高く安定感もあるなと思った。
鍵を握るのは、去年と同じくピッチャー陣なのだろう。

2008-03-28

今日開幕、スワローズージャイアンツ

とうとうセ・リーグも開幕。

一足早く開幕したパ・リーグは早くもファイターズのダルビッシュやライオンズの涌井、バファローズの金子、イーグルスの田中など、
主力の若いエースの活躍で盛り上がっている。

僕の贔屓のスワローズも大胆に若い選手が多くなり(大胆にも主力やベテランがいなくなったりもしたけれど)、
とてもフレッシュな感じでとても楽しみだ。
その反面、未知数の部分も多くてわくわくドキドキだ。

開幕投手は、ジャイアンツは高橋尚成。
スワローズは石川雅規。

ジャイアンツの先発は、僕としてはだが一番嫌だったのは上原、次はグライシンガーだった。
だから高橋尚成が先発でちょっとホッとしている。
確かに高橋尚成には去年はちょっと分が悪かったが、試合展開では高橋尚成は崩しやすいピッチャーだと思う。
去年とは違うスワローズがどこまで彼を引っ掻き回すかで、勝ち負けが決まるのではないか。

石川雅規に関しては、去年の不調はもう忘れてもいいのではないか。
去年は終盤までスランプに苦しみわずか4勝しかできず、最下位の元凶のひとりであった。
ルーキーから5年間連続で10勝以上を続けた人間とは思えない、苦しい一年を乗り越えた彼はきっとひと皮剥けていると思う。
それだけに今日のピッチングは本当に楽しみだ。

そして何よりも、高田繁の監督采配も楽しみだ。
去年のエースと主砲を盗ったジャイアンツには負けられんとチームの士気を高め、周りを盛り上げ、どう挑んでいくのだろう。

久しぶりにワクワクする開幕戦。
あと6時間あまりでスタートだ。

2008-03-25

朝青龍の2敗、そして優勝。

久しぶりのブログです。


日曜は大相撲春場所の千秋楽で、朝青龍が白鵬を破って22度目の優勝を飾って幕を閉じた。

両横綱は千秋楽をともに12勝2敗の相星決戦となり、朝青龍が小手投げで白鵬を土俵の外に放り投げた。
今場所の朝青龍は先場所と比べ身体が一回り大きくなったように見えた。
相当鍛錬したのではないか。


連勝を重ね、13日目に関脇の琴奬菊に寄り切られる。
続く14日目に琴光喜に上手出し投げを食らって敗れる。


琴奬菊にはサッと中に入られてそのままががぶりよることを許してしまった。
珍しく土俵際でエビ反る様な格好で抵抗を試みるが、時既に遅し、という感じであった。

「仕切り中に顔を拭く際に、いつもは両手で拭くのに片手で拭いていたのでなんか変だなと思っていたら負けてしまった。」
とは、朝青龍のマネージャーのコメント。
やはり通常とは何かが違っていたのだろう。


琴光喜には、腰がいつもより高い様な感じで上手を取られ、あれっという間に腰が落ちて土俵に膝がついてしまった。


13日目と14日目は、微妙な違和感が仕切りや取り口に出ていたようですね。


それを見事な集中力で修正して、肝心な白鵬戦で見事に左腕で白鵬の腕をガッチリとらえて見事なぐらい気持ちよく投げ飛ばしてしまった。
いろいろなしがらみを吹っ切る〝快勝〟で千秋楽を締めくくったと思う。

ああ、朝青龍らしくて、いいなあ!

2008-01-22

魁皇が豪栄道を下した相撲

昨日の大相撲の魁皇ー豪栄道戦はちょっと面白かった。
面白いという言い方は適当でないかもしれない。
興味深かったと言った方が良いか。


豪栄道は新入幕の9月場所で11日目まで10勝1敗と大活躍をし、優勝争いの一角にいた。
そのため、新入幕には異例の上位対戦が組まれて鮮烈な印象を残した新進気鋭の注目力士だ。
ちなみに新入幕のときの成績は以下の通り。

平成19年9月場所 豪栄道(西前頭14枚目)11勝4敗
初日 ○ 寄り切り 白露山
2日目 ● 押し出し 栃煌山
3日目 ○ 寄り切り 垣添
4日目 ○ 引き落とし 玉春日
5日目 ○ 上手出し投げ 春日錦
6日目 ○ 寄り切り 北桜
7日目 ○ 寄り切り 龍皇
中日 ○ 寄り切り 普天王
9日目 ○ 外掛け 旭天鵬
10日目 ○ 寄り切り 春日王
11日目 ○ 押し出し 豪風
12日目 ● 送り吊り落とし 安馬(西小結)11戦8勝3敗/豪栄道10勝1敗で対戦
13日目 ● 送り出し 千代大海(東大関)12戦8勝4敗/豪栄道10勝2敗で対戦
14日目 ● とったり 白鵬(東横綱)13戦11勝2敗/豪栄道10勝3敗で対戦
千秋楽 ○ 押し出し 嘉風

すごかったですねえ。
新入幕で怖いモノなし、という強気な相撲がとても頼もしかった。
西小結の安馬と当たるまで10勝1敗だったのだから。
10日目までは白鵬と並んで10戦9勝1敗。
11日目には白鵬が豊ノ島に押し出しで敗れて11戦9勝2敗、豪栄道は豪風に勝って10勝1敗と、一時は横綱をもリードしていた。
で、新入幕では異例の上位対戦が実現したというわけだ。



豪栄道は去年の9月場所で十両から上がって新入幕、西前頭14枚目で11勝4敗。
続く11月場所では西前頭6枚目に上がり、8勝7敗という成績を残している。

さて、今場所は前頭3枚目まで上がった。
初日から上位挑戦が続いていて、9日目にして未だ勝ち星は2つしかない。
そのうちの1勝は利き腕の負傷が芳しくなく途中休場した千代大海戦の不戦勝も含まれる。
であるから、実質的に勝ったのは3日目の琴光喜戦の1勝のみだ。

昨日(9日目)までの勝敗は以下の通り。

初日 ●  押し倒し 安美錦(東関脇)
2日目 ● 寄り切り 安馬(西関脇)
3日目 ○ 寄り切り 琴光喜(西大関)
4日目 ● 寄り切り 朝青龍(西横綱)
5日目 ● 上手投げ 白鵬(東横綱)
6日目 ● 引き落とし 琴欧洲(西大関)
7日目 ● 寄り切り 稀勢の里(東前頭筆頭)
中日    □ 不戦 千代大海(東大関)
そして、
9日目 ● 寄り切り 魁皇(東大関)

初日から上位陣総なめで当たり、これでもかと言うぐらい負け続けている。
やはり上位陣との力の差はまだまだ大きい。
なんだか気の毒になる位負けが込んでいる。


その豪栄道にとって昨日の魁皇戦はその実力差をまざまざと見せつけられた一戦だった。

立ち会いから、まずは魁皇が豪栄道の左顔面を張りながら土俵際までグググっと押し込む。
豪栄道は土俵際でこらえるが、魁皇は豪栄道の左肘を抱え込んで身を引くようにして小手投げを打ちかける。
両者はやや中央に戻るが、魁皇はその左腕を抱えたまま再び前にゆっくりと踏み出し、
相手に左肘に意識を持たせて、その隙に上手を取りにいく。
そのままあっさり寄り切って、魁皇は豪栄道を下した。

「相撲は頭を使ってこうして勝つんだよ、豪栄道君」というような、お手本のような相撲だった。
最初から最後まで、魁皇が、いわば作った試合だった。

魁皇も毎場所引退がささやかれたりしているけれど、さすが大関の貫禄だなあと感心してしまった。

朝青龍と安馬の対戦が面白かった9日目だったが、魁皇が若手力士に見せたこの相撲が妙に印象に残ったので書き留めた。

2008-01-15

朝青龍の惨めな負けは薬になるか?

大相撲も三日目が終わった。

注目の朝青龍は2勝1敗。
今日は時天空を速攻で捕まえて寄り切って勝った。

二日目、朝青龍は稀勢の里に送り倒されて豪快に土俵下に投げ出されてしまった。
稀勢の里に背中に回られ、送り出されて土俵を割る。
あげく、背中をどんと押されたものだからつんのめるように頭から、それこそ惨めな格好で土俵から転げ落ちてしまった。
朝青龍の行状を快く思っていなかった人々にとっては胸の空くような稀勢の里の勝ちっぷり、朝青龍の負けっぷりであった。

反面、朝青龍にとっていい負けだったのではないか。
初日の豪快な勝ち方である意味天狗になりかけていた彼は、らしからぬ惨めな負けで自分の相撲のコンディションについて気付くところがあったのではないだろうか。
昨年の名古屋場所で初日の負けのあと、人が変わったように残りの14日間の相撲を慎重居士になって丁寧に取り続けて横綱になったばかりの白鵬から優勝をかっさらった横綱である。
この、惨めな負けをただやり過ごすような朝青龍ではないだろう。
それが証拠に今日の速攻相撲である。

とはいえ、不安材料もある。
三日目の相撲では、左足首にサポーターをはめていたのだ。
確か年末あたりに左足にはめていて、大丈夫なのかなあと思ったものだが、やはりあまり芳しくないのか。
「妙に足が地に着いていない」と、解説者が連日発言していたが、やはりこれの所為なのだろう。

朝青龍の存在のおかげで、とても緊張感のある場所となった。
力士たちの間にも、観戦している観客たちの間にも、報道する人々の間にも。
いい意味でも、悪い意味でも。

怪我で休場をしないでほしい。

そして、逆境をはねのけて優勝してほしいナ。

2008-01-09

朝青龍復帰へ、もうすぐ初場所。

大相撲初場所が13日日曜日から始まる。
朝青龍の2場所の謹慎が解け、久々の登場が待ち遠しい。

前二場所は白鵬の一人横綱であったがどうも肝心のところで負けてしまう。
ピリッとした緊張感に欠けた場所だった印象は否めなかった。
去年の白鵬は横綱を目指していた頃が一番良かった。
横綱になってからは今ひとつな感じがどうしても拭えない。
それが故に場所も盛り上がらなかった。
振り返れば、このブログでもとうとう前2場所コメントなしということに...。

IZAβ版によると、

(朝青龍の)スピードと相撲勘は、出場停止処分前とさほど変わらない。寄りによる3連勝。最後は本場所でも時折みせる渡し込みを繰り出した。引き技に屈して2番落としたとはいえ、気迫を前面に出していた。
「本場所と違って勝ち負けは関係ないが、いい相撲をとれた」。笑みがこぼれる。約5カ月ぶりに体を合わせた白鵬も「横綱に対して失礼ですが、思ったよりいい。けがやブランクの影響も感じさせないし、強かった」と分析する。
横綱対決だけでは終わらない。ぶつかりげいこでは休場中に幕内上位まで番付を上げてきた21歳の豪栄道に胸を出して力量を確認。若の里にぶつかった後は、初日で対戦の可能性がある出島にも胸を出し臨戦態勢を整えた。

とある。

横綱審議委員会によるけいこ総見では、白鵬と朝青龍の申し合いがあり、7番当たって朝青龍の5勝2敗だったとか。

白鵬と7番申し合いをしたところで朝青龍の方から「ごっつあんでした」と自ら稽古を打ち切った、とある。
つまりそれは「息があがっていた」からとの指摘がある。
また、「本場所で白鵬がこの借りを返すだろう」と解説者の舞の海は見ているとの記事。

朝青龍が日本に帰ってきた時の体つきは、普段と変わらないと意外に思ったものだ。
帰国後の稽古での体つきも、謹慎前と比べて小さくなっているとか筋肉が落ちているとか言うことも見受けられなかった。
むしろ、意外と変わっていないのに驚いたくらいだ。
モンゴルで身体を作ってきたことは容易に想像できる。
朝青龍の性格からして、初場所は俺が優勝して見返すのだと燃えているのは想像に難くない。
と、これは僕の勝手な推測だ。

野球で言えばイチローのように、相撲に関しては人一倍愛しプライドを持っている横綱だ。
だから僕はやっぱり一目を置く。
まじめに取り組んでいるから尊敬もできる。
それはあの鍛えられた身体を見れば分かることだ。

巡業を休んで問題になったときの前の名古屋場所でのこと。
初日に負けてそれ以来千秋楽まで、朝青龍らしからぬ慎重な(僕の印象では丁寧な)相撲を撮り続けて勝ち星を積み重ねて優勝した名古屋場所。
その慎重な、丁寧な取り口が朝青龍らしくなくてなんだか珍しく思えたし奇異に感じた。
何か調子が悪いのだろう、と思った。
肘が悪いのだという情報もあった。
それでもそれなりに勝ち星を重ねていく朝青龍に執念を感じたのは僕だけではないはずだ。
そして彼は、執念で優勝したのだ、25連勝や横綱昇進で勢いに乗っていた白鵬を破って。 

そんな朝青龍が帰ってきて、緊張感の戻ってきた土俵に、僕は大いに期待しているのだ。

2008-01-05

野茂はロイヤルズとマイナー契約

野茂英雄はカンザスシティー ロイヤルズとマイナーリーグ契約をした!

そうかそうか、そういうことだったのかあ1
この契約があったから、ベネズエラを妙にあっけなく去ったのだろう。

OFFICIAL WEB SITE OF HIDEO NOMOによると、
「とにかく怪我せず、頑張りたいです。」

〜以下編集部より〜
野茂英雄投手が、カンザスシティ・ロイヤルズとメジャーリーグキャンプへの招待付きでマイナーリーグ契約を結びました。既にベネズエラを離れ休養中の野茂選手ですが、2月14日にアリゾナで始まるスプリングトレーニングに備えていよいよ始動します。

とのこと。

メジャーリーグキャンプへの招待付きでマイナーリーグ契約、か。
キャンプインが待ち遠しいですね。

ロイヤルズと言えば日本ハムファイターズ前監督のトレイ・ヒルマンが監督として就任したチームではないですか!
メジャー昇格したらますます興味深い状況になりそうで、なんだか想像するだけで今年のロイヤルズが楽しみになってくる。
野茂英雄がメジャーに昇格した暁に、日本で錦を飾ったトレイ・ヒルマンと同じフィールドに立つことになるなんて、
思ってもみなかったな。

そして僕の中ではメジャーリーグのチームの中で一番縁遠かったロイヤルズを、今年は一番注目しそうになりそうなことは更なる驚きなのだ。
ヒルマンが監督をすることになったカンザスシティー・ロイヤルズ、ということで終わりそうだったこのチームはどうやら、
野茂英雄のおかげで大きく注目しそうな予感。
まあ、野茂がロイヤルズでメジャー昇格するかどうかにかかっているのだけれどね。

MAJOR.JP.によると、
日本人メジャーリーガーのパイオニア的存在である野茂英雄投手(39)が、自身の公式ウェブサイトでカンザスシティー・ロイヤルズとのマイナー契約を結んだと発表した。これを受け、ロイヤルズの地元紙カンザスシティー・スター(電子版)は3日、デイトン・ムーアGMが野茂に期待を寄せていることを伝えた。
今オフ、日本で5年間指揮を執ったトレイ・ヒルマン監督(前日本ハム)を招へいしたロイヤルズ。さらに薮田安彦投手(前ロッテ)を獲得したが、4年連続ア・リーグ中地区の最下位球団は若手が多く、選手層が薄いのは否めない。ムーアGMは数々の実績を残した野茂に「春季キャンプではチャンスを与えたい」と語り、メジャーでの復活を待っている様子だ。

ロイヤルズのGM、デイトン・ムーアの期待に応えられるといいのだが。

とにかく、頑張れ、野茂。

2008-01-01

野茂、カラカス・レオネスを離脱

あけましておめでとうございます。


年末は忙しくて、ブログを更新する気力がおこらずこうして新年を迎えてしまいました。
本年もよろしくお願い申し上げます。

さて、先月29日に書こう書こうと思っていたこの話から。

野茂英雄がレオネスを解雇されたというニュース。
現地情報では28日付。
カラカス・レオネスはベネズエラリーグのレギュラーシーズンを6位で終わった。
よってプレーオフに進出できなかったこともあり、ここでさようならと言うことのようだ。

31日のOFFICIAL WEB SITE OF HIDEO NOMOによると、
野茂選手が10月からプレーしていたレオネスを離れた事をお伝えします。体調不良によって先発の機会を一つ逃してしまったのは確かですが、当初より野茂選手が登板するのはレギュラーシーズンまでとなっていました。今後は、スプリングトレーニングとその先の長いシーズンに備え、休養と自主トレに入ります。


結局1勝もできなかったし、健康上の理由で登板の機会が少なかったりであった。
でも、身体も絞れたようだし、メジャー復帰へのステップとしてはカラカスに行ったことは良かったのではないでしょうか。

奇しくも野茂の負傷リタイアと自分の会社リタイアの時期が同じ頃なので、
野茂に負けないよう自分の就職についても頑張らなくてはと思ったりする。
野茂が活動を再開した頃に僕も前の仕事のつながりでアルバイトをし始めたりと、自分の動向と妙に重なるところがあり、
勝手な思い込みで励みにさせてもらっている。

頑張れ、野茂!